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2007-09 アーカイブ

2007-09-05

社会・経済:乗物と道路・駅, 書評:政治・法律・憲法, 政治・法律・憲法:構造改革と民営化

櫻井よしこがすぐれたジャーナリストであるのはまちがいないだろう. しかし,この本では私怨に目をくもらされているとおもわざるをえない. 猪瀬直樹の強引さは猪瀬の著書を読んでもあきらかだし,櫻井に対して攻撃的だったこともたしかだろう. しかし,猪瀬が 「名誉欲」 で民営化委員をしていたというような記述には根拠がなく,生産的とはおもえない個人攻撃がくりかえされている. 猪瀬の個人攻撃をするのでなく,どのように民営化がだめにされていったのかを冷徹にとらえれば,もっと価値ある本になったのではないだろうか.

評価: ★☆☆☆☆

関連リンク: 権力の道化@ [bk1]権力の道化@Amazon.co.jp改革の虚像@ [bk1]改革の虚像@Amazon.co.jp

つづく…

2007-09-06

社会・経済:乗物と道路・駅, 書評:政治・法律・憲法, 政治・法律・憲法:構造改革と民営化

道路公団やそのとりまきとの壮絶なたたかいが,なまなましくえがかれている. 道路公団にたちむかうにはどれだけの調査,官僚のウソを見抜くちから,説得力・交渉力,等々が必要だったか,それにもかかわらずかぎられた成果しかあげられなかったかがわかる. 猪瀬の強引なやりかたは他の民営化委員の反発をまねくこともしばしばだが,それは猪瀬にとってはぜひ必要なことだったということが,この本を読めばわかる. 他の委員だけだったら,もっと手前で挫折していただろう. 東京都の副知事になった猪瀬にふたたび期待したい.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 道路の権力@ [bk1] 道路の権力@Amazon.co.jp 道路の権力@ [bk1]道路の権力@Amazon.co.jp

つづく…

2007-09-07

セキュリティ・安全・安心と秘密・プライバシー保護, 言語・コミュニケーションとネットワーキング

“プレゼンス” におけるデジタルとアナログ」 では,インスタント・メッセージング (IM) などにおける “プレゼンス” とはちがって,本来のプレゼンスはアナログ情報だと書きました. プレゼンスということばにはいろいろな意味があって,IM の “プレゼンス” もそのうちのひとつだということができますが,東工大の比嘉研でつかわれていた e-office というシステムには,IM の “プレゼンス” にちかいが記号化されていないアナログ情報がつかわれている例をみることができます.

つづく…

2007-09-08

Web とインターネット, 言語・コミュニケーションとネットワーキング

Web は基本的にはデータベースのようなものです. つまり,Web 上の情報はいつでもみることができる,日常的なものです. もちろん,非日常性を演出するために,特定の情報を特定の期間だけそこにおくことはできますし,実際にそういう 「イベント」 が開催されてきています. しかし,非日常性ということばからすぐに連想される 「まつり」 とくらべると,なにか魅力に欠けたものであるようにおもえます.

つづく…

2007-09-09

Web とインターネット, 情報通信博物館:iPhone, インターフェース・デザイン・アメニティ:コンピュータ・仮想世界 (ヴァーチャルワールド), 言語・コミュニケーションとネットワーキング

iPod (アイポッド) が音楽プレヤーだということは,だれでも知っています. しかし,iPod は動画もとりいれました. また,電話をとりいれて iPhone (アイフォーン) もつくられました. iPod の本質はなんなのでしょうか? 私は iPod の本質はユビキタスなデータベース・アクセス・ツールだとおもいます.

つづく…

メディア・アート・イベント・エンターテイメント

遊園地にはある程度の非日常性があります. ジェットコースターのようなのりものによる体験は非日常的なものです. 非日常の代表として 「まつり」 がありますが,遊園地にはまつりのようなイベントではありません. つまり,まつりが年に 1 回だけひらかれるのに対して,遊園地にはいつでもいけます. このような,日常 (いわゆる 「ケ」) とまつりのようなつよい非日常 (「ハレ」) とのあいだにある,よわい非日常性が遊園地の特質であるようにおもわれます.

つづく…

メディア・アート・イベント・エンターテイメント

マラソン大会はイベントの一種であり,東京マラソンなどをみればその人気のたかさがわかります. しかし,マラソン大会は各種のイベントのなかで特異な位置にあるようにおもえます. ここではその特異性を分析してみたいとおもいます.

つづく…

Web とインターネット:eコマース (ネット通販)

情報とコミュニケーションにおける非日常性 == イベント」 にも書いたように,Web は基本的にはデータベースのようなものです. つまり,Web 上の情報はいつでもみることができる,非イベント的なものです. しかし,ネット・オークションはそれとは決定的にちがう性質をもっています.

つづく…

Web とインターネット, 数学・計算・情報学・プログラミング:検索・抽出・組織化, 言語・コミュニケーションとネットワーキング

あふれる情報のなかから,ほしいもの,必要なものをどうやって選択するかということは,情報化がすすんだ現代におけるおおきな課題です. 情報の選択のしかたとして情報源を単位として選択するやりかたがあります. 情報源というのは,特定のひと,特定の新聞・雑誌・放送局などです. ここでは情報源としての “ひと” に焦点をおいて,情報源の選択についてかんがえてみます.

