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9999-01-01

未整理

このブログのあるきかた

stair-room.jpg fullmoon-table1.jpg このページの右側にある 「カテゴリー」 のなかから選択するのがおすすめです. 興味のあるカテゴリーをいくつか,ためしてください. 各カテゴリーの先頭には説明やナビゲーション情報をつけてあります. もし全体をみたいときは,「カテゴリー」 の下にある 「アーカイブ」 や,その下にある月ごとのページをクリックしてみてください.

KA-1b.jpg なお,このページはページの先頭に表示されるように,意図的に投稿日時を 9999-01-01 00:00:00 としてあります (実際の投稿日時は 2007-11-04 12:05 です).

おもくなるのをさけるため,個別ページをつくる際にはアーカイブ・ページに写真がはいらないようにしていますが,いくつかの個別ページにある写真をここに引用しておきます.

2008-10-12

科学・技術・自然

ながいきしないともらえない (?!) ノーベル賞

現役でノーベル化学賞をもらった島津製作所の田中さんをのぞけば,ノーベル賞受賞者はほとんど高齢になってから受賞している. 今回の日本人受賞者のなかでも,物理学賞を受賞した 南部 陽一郎 氏と 下村 脩 氏は 80 代である. もし,もらうまえに死んでしまったら,もらわずにおわっていただろう. ノーベル賞はそもそもかんたんにもらえるものではないが,さらに,ながいきしなければもらえないということか?

つづく…

2008-10-11

書評, 未来の予測と創造

これは未来を予言する宗教書 ?! ― 田坂 広志 著 「未来を予見する 「5 つの法則」」

未来を予言する本である. 予言は 5 つの 「法則」 にもとづいているが,法則はあらかじめあたえられるものであって,論証の対象ではない. それだけでなく,法則からみちびかれる 「結論」 も,この本においては論理的にみちびかれているわけではない.

この本は,230 ページくらいの比較的うすい本だが,
さらに,その文章のスタイルはブログでよくみられるような,
文のくぎりごとに改行され,みじかい段落が空行でくぎられるスタイルだ.

このスタイルはひとを理性によって説得するときには向いていないようにおもえる. なぜなら,このスタイルで論理を展開すると,ページ数がおおくなりすぎて,散漫になるからだ. これはむしろ,ひとを感性によって説得するときに向いたスタイルだろう.

著者の主張のひとつは 「「考える文化」 から 「感じる文化」 へ」 ということだが,著者自身がそれを実践しようとしているということかもしれない. だから,この本はむしろ宗教書といってよいだろう. 論理を知るには,おなじ著者による他の本を読んでもらえばよいということかもしれないが,そうだとすると,これは私にとっては読むべき本ではなかった.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 未来を予見する「5つの法則」@ [bk1]未来を予見する「5つの法則」@Amazon.co.jp

つづく…

インテリア・家具・機器の博物館, 環境

テレビを買うとき消費電力は気にしませんか?

薄型テレビの主流は液晶とプラズマですが,その消費電力にはだいぶ差があります. それでけでなく,プラズマのなかでもメーカーなどによってだいぶ差があります. これだけ温暖化・省エネがもとめられているなかで,テレビを買うときには消費電力を気にしないのでしょうか?

つづく…

2008-10-10

アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, 言語・コミュニケーションとネットワーキング:放送, 科学・技術・自然

ノーベル賞受賞者へのインタビューのしかた

10 月 9 日の NHK 「クローズアップ現代」 ではノーベル物理学賞を受賞した 3 人のうち日本にいる 2 人 (小林 誠 氏と 益川 敏英 氏) にインタビューしていた. あきらかに物理をしらないひとがインタビュアーとなっていた. これではせっかくのインタビューから魅力的なはなしをひきだすことができないと感じた.

