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2011-04 アーカイブ

2011-04-01

言語・コミュニケーションとネットワーキング:新聞・マスコミ・ジャーナリズム, 政治・法律・憲法:災害と政治, 社会・経済:災害・地震

WiLL 2011 年 5 月号では,震災直後の時点でいろいろなひとがこの大震災について書いている. そのなかには,被災者救援と復興にむけて,まえむきな議論をし,共感するべき点がすくなくない文章もある. その一方で,菅首相や蓮舫大臣の足をひっぱるだけでなく,罵詈雑言をあびせる文章や対談もすくなくない. ふだんならそれもよいだろうが,こんな事態のなかで,建設的な批判ではなく,震災対策をじゃまするような議論をするのは非常識としかおもえない.

つづく…

地理・地域:中国, 観光・旅行・出張:海外旅行・出張

4 泊 5 日の予定で上海に滞在している. 上海のプードン (浦東) 国際空港からまちにでるには,リニアモーターカーをつかう. おなじ区間を地下鉄もはしっているが,それよりはかなりはやい. この電車に乗ってわかったことなどについて書くことにする.

つづく…

地理・地域:中国, 観光・旅行・出張:海外旅行・出張

4 泊 5 日の予定で上海にきている. 上海にはほかのまちにはない歴史がある. しかし,いろいろな面で,それは希薄になってしまったようだ. あたらしいものはいろいろあるが,大半は欧米からきたものだ. 南京路のあたりをふつうにあるいていても,おもしろいものはそれほど,みつけられなかった.

つづく…

インターフェース・デザイン・アメニティ:リモコンのインターフェース, 地理・地域:中国, インターフェース・デザイン・アメニティ:日用品・実世界

上海に 4 泊 5 日の予定できている. ホテルには Washlet があるが,その操作は複雑怪奇だ. ボタンは 16 個くらいもついていて,どれをおしたらよいかもすぐにはわからないし,現在の状態が表示されていないので,確認することもできない. この国にはよくあるニセモノではないかとおもったが,中国の東陶のウォシュレットのトップページ (http://www.toto.com.cn/cn/products/categories/washlet/index.html) に掲載されているから,東陶の製品であることはまちがいないのだろう.

つづく…

2011-04-02

観光・旅行・出張:海外旅行・出張

蘇州駅のほぼ南に,芸園という庭園・建物がある. 世界遺産に指定された庭園にはおおくの客がおとずれるのに対して,ここをおとずれるひとはまばらだ. ちいさな庭園なので世界遺産に指定する内容もないということだろうが,それなりのものだ.

つづく…

2011-04-03

観光・旅行・出張:海外旅行・出張

上海に滞在し,そこから蘇州にやってきた. 1 日にみたない時間で,蘇州のどこをどのようにしてみるか,移動手段をどうするか. 私が事前にくだした結論は東側を中心にまわるが,西の一部もまわるということだ. 実行してみて,やはりすこし,つめこみすぎだと感じた.

つづく…

観光・旅行・出張:海外旅行・出張

滞在している上海 (Shanghai) から蘇州 (苏州,Suzhou) まで,あしをのばした. ここでは電車で蘇州につくところまでを書くことにする.

つづく…

地理・地域:中国, 観光・旅行・出張:海外旅行・出張

蘇州にいって,景徳路という道をとおった. ここには寺院があるが,かざりをみると,これは仏教のものではなくて,道教の寺だ.

つづく…

地理・地域:中国, 観光・旅行・出張:海外旅行・出張

中国でも大都市ならどこにでもあるだろうが,上海にも電子通信関係の機器や部品をあつかう,秋葉原のような場所がいるだろう. 上海にもそういう場所がいくつかあるようだ. 上海駅のちかくにある「不夜城」もそのひとつだということを読んだので,蘇州からのかえりに,そこにはいってみた.

つづく…

観光・旅行・出張:海外旅行・出張

ホテルのとなりに九香牛蛙店というレストランがある. ここに 2 回,いくことになってしまった. 看板メニューは店のなまえのとおり,牛蛙の料理だ. メニューにある品数は比較的かぎられているが,もちろん,ほかにもいろいろある.

つづく…

2011-04-05

政治・法律・憲法, 社会・経済:災害・地震

震災復興の資金をどうやって調達するかが課題になっている. 増税や国債が案としてあがっているが,株のようなものを発行することはできないだろうか?

つづく…

社会・経済:災害・地震, 社会・経済:産業・ビジネス

東日本大震災の被災地では,おおくのくるまがうしなわれ,被災者の移動や仕事さがしを困難にしている. すでにいくつかのまちではおこなわれているようだが,定期的にバスを運行するのがよいようだ.

つづく…

書評:社会・経済, 社会・経済

著者は,社会学などの研究者やマスコミなどがよくおこなう 「社会調査」 のおおくはゴミだという. つまり,きちんと計画された調査でなければ,あやまった結論をみちびいてしまう, それなのにおおくの 「社会調査」 はいいかげんにおこなわれている. 著者は 「社会調査」 がおちいりやすいあやまりをつぎつぎに指摘していく. それらの指摘は調査する側にも調査結果を読む側にも有益だろう.

しかし,著者は最後には調査とはいえない新聞の随筆風の記事まで攻撃する. これはいただけない. もうすこしフォーカスをしぼるべきだったのではないかとおもう. また,新聞などの調査に対して,莫大な時間やコストをかけなけばならないような精密な調査を要求している. これも無理難題だろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 「社会調査」のウソ@ [bk1]「社会調査」のウソ@Amazon.co.jp

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書評:思想・哲学・宗教, 思想・哲学・宗教, 社会・経済:日本の再生と針路

日本が再生するためには人間 (日本人) はどうあるべきか,国家 (日本) はどうあるべきか,国際社会のなかで日本がどういうやくわりをはたすべきか,3 章にわけて論じている. よく全体像をえがいているということができる. しかし,どうあるべきかは書いてあっても,それがなぜなのかは書いてない. ただちに同意できる部分もあるだろうが,そうでない部分については,わからないままになってしまう. 論理がしめされていないという点で,これは哲学書というよりは宗教書だろう. カリスマのないひとが宗教書を書いても,ひとはなかなか信じてはくれないだろう.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: ニッポン全体発展論@ [bk1]ニッポン全体発展論@Amazon.co.jp

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書評:Web とインターネット, 書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント, メディア・アート・イベント・エンターテイメント, Web とインターネット:電子図書館・電子書籍 (一般)

37 人の著者が 6 ページくらいずつ,本へのおもいや本にまつわるおもいでなどを書いている. 日本でも電子書籍がでまわるようになってきた現在だが,紙の本にこだわるひともいれば,電子書籍になってもかまわないというひともいる. しかし,概して電子書籍に批判的な著者がおおい. それは,ほとんど電子書籍にふれていないことからきているのではないだろうか. 出版されたのが 2010 年 11 月ということだが,日本でこの種の本をだすにはまだちょっとはやすぎたのではないだろうか.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 本は、これから@ [bk1]本は、これから@Amazon.co.jp

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書評:社会・経済, 社会・経済

ぎりぎりのところまで追いつめられつつ修士論文を 2 回もすっかり書きなおした著者の経験からはじまって,フィールドワークと恋愛,肉眼と録音・録画とでまったくちがう出来事を経験したことなど,フィールドワークのなかでの著者の経験がかたられる. 基本的にはフィールドワークの技法やむずかしさがかたられた本ということになるが,そこにはフィールドワークの魅力もあふれているといえるだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 体験と経験のフィールドワーク@ [bk1]体験と経験のフィールドワーク@Amazon.co.jp

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2011-04-07

政治・法律・憲法:災害と政治, 政治・法律・憲法:菅直人内閣

菅首相は 3 月に自民党の谷垣総裁に入閣を打診した. 唐突だったため即座にことわられたが,最近また大連立にむけたうごきがでている. 震災対策にしろ,それ以前からある年金や税体系改革やその他の案件にしろ,民主党だけで大改革をなしとげることはむずかしいだろう. 自民党が政権をとったとしても,おなじだ. 震災を機に大連立を組んで,これらの課題にとりくむのがよいのではないだろうか.

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書評:知的生産とリテラシー, 知的生産とリテラシー

時間を有効につかうには,携帯電話やツイッターやブログなど,情報量のうすいコミュニケーションは極力排して,クリエイティブな時間をふやすべきだと著者はいう. もっともな部分もあるが,ここまで効率を追求すると,だいじなものがこぼれおちてしまうのではないかとおもう.