つづく…

2008-10-09

書評, 未整理

いまの会社をしらないひとに助言はできない ― 大前 研一 著 「50 代からの選択 ― ビジネスマンは人生の後半にどう備えるべきか」

出世街道からはずれた 50 歳前後の社員は定年まで 「会社の中にはもはや役割はない」 と著者はいう. しかし,そういう社員をやめさせることができればべつだが,ひとをそういうふうにしかつかえない会社はこれから,いきのこっていけないだろう. 著者は 50 歳をすぎた私がいまもつとめている会社を 28 歳のときにやめたが,すくなくともいまのこの会社はそんな会社ではない. そういう著者に 50 代まで会社づとめをしてきたひとに助言することはできないだろう.

「すばらしい創業者でも高齢になると大変革は難しい」,「定年後の起業は勧めない」 などなど,ネガティブなすすめのオンパレードだ. 大前研一からそんなことばをききたいひとがいるのだろうか? うまくいかないときは仕事をリセットしようというのはよいが,それ以外は最低の本だ.

評価: ★☆☆☆☆

関連リンク: 50代からの選択(文庫)@ [bk1]50代からの選択(単行本)@ [bk1]50代からの選択(文庫)@Amazon.co.jp50代からの選択(単行本)@Amazon.co.jp

つづく…

Web とインターネット, Web とインターネット:私の Web サイト

トロい Web サイトと高速な自宅 PC

このブログは,さくらインターネットのサーバにおかれています. 安価なホスティング・サービスを利用しているため,1 台のサーバを数 10 人でつかうようになっています. そのため,Web サイトの更新にはときとして,ながい時間がかかります. おなじことを自宅 PC でできれば,ずっと高速になるはずです.

つづく…

2008-10-08

書評:社会・経済, 社会・経済

印象的なエピソードと効果的な団地などの写真 ― 若林 幹夫 著 「郊外の社会学 ― 現代を生きる形」

これが 「社会学」 であるのかどうか私にはわからないが,郊外に関するさまざまなエピソードを 5 つの章にまとめている. 新書なので印刷はあまりよいとはいえないが,団地などの写真が効果的に配置されている. 区別のつかない建物や部屋がならぶ団地に関するエピソードとして安部公房の 「燃えつきた地図」 や 「ウルトラセブン」 の 「あなたはだぁれ?」 という話がとりあげられているのが印象にのこった.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 郊外の社会学@ [bk1]郊外の社会学@Amazon.co.jp

つづく…

歴史:戦争, 書評:歴史, 書評:社会・経済, 社会・経済

裏付けのない記述や噂をもとにした議論 ― 本山 美彦 著 「民営化される戦争 ― 21 世紀の民族紛争と企業」

11 の章からなる本だが,各章は独立の論文であり,タイトルの 「民営化される戦争」 に関する章はおおくはない. 議論はあまりていねいとはいえず,裏付けが書かれていない記述もおおい. MPRI という戦争請負企業に関しては,クロアチアでセルビア人を 10 万人も殺害してしまったという噂も書かれている. 「噂」 と書いてあるからよいようなものだが,論旨が噂に影響されるのはどうかとおもう.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 民営化される戦争@ [bk1]民営化される戦争@Amazon.co.jp

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歴史:戦争, 書評:歴史, 書評:社会・経済, 社会・経済

戦争ビジネスを概観するには適当な本 ― 松本 利秋 著 「戦争民営化 ― 10 兆円ビジネスの全貌」

戦争ビジネスに関する本としては,戦争請負企業を中心としたものから個人の体験を書いたものまであるが,この本は両方をカバーしようとしている. 日本人がこの問題に興味をもつようになったきっかけはイラクで戦死した斉藤さんのニュースだったが,そこからはじめて,部隊の劣悪な環境,古代からはじまる歴史,アフリカやアジアの紛争地でのできごとなど,戦争ビジネスを概観するには適当な本だろう. 太平洋戦争やベトナム戦争に関しても,あまり知られていないエピソードがふくまれていて,興味ぶかい.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 戦争民営化@ [bk1]戦争民営化@Amazon.co.jp

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書評:知的生産とリテラシー, 知的生産とリテラシー

まず 「書いてみた」 本 (?!) ― 鷲田 小彌太 著 「まず 「書いてみる」 生活 ― 「読書」 だけではもったいない」

大学教授を定年退官して時間ができた著者は,本を書きはじめた. この本はその習慣を読者にもすすめている. 著者の 「書き方」 には参考になる点もあるが,あまり内容の濃い文章ではない. そのぶん,はやく読めるが,あまりのこるものもない. ただ,ひとつおもしろかったのは 「書いて千円を得るためには,1 万 ~ 10 万円の投資が必要だ」 というところだ. 金もうけをかんがえないところはよいが,読者を満足させることもかんがえていないのではないだろうか.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: まず「書いてみる」生活@ [bk1]まず「書いてみる」生活@Amazon.co.jp

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書評:社会・経済, 社会・経済

論旨が中途半端で,なにが書いてあったのかおもいだせない ― 牧野 二郎 著 「日本消滅 ― IT 貧困大国・再生の手だて」

この本は日本に独自の検索エンジンがないという話からはじまり,最後もそのはなしでおわる. そのあいだにいろいろな話がはいっている. しかし,読み終わってから本を見かえしてみても,なにが書いてあったのかおもいだせない. 書いてあることが中途半端だからではないだろうか. キーワードをひろってみても,「過去の亡霊」 とか 「IT への嫌悪」 とか,ピンとこないものがおおい. 終章では 「「まじめさ」 こそが,日本再生の手だて」 とあって,納得できる部分もあるが,なぜそれが手だてになるのかもよくわからない.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 日本消滅@ [bk1]日本消滅@Amazon.co.jp

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2008-10-05

未来の予測と創造, 科学・技術・自然

課題としての技術の透明性確保 ― ハイテク兵器

ハイテク兵器の複雑さゆえに,それを使用する戦場に軍事請負企業 (PMC) の社員が常駐する必要がでてきているという [Mot 04]. このような事例は 「戦争の民営化」 の一側面としてとりあげられている.

戦争の民営化によって,軍が決定するべきことを権限をもたなず責任も負わない民間人がきめるようなばあいでがててくるという. 軍が責任をもって決定するべきことを,責任をもたない民間人がきめる,おそろしい結末をまねく可能性があるとかんがえられる.

このような危険をさけるには,ハイテク兵器の技術を透明にし,兵士が直観的にあつかうことができるようにすること,専門家なしでもあつかえるようにすることが必要である.

参考文献

  • [Mot 04] 本山 美彦,「民営化される戦争」,ナカニシヤ出版,2004.
未来の予測と創造, 科学・技術・自然

課題としての技術の透明性確保 ― 金融工学

サブプライム問題が危機といわれるほどに拡大してしまったのは,そこに金融工学の手法がつかわれたからである. 金融工学そのものがわるいのではなく,悪用されただけだという意見もある. しかし,サブプライム・ローンを証券化する際に透明性を確保できなかったことが原因となっておおきな信用収縮をもたらし,問題を拡大しているようにおもえる. ここでも,すくなくとも問題解決のひとつのカギが透明性の確保だとかんがえられる. それは金融工学のつかいかたの問題というよりは,金融工学じたいが解決するべき問題だとかんがえられる.

未来の予測と創造, 科学・技術・自然, 秘密・プライバシー保護とセキュリティ

課題としての技術の透明性確保 ― セキュリティのばあい

現代においては,コミュニケーション,決済・金融をはじめ,おおくの社会システムがコンピュータなしにはなりたたなくなっている. そして,コンピュータがつかわれるゆえに,そのセキュリティ上の弱点をつく犯罪行為が頻繁におこなわれる. したがって,そうしたシステムにはセキュリティをまもるためのしかけが必須になっている.

つづく…

未来の予測と創造, 科学・技術・自然

課題としての技術の透明性確保 ― はじめに

現代の技術はそのおおくが複雑化し,一般人には理解しがたいものになってしまっている. しかし,技術を開発したのは専門家だとはいっても,技術はつかわれるためにあり,つかわれれば必然的に一般人にかかわる. 一般人には理解できないからといって,それを専門家にまかせておくと,かえって危険なことになりかねない. 専門家はかならずしも常識的な判断にたけているとはかぎらないからである.