自分がブログを書くのはよいが,ひとのブログはみないほうがよいという主張は,あまりにひどいのではないか. ホロスコープなど,「非科学的」 なものに対する攻撃もはげしいが,べつに,たのしみや安心のために星占いをしてもいいではないか.

著者は 3 代世襲の私大学長 / 経営者だというが,まちがってそんな大学にはいってしまったひとは不幸だとおもえる.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 40歳からの知的生産術@ [bk1]40歳からの知的生産術@Amazon.co.jp

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書評:社会・経済

最初の 5 つ (または 6 つ) の章はフィールドワークの技法を説明しているが,後半の 7 つの章はそれをまなんだ学生によるマイクロ・エスノグラフィー,つまりフィールドワークの結果をまとめたものだ.

学生が書いたものなので,かならずしも洗練されているとはいえないが,フィールドワークのなかでの経験がにじみでている. おもしろいのは,最後の論文だ. そこでは M 教授のゼミそのものがフィールドワークの題材になっている.

ここに書かれた技法がいつもうまくつかえるわけではないだろうが,出発点としてはよいだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: フィールドワークの技法と実際@ [bk1]フィールドワークの技法と実際@Amazon.co.jp

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2011-04-08

書評:社会・経済, 社会・経済

著者は TPP に反対する立場だが,この本は反対派にも賛成派にも重要な情報を提供してくれる. タイトルのように,TPP を菅首相がいう 「第 3 の開国」 ではなくて 「第 3 の構造改革」 だと書いている. つまり,第 2 の構造改革である小泉改革と同様に貧困化と格差拡大をもたらすという.

しかし,貧困化などの現代日本の問題点は,小泉改革によってもたらされたというよりは,さけがたいグローバル化によってもたらされたといえるだろう. もしグローバル化に抵抗することができるなら,「第 3 の改革」 を阻止して貧困と格差のない日本をめざしていけばよいだろう. しかし,はたしてそれは可能なことなのだろうか?

評価: ★★★★☆

関連リンク: TPP@ [bk1]TPP@Amazon.co.jp

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2011-04-09

社会・経済:災害・地震, 環境・温暖化・エネルギー

東京電力管内では夏場にも計画停電が必要になる可能性があるといわれている. 家庭に太陽光発電設備があれば停電をさけることができるといわれているが,実は計画停電はせっかく太陽光発電でえられた電力をむだにしてしまう. したがって,計画停電は節電の方法としては非常にまずい方法だということができる. 夏場の計画停電はぜひさけるべきだ.

つづく…

政治・法律・憲法:災害と政治, 社会・経済:災害・地震

東日本大震災の発生後,それを理由に事業仕分けでスーパー堤防予算がカットされたことを批判するひとびとがいる. しかし,200 年に一度の災害のために莫大な予算をかけて自然を打ち負かそうという発想じたいが,あらためられるべきだろう. 人間にできることはかぎられている. もっと自然と調和する,しなやかな方法をさがすべきだろう.

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2011-04-10

社会・経済:災害・地震, 環境・温暖化・エネルギー

計画停電は,単に停電している時間に仕事や生活のさまたげになるだけでなく,電力の継続的な使用を前提にしているおおくの工場の操業を長期間にわたって,とめてしまう. 節電の方法としては最悪だということができる. しかし,東京電力は震災後すぐに計画停電の実施にふみきった. そうしたのは,よりよい方法を準備する時間がなかったからだろう. しかし,長期的に実施するには最悪の方法だとしても,短期的に計画停電を実施したことにはプラスの効果もあったのではないかとおもう.

つづく…

心理, 思想・哲学・宗教, 社会・経済:災害・地震

いま,おおくの雑誌が東日本大震災の特集を組んでいる. そのなかで,Courier Japon 5 月号では各国のジャーナリズムがこの震災における日本人のふるまいとその解釈をしめそうとしている. 宗教的な背景にむすびつけようとする議論がおおいが,そうでないものもある.

つづく…

2011-04-11

生活:食品・料理と嗜好

おととい,Chateau Galau 2007 というワインをあけた. どのようにあつかったらよいかわかっていないので,食事の直前にあけて,すぐに飲んでみた. あまり経験したことがないくらいつよい苦みを感じた. メダルをとったといわれているワインがなぜこんなに苦いのか,わからなかった.