したがって,一般人にわかるように,技術の透明化をはかる必要があるとかんがえられる. つまり,技術の本質が直観的に把握できるようにする必要がある.

このシリーズではこのような技術の透明性確保に関する状況を個々の技術について検討してみたい.

つづく…

社会・経済:マネー・電子マネー, 書評:社会・経済

じっくり読めばサブプライム問題への理解がふかまる ― 倉橋 透著,小林 正宏 著 「サブプライム後に何が起きているのか」

日本語で書かれた一般向けのサブプライム問題に関する本のなかでは,もっとも専門性がたかい本だとかんがえられる. この問題はサブプライム・ローンの証券化を通じておこっているが,証券化というしくみじたいがわるいのではないということを強調している. その一方で,本の末尾では金融工学の弱点を分析してもいる. また,「レバレッジ」 や 「優先劣後構造」 など,証券化にかかわる概念も解説している. さらに,日本の住宅金融システムや証券化市場について解説し,サブプライム問題の日本への影響をさまざまな統計などをつかって分析してもいる. じっくり読めばサブプライム問題への理解がふかまるだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: サブプライム問題の正しい考え方@ [bk1]サブプライム問題の正しい考え方@Amazon.co.jp

つづく…

社会・経済:マネー・電子マネー, 書評:社会・経済

前著よりサブプライム問題に深くつっこんでいる ― 春山 昇華 著 「サブプライム後に何が起きているのか」

サブプライム問題が発生したあとにおこった,金融商品の格付けに疑問がもたれたこと,レバレッジをつかって資金をふやす方法に疑問がもたれて資金があつめにくくなったこと,欧米での資金調達ができなくなったためにアジアや中東に有利な条件をしめして資金調達せざるをえなくなったことなどが書かれている. 前著 「サブプライム問題とは何か」 では解説されていなかった,証券化でつかわれた 「優先劣後構造」 という金融技術なども丁寧に解説されている. 今後,アメリカのやくわりが中国によってとってかわられるのか,日本はどうなるのか,などについても論じられている. 前著との重複はよくおさえられているので,あわせて読むとよいだろう.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: サブプライム後に何が起きているのか@ [bk1]サブプライム後に何が起きているのか@Amazon.co.jp

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社会・経済:マネー・電子マネー, 書評:社会・経済

わかりやすいが本質がつかめなくなっている部分もある ― 春山 昇華 著 「サブプライム問題とは何か ― アメリカ帝国の終焉」

2007 年 10 月くらいの時点で,サブプライム問題とはなにか,これからどうなるのか,などについて書いている. 金融技術を 「悪用」 しサブプライム・ローンを証券化して売ることがモラル・ハザードにつながったこと,そこに 「レバレッジ」 という手法で元手の 10 倍の資金を運用するファンドがかかわって損失を 10 倍に拡大させたことなどである. わかりにくい専門的な議論をさけているのでよみやすいが,そのために本質がつかめなくなっている部分もあるようにおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: サブプライム問題とは何か@ [bk1]サブプライム問題とは何か@Amazon.co.jp

つづく…

2008-10-02

社会・経済:マネー・電子マネー, 書評:社会・経済

たとえ話はおもしろくても,つっこみがよわい ― 中井 裕幸 著 「サブプライム逆流する世界マネー ― 経済危機が投資チャンスに変わるとき」

サブプライム問題をメロンがつまったバスケットにたとえることのおもしろさに出版社が注目したことがこの本の出版につながったということだ. わかりにくいサブプライム問題をたとえ話でわかりやすくするのはけっこうだが,私にはかえって,よみにくかった. 昨年末の時点でのひととおりの話は書いてあるが,もともと本を書くためにあつめた情報ではないためか,つっこみがよわいようにおもう. 2008 年にはいってからの展開は書いてない.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: サブプライム逆流する世界マネー@ [bk1]サブプライム逆流する世界マネー@Amazon.co.jp

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社会・経済:グローバル化, 書評:社会・経済

アメリカと IMF による 「グローバリズム」 のおしつけを批判 ― ジョセフ・E. スティグリッツ 著 「世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す」

著者は 2002 年以来,「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」,「人間が幸福になる経済とは何か」 そしてこの本という,一連のグローバリズム批判の本を書いている. これらはそのときどきのできごとをとりあげつつ,一貫してアメリカと IMF による 「グローバリズム」 のおしつけを批判している.

この本のなかでは,アルゼンチンが IMF の要求をはねのけて独自の経済再建を成功させた例がとりあげられている.それに対して IMF にしたがった国々は経済の低迷になやまされてきたという.

アメリカは浪費し赤字をたれながすことで世界経済の弱体化をふせぎ,「世界に奉仕」 してきた. しかし,アメリカはいつまでもそれをつづけられない (実際,サブプライム問題をきっかけにくずれた). 著者はそれにかわる体制を示唆している.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す@ [bk1]世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す@Amazon.co.jp

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2008-10-01

社会・経済:グローバル化, 書評:社会・経済

フランス人に関する記述以外はめあたらしくない ― ジャン=クロード リュアノ=ボルバラン, シルヴァン アルマン 著 「グローバリゼーションの基礎知識」

フランス人の手によるグローバリゼーションの本ということだ. 日本で出版されたのが 2004 年ということで,あまり最近の本でないこともあるが,アメリカ人などの手による他の本とくらべると,グローバリゼーションへの理解が浅いようにおもえる. フランス人でも 18 歳 ~ 24 歳の半分以上がグローバリゼーションはチャンスだとかんがえているというような記述はちょっと興味をひかれるが,そうしたフランス人とグローバリゼーションとの関係をべつにすれば,それほど,めあたらしいことはない.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: グローバリゼーションの基礎知識@ [bk1]グローバリゼーションの基礎知識@Amazon.co.jp

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書評:知的生産とリテラシー, 知的生産とリテラシー:読書法

さまざまな読みかたができるように訓練する方法を紹介 ― 斉藤 英治 著 「すごい速読術 ― ひと月に 50 冊本を読む方法」

「ひと月に 50 冊 本を読む方法」という副題がついている. 200 冊とかでなく 50 冊であるところが重要だ. つまり,ただはやく読むだけでなく,目的に応じてさまざまな読みかたができるように訓練する方法を紹介している. 視線移動の訓練法などが具体的に紹介されている.私自身はまだ,こころみていないが,よさそうにみえる.

ただ,速読のための例文としてとりあげられているのが夏目漱石の 「こころ」 だったり,寺田寅彦随筆集だったりするのだが,おおくのひとにとっては速読したい本はもっとあたらしい本なのではないかとおもう. いささか,違和感があった.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: すごい速読術@ [bk1]すごい速読術@Amazon.co.jp

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書評, 科学・技術・自然

なぜ短くならないのかをかんがえるのもおもしろい ― 一川 誠 著 「大人の時間はなぜ短いのか」

としをとると時間がみじかく感じられるようになるといわれている. この本はその理由をおもに心理学的にあきらかにしようとしている. 代謝,感情,注意,その他さまざまな要因が説明されている. 私自身はとしをとって時間がみじかくなったとはおもっていないので,なぜそれらの要因があてはまらないのかをかんがえながらよむのがおもしろかった.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 大人の時間はなぜ短いのか@ [bk1]大人の時間はなぜ短いのか@Amazon.co.jp

つづく…

2008-09-30

書評:生活, 社会・経済:産業・ビジネス, 生活:食品と嗜好

有機食品や交配による食品などが対比されているが… ― グレゴリー E. ペンス 著 「遺伝子組換え食品」

食品に関する 4 つの見解である自然主義,科学的進歩主義,平等主義,グローバル主義のそれぞれに配慮しつつ,有機食品や従来の交配による食品の改良にも危険があり,遺伝子くみかえのほうが危険がすくないとかんがえられるばあいもあると論じている. 遺伝子くみかえよりはるかに危険なものとして狂牛病もとりあげられている.