ところが,すこしのこしたワインを翌日のんでみると,にがみはほぼきえていた. しまった,とおもった.

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書評:Web とインターネット, 社会・経済:産業・ビジネス, 言語・コミュニケーションとネットワーキング, Web とインターネット:電子図書館・電子書籍 (一般)

新聞も音楽 (CD) もデジタル化によって収益があがらなくなり,転職や賃下げを余儀なくされている. 著者は自分で電子出版に手を染めた結果,電子書籍も同様のことをひきおこすとかんがえている. また,日本にはアメリカよりはるかに複雑な著作権問題があり,電子書籍の普及をさまたげている. さらに,電子書籍には IT の力が不可欠だが,「IT 側の人間」 は IT やそのビジネスには興味があっても 「作品」 には興味がないという.

このようにこの本では暗い話題がつぎつぎにしめされるが,最後に 「オンラインによるヴァーチャル世界が広がれば広がるほどリアルが大切になる」 という話が登場する. これがほんとうであるなら,すこしばかり救いになるだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 出版大崩壊@ [bk1]出版大崩壊@Amazon.co.jp

つづく…

2011-04-15

社会・経済

アラブ人と日本人にはいろいろなちがいがあるという. アラブ人に地図をみせて道をきいても,わかるひとはほとんどいないというのが,もっともおおきなちがいということだ. アラブ人にとって宗教はとてもだいじなものだが,アラブ人である著者はある日本人に「宗教はないよ」といわれて,おおきなショックをうけたという. 日本人のほうがよい点もいろいろあるだろうが,アラブ人からまなぶべき点もいろいろありそうだ.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 地図が読めないアラブ人@ [bk1]地図が読めないアラブ人@Amazon.co.jp

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地理・地域:中国, 書評:政治・法律・憲法, 政治・法律・憲法, 書評:社会・経済, 社会・経済

中国は経済的にはゆたかになったが,政治的には独裁がつづき,言論の自由も制限されている. しかし,この本でとりあげられているアンケートなどには中国人の本音もみえる. 著者は 2022 年までには,ゴルバチョフのような人物がでなくても,民主的な政治改革がなされるとかんがえている. 十分な説得力があるとはいえないが,それがほんとうだと信じたい.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 中国@ [bk1]中国@Amazon.co.jp

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書評:Web とインターネット, Web とインターネット:ソーシャルウェブとネットでのコラボレーション, 書評:社会・経済, 社会・経済

現代の 10 代,20 代の若者たちはどこがちがうのか,それをまざまな統計などをつかって,しめそうとしている. 変化は 1980 年代からおこっているが,とくに最近の 5 年間くらいの変化がはげしいという. それはソーシャルメディアの登場による.

だが,後半になると話題の焦点は日本の若者からははずれてくる. そのために,この本の印象もすこし散漫になっているようだ.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: ソーシャルネイティブの時代@ [bk1]ソーシャルネイティブの時代@Amazon.co.jp

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社会・経済:災害・地震, 書評:社会・経済, 書評:言語・コミュニケーションとネットワーキング, 言語・コミュニケーションとネットワーキング

マスコミや有線放送,CATV などによる災害情報をさまざまな面からあつかっている. 章ごとにことなる著者が執筆しているので,一部重複もあるが,それはたいした問題ではない. 過去の災害情報の分析としてはよいだろう.

しかし,今後の参考にしようとすると,インターネットなどに関する記述がほとんどないのが気になる. 東日本大震災でひろくつかわれた Twitter や Facebook についての記述がないのはしかたがないが,この本の出版前におこった新潟県中越地震などでのインターネットのやくわりに関しては,もうすこし書いてあってもよかったのではないだろうか. いずれにしても,今後,大改訂が必要なことはまちがいないだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 災害情報論入門@ [bk1]災害情報論入門@Amazon.co.jp

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2011-04-16

Web とインターネット:Twitter (ツイッター), 社会・経済:災害・地震

震災ボランティアに関しては,Twitter によって名もない情報発信者と名もない受信者とがむすばれたという話もいくつかきいた. しかし,フォローするべきツイッター・アカウントというような情報をみても,フォローするべき価値があるとされている情報のほとんどは官邸・政府や自治体の組織などの権威ある組織のアカウントだ. 名もない発信者からの重要な情報をキャッチするには,膨大なゴミをかきわけていかなければならない.

つづく…

Web とインターネット:Twitter (ツイッター), 言語・コミュニケーションとネットワーキング

先日,仕事中に東日本大震災の比較的おおきな余震がきた. 電車がとまるのではないか! というようなときに情報をしいれるには,やはり Twitter (ツイッター) が便利だ. ワンセグつきの携帯電話でももっていれば,それをみることもできるだろう. しかし,放送では情報がどんどんながれさってしまう. 検索しやすいのはやはり Twitter だ

つづく…

政治・法律・憲法:災害と政治, 社会・経済:災害・地震, 環境・温暖化・エネルギー

石原都知事が自動販売機とパチンコ屋をめがたきにする発言をしている. これらにほかよりつよい使用電力規制をかけるというのはありうることだとおもうが,この発言にいきおいづけられて自動販売機やパチンコ屋の営業を禁止するというのは,これらをスケープゴートにする危険なかんがえだ. 太平洋戦争中をおもいださせるような,こういう議論にのせられないように気をつけるべきだろう.

つづく…

2011-04-17

Web とインターネット:Twitter (ツイッター), 社会・経済:災害・地震

東日本大震災の情報をあつかうのに Twitter (ツイッター) がよくつかわれる. それは,単にいま Twitter がはやっているからなのか? いや,そうではなくて,ラジオの時代から災害時のメディアにもとめられてきたものが Twitter にはあるからだ.

つづく…

2011-04-23

書評:環境・エネルギー, 環境・温暖化・エネルギー

タイトルをみても原発を推進する立場で書かれていることはあきらかだ. いまとなっては,ぬけていた点があることもあきらかだ. しかし,この本が書かれた時点では最善の知識にもとづいて書かれているといってよいだろう. 原発事故についてもひととおり記述されているし,日本の原発に関しては立地,地元との関係,稼働率がひくい理由など,さまざまな内容がふくまれている. この本に書かれている内容は,原発に反対するにしても,ひととおり知っておくべきだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 日本の原発技術が世界を変える@ [bk1]日本の原発技術が世界を変える@Amazon.co.jp

つづく…

文化・教育と学習:クールジャパン・ガラパゴス・オタク・カワイイ・アキバ, 書評:社会・経済

「クール・ジャパン」 に関する海外での熱狂ぶりや政府の肩入れなどに違和感をいだくとともに,日本のアニメなどの惨状にこころをいためるとき,この本はそういう問題へのヒントをあたえてくれるとおもう. しかし,他の評者も書いているように,この本ではすっかり消化不良におちいってしまう. 私のようなアニメやマンガにちゃんとついていっていない読者,また (ネットをふくむ) 論壇についていっていない読者にはとてもフォローできない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 日本的想像力の未来@ [bk1]日本的想像力の未来@Amazon.co.jp

つづく…

書評

アマゾンの書評のなかにはかなり 「ハイレベル」 のものもすくなくない. そういうものを読むと,読んでも歯がたたなかった本について,自分が不勉強だからいけなかったのだとおもいそうになる. しかし一方では,わからないのはその本がわるいのだという書評もある. その本が新書のような一般向けのシリーズにふくまれているときは,そうかんがえるほうが自然だろう. というわけで,そういう書評に勇気づけられて,私自身もそういう本にむしろ批判的な書評を書いた.

つづく…

2011-04-24

社会・経済:災害・地震, 書評:社会・経済, 社会・経済

20 人以上の著者が災害復興における 「コミュニティ」 について書いている. 読んでいて疑問におもうのは,これらの著者のあいだにどれだけ 「コミュニティ」 ということばに関する共通理解があるのだろうということだ.

最近の日本の災害に関しては,町や村のなかでのひとびとのつながりについての記述がある. しかし,それも抽象的だ. もっと過去のことや海外での事例に関しては,人間が登場せずに住宅のようなモノについての記述にとどまっているばあいもある.

スマトラ地震に関してはアンケートの結果をみて 「コミュニティ」 がたよりにならなかったと書かれているが,そもそも被験者は 「コミュニティ」 ということばを理解できたのだろうかという疑問がわいてくる. ことばがわからなかったから,ひくい評価しかあたえなかっただけではないのか?