全体としてとくに過激な議論はなく,遺伝子くみかえを正当に評価しているとおもう. しかし,1 章でいきなり有機食品への大腸菌や毒素の発生の問題が論じられているのには,いささかおどろいた. 有機食品を攻撃するのが目的ではないが,インパクトがつよすぎるようにもおもえる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 遺伝子組換え食品@ [bk1]遺伝子組換え食品@Amazon.co.jp

つづく…

政治・法律・憲法

麻生首相自身による閣僚の発表

麻生内閣の発足は,もはやニュースではなくなってしまいました. しかし,首相自身による閣僚の発表について,ひとこと書いておきたいとおもいます. マスコミの大半は 「閣僚名簿発表」 ということばをつかっていますが,名簿をよみあげるだけでなく,任命者である首相本人が,ひとりひとりの閣僚について,やってほしい仕事についてひとことずつコメントしたところに,これまでのような官房長官による発表でなく首相による発表の意味があるとおもうのです.

つづく…

2008-09-29

社会・経済:グローバル化, 書評:社会・経済

グローバリゼーションにまつわる,さまざまな問題のうず ― 鈴木 謙介 著 「〈反転〉するグローバリゼーション」

緒言によれば本書は 「「グローバリゼーションの広がりとともに,ローカルなもの,自分らしさへの確固たる根拠を求める動きが強くなる」 という現象を,どのように理解すべきか,という関心の下に執筆されている」 という.

ギデンズの議論を軸として,さまざまな話題が関係づけられている. そのなかには民間企業による (民営化された) 軍事活動やセキュリティ・ソフト (ウィルス対策ソフト) の開発,「第 3 の道」 から 「新進歩主義」 への移行のなかでの 「民営化」 から 「公共化」 へのシフト,安全より安心をもとめる 「子供の安全」,福祉活動が私的な活動になって労働と余暇の境界が融解していること,フィンランド人が直面しているプロテスタント倫理にかわるべきハッカー倫理などなど,さまざまな問題がちりばめられている. それらは上記のテーマに関連づけられているが,その文脈からうきあがってみえる.

よみおわってのこるものは,これらのさまざまな問題のうずであって,なにも整理された感じがしない. しかし,これらのグローバリゼーションにかかわる問題のカタログとして,重宝するであろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 〈反転〉するグローバリゼーション@ [bk1]〈反転〉するグローバリゼーション@Amazon.co.jp

つづく…

2008-09-28

政治・法律・憲法:裁判員制度

裁判員制度に関する研究の中間報告

仕事に役立つインテリジェンス」 (北岡 元 著) という本を読んだときにえたアイデアをもとにして,裁判員制度に貢献することができないかと,調査・研究してきた. その目的は 「システマティックな情報分析法・思考法と裁判員制度」 という項目に書いたが,ひとことでいえば裁判員が裁判官に対抗できるようにすることである. そのために,裁判員をガイドすることができる,マトリクスやフローチャートのような図式化された,わかりやすいしかけがつくれないものかとかんがえた. いろいろ本を読んでかんがえたが,まだほとんど,いりぐちに立っているところである. ここではこの研究について中間報告する.

つづく…

政治・法律・憲法

中山国交相は爆弾発言テロリストだ

中山国土交通相が,日本人を 「単一民族」 と言った,大分県教育委員汚職事件に関して 「日教組の子供なんて成績が悪くても先生になる.だから大分県の学力は低い」 と言ったなどの放言のために辞任の方向だという. 他の発言は撤回したが,日教組に関しては 「ぶっ壊せ」,「教育のがんだと思っている」 というような爆弾発言をくりかえしている. ひとりの政治家としてどのようなかんがえをもつかは自由だが,大臣になって内閣の方針に反する爆弾発言をくりかえすのはテロのようなものであり,ゆるされることではない.

つづく…