最悪なのは,災害が発生する 「事前に耐震・耐火の建物に建て替えておこうというのでは,それは単なる震災という脅しで行う再開発事業に過ぎず (脅し・説得のコミュニケーション),本稿で検討するに値しない」 (1.1.1) という記述だ. まずは価値判断ぬきで記述して,価値判断はそのあとにあるべきだろう. 全体をとおして,いまだ 「復興コミュニティ論」 にはなっていないといってよいだろう.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 復興コミュニティ論入門@ [bk1]復興コミュニティ論入門@Amazon.co.jp

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社会・経済:災害・地震, 書評:社会・経済

2 章の最後にあるつぎのことばが,この本のもっとも重要なテーマをあらわしている. 「実際のボランティア活動の現場で気づかされることは,その活動がどのような役割をはたしているかということよりはむしろ,援助者として被災者とどう向き合い,関係を取り結んでいくのかという側面である.」 これは,これまで災害ボランティアがむきあってきたのはほとんど被災者だったということからきている. 東日本大震災ではいまボランティアはもっとガレキやヘドロのようなモノとむきあわされている. この震災でもやがてはもっとヒトとむきあうことになるのだろうか.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 災害ボランティア論入門@ [bk1]災害ボランティア論入門@Amazon.co.jp

つづく…

社会・経済:災害・地震, 書評:社会・経済, 社会・経済

著者はさまざまな災害現場において,みずからボランティアとしてはたらきながら,そこでフィールドワークをおこない,エスノグラフィーとしてまとめている. 著者はこのフィールドワークはグループ・ダイナミクスのわくぐみにもとづいているという.

フィールドワークにおいては本来は観察者はそこでおこっていることにかかわらないようにするが,著者はむしろそこに積極的にかかわっていく. それが結果にどのように影響しているのかはわからないままだ. また,(グループ) ダイナミクスがどのようにはたらいているのかもわからない. ただ,ボランティアが被災者によりそい,そのかたわらにいることが強調される.

著者のボランティアとしての経験は貴重だし,それをグループ・ダイナミクスの理論とむすびつけようとしているのもわかるが,説得力には欠ける.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: ボランティアの知@ [bk1]ボランティアの知@Amazon.co.jp

つづく…

社会・経済:災害・地震, 書評:社会・経済

災害ボランティアとしてどういう活動が可能で,どうふるまうべきなのかを,おしえてくれる本である. ただし,ボランティアの内容としてはこどものめんどうをみること,こどもとあそぶことに重点がおかれている. これからボランティアしたいひとが参考にするには,自分がするべきボランティアの内容が この本とあっているかどうかを確認したほうがよいだろう. 水害からの復興もとりあげられてはいるが,わずかな記述にとどまっている.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 自然災害ボランティア ABC@ [bk1]自然災害ボランティア ABC@Amazon.co.jp

つづく…

2011-04-25

Web とインターネット:eコマース (ネット通販)

ホテルを予約するとき,日立造船が経営していた時代から,現在の楽天トラベルをつかってきた. 連休に被災地に行ってボランティアをしようとかんがえて楽天で予約をこころみた. その結果,とれるホテルはかぎられていたが,効率的に予約することができた. その後 Travel@nifty からメイルがとどいたので,こちらでもためしてみた. 楽天トラベルよりはるかにおおくのホテルが候補としてあがったので,そのうちいくつかをためしてみたが,どれも実際にはいま予約できない (おそらく営業していない) ことがわかった. これではつかえない.

つづく…

DIY (日曜大工) とものづくり・実験:PC & ネットワーク の自作と実験, Web とインターネット:プロトコルとネットワーク

まだ家でも会社でも Fast Ethernet (100 M Ethernet) をおもにつかっているが,1 G Ethernet の LAN カードやスイッチもずいぶんやすくなったので,徐々にそれにおきかえている. 10 G Ethernet もケーブルに関してはずいぶんやすくなった. カテゴリー 7 のメタル・ケーブルは 2m で 1000 円をきっている. しかし,LAN カードに関しては,まだ 5 万円以上と,高価だ. これはちょっと個人では手がでない.

2011-04-28

観光・旅行・出張:国内旅行・出張, 観光・旅行・出張:散歩・まちあるき, 社会・経済:災害・地震

3.11 以来,自分の目で被災地をみつつ,ボランティアをしたいとおもっていた. しかし,被災地では最近まで一般のボランティアがうけいれられる状態ではなかった. やっと一部では県外からのボランティアをうけいれるようになったいま,また連休で数日間つづけてボランティアすることができるようになったいま,仙台から石巻へのボランティアおよび被災地をみるための旅行を計画した. うかつにも腰痛をおこしてしまったため,一部予定を変更して気仙沼もみてきた.

つづく…

観光・旅行・出張:国内旅行・出張, 社会・経済:災害・地震

あの地震がおこってから,自分の目で被災地をみたいというおもいがあった. いま,ようやく仙台までやってきた. まだホテルについたばかりだが,すでに,ここにこなければわからなかった,いくつかのことにであうことができた.

つづく…

社会・経済:乗物と道路・駅, 観光・旅行・出張:国内旅行・出張, 社会・経済:災害・地震

石巻でのボランティアなどのため,新幹線で仙台にきた. 新宿から大宮までは湘南新宿ライン,そこから 「やまびこ」 に乗った. 4 月 25 日から福島-仙台間が開通し,あす 29 日からは全線開通することになっている. しかし,きょうはまだ仙台よりさきにいく電車はない. にもかかわらず,かなりの混雑ぶりだった.

つづく…

2011-04-29

観光・旅行・出張:国内旅行・出張, 社会・経済:災害・地震

石巻でのボランティアをこころみている. きょうはその初日. 早朝に高速バスで仙台を出発し,9:00 すぎから 15:00 すぎまではたらいたあと,石巻港付近を 18:00 すぎまであるいた. 宿泊地である古川につくのが,おくれてしまった.

つづく…

観光・旅行・出張:散歩・まちあるき, 社会・経済:災害・地震

石巻でボランティアをしつつ,いつものように徒歩で,まちのようすをみている. ボランティア・ワークをした場所からすこし西にいき,そこから南にさがって海にちかづいた. すでに更地になっているところ,まだほとんど手つかずのところなど,さまざまだ. 海岸付近を今度は東にむかってあるく. 飼料工場,肥料工場など,さまざまな工場があるが,最大のは日本製紙だ. そこから駅にむかい,石巻線の代行バスで石巻からぬけた. あすはまた,代行バスで石巻専修大学にくる.

つづく…

2011-04-30

観光・旅行・出張:国内旅行・出張, 社会・経済:災害・地震

古川から石巻にかよって,ボランティアしている. 津波にひどくやられた石巻はもちろんだが,古川でも,途中の電車からのけしきでも,地震のつめあとがみてとれる.

つづく…

観光・旅行・出張:国内旅行・出張, 社会・経済:災害・地震

石巻ではどこにいっても自衛隊の車両をよくみかける. しかし,石巻専修大学付近はとくにおおい. 専修大学ちかくの空地 (?) に自衛隊の車両が数 10 台,集結している. 車両の出入りがおおいのは,そこが 「基地」 としてつかわれているからなのだろう. もともと東松島に自衛隊の基地があったが,そこは津波でやられてしまったということだ.

つづく…

観光・旅行・出張:国内旅行・出張, 社会・経済:災害・地震

ボランティアなどのため石巻にきている. 石巻の災害ボランティアセンターは,市や個人からの依頼にもとづいてボランティアを派遣している. きのうは市からの依頼にもとづいて小型バスででかけて道路側溝を浚渫したが,きょうは個人からの依頼にもとづいて,ほかのボランティアのくるまに同乗して出動した.

つづく…

社会・経済:乗物と道路・駅, 観光・旅行・出張:国内旅行・出張

石巻でのボランティアなどのために古川にとまっている. そこから石巻にいくのに,まず陸羽東線で小牛田 (こごた) までいく. その電車は,スパイシーなにおいがするのだ.

つづく…

2011-04 について

2011-04 にブログ「カナダからのブログ」に投稿されたすべてのエントリーです. 過去のものから新しいものへ順番に並んでいます.

前のアーカイブは 2011-03 です.

次のアーカイブは 2011-05 です.

他にも多くのエントリーがあります.メインページアーカイブページも見てください.

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