つづく…

言語・コミュニケーションとネットワーキング:voiscape, 数学・計算・情報学・プログラミング:仮想化・仮想空間, 数学・計算・情報学・プログラミング:検索・抽出・組織化, 言語・コミュニケーションとネットワーキング

あふれる情報のなかから,ほしいもの,必要なものをどうやって選択するかということは,情報化がすすんだ現代におけるおおきな課題です. 情報の選択のしかたとして,「情報源の選択 -- “ひと” の選択を中心として」 に書いたように情報源を単位として選択するやりかたがあります. 情報源というのは,特定のひと,特定の新聞・雑誌・放送局などです. ここでは情報源を 1 次元空間や 2 次元空間に配置して,その空間内を移動しながら情報源を選択するやりかたについてかんがえてみたいとおもいます.

つづく…

セキュリティ・安全・安心と秘密・プライバシー保護, メディア・アート・イベント・エンターテイメント, 未整理

非日常的な行為には危険がともなうことがおおいとかんがえられます. ここでは,まつり,スポーツ大会などの競技会,ジェットコースターのような遊園地ののりもののそれぞれについて,非日常的な行為と危険・スリルとの関係をかんがえてみることにします.

つづく…

2007-09-10

数学・計算・情報学・プログラミング:プログラミングとコンパイラ, 言語・コミュニケーションとネットワーキング:記号論・記号学

[ Corresponding English page ]

1981 年のことですが,私は修士論文のテーマとして 「プログラミング言語の言語学」 をえらびました. これはプログラミング言語を (自然言語の) 言語学の手法をつかって分析するこころみです. Web 上で英語でもすこしだけ内容を紹介していたため,最近この論文に興味をもち,学会のチュートリアルで紹介したいというひとがでてきました. そのために Web ページに英語の要約と目次ものせました. このブログでもこの論文について紹介したいとまえからおもっていましたが,これをきっかけにすこし書いてみようとおもいます.

つづく…

失敗, インターフェース・デザイン・アメニティ:日用品・実世界, 社会・経済:社会保険・高齢者対策・福祉サービス, インテリア・家具・機器の博物館:電池 (バッテリー)

最近,私の母がカメラやリモコンに電池をいれてもうごかないといってきたことが何回かありました. みると,一部の電池の極性が逆になっています. これは,最近の電池のプラス極とマイナス極のくべつがつきにくくなっていることに原因があるとかんがえられます.

つづく…

2007-09-11

Web とインターネット, 未整理

Design It! w/Love というブログのなかで, 「デザイン言語 2.0」 という本のなかにある 原 研哉 の 「HAPTIC」 という文章がとりあげられています. いまの社会は情報過多といわれていますが,実は半端な情報があふれていて,「少ない情報量に脳はストレスを感じている」 のではないかといっているのを引用しています. これは,検索エンジンなどから私がうけている感じにちかいとおもいます.

つづく…

Web とインターネット

プログラミング言語の言語学」 に書いたように,私が 1981 年に日本語で書いた修士論文に,最近,興味をもつひとがでてきました. これは,たぶん私が日本語で書いた論文についても英語のブログ・ページをあたえているためだとおもわれます. また,最近この Web サイト (www.kanadas.com) のアクセス・ログをとって気がついたのは,日本語で一生懸命書いているページより,もうくさってしまった英語のページのほうがアクセスがおおいということです. これには後者のほうが歴史がながいということも影響しているでしょうが,おもに世界には英語がよめるひとのほうが日本語がよめるひとよりずっとおおいということからきているのだとかんがえられます. そういうわけで,英語で Web ページを書くことの重要性を最近あらためて感じているところです.

つづく…

数学・計算・情報学・プログラミング:検索・抽出・組織化

情報源の選択 ― “ひと” の選択を中心として」 において,バラバラの情報を検索することと情報源を検索することとの差にふれました. また,「空間内に配置した情報源からの選択とナビゲーション」 においても情報源の検索についてのべました. しかし,そこで気づかなかった非常に重要なちがいが情報検索と情報源 “検索” とのあいだにあることがわかりました.

つづく…

2007-09-13

社会・経済:乗物と道路・駅, 観光・旅行・出張:国内旅行・出張

7 月にプライベートで北海道に旅行したとき,いきは電車で函館までいきましたが,今度は学会への出張で鳥取まで列車で往復しました. 飛行機をつかうのとくらべると時間は当然かなり余計にかかりますが,列車でも,ばあいによれば,ひがえりも可能であり,鳥取での滞在可能時間という点ではあまり差がないことがわかって,列車をつかうことにしました.

つづく…

社会・経済:乗物と道路・駅, 仕事と起業, 観光・旅行・出張

勤務時間に私用をするのは基本的にゆるされませんが,移動時間は例外です. 出張などの際の移動時間に仕事をするのを強要されることは,すくなくとも私の会社ではありません. また,通勤時間はそもそも勤務時間ではないので,これは 100% 自分のためにつかえます. したがって,私のばあい,いそがしいときは通勤時間や移動時間にも仕事をしますが,そうでなければ現在の仕事とは直接関係のない本や論文を読んでいることがおおいのです.

つづく…

メディア・アート・イベント・エンターテイメント, メディア・アート・イベント・エンターテイメント:音楽 (一般)

おおきなイベントはいろいろな波及効果をもっています. 1964 年の東京オリンピックが日本とくに東京のインフラにおおきな影響をあたえたことはよく知られています. 東海道新幹線,首都高速,いくつかの競技場など,さまざまなインフラが整備されました. これらのインフラほどではないでしょうが,音楽も影響をうけたようにおもいます. また,1970 年の大阪万博も音楽的にインパクトをもっていたようにおもいます.

つづく…

2007-09-14

情報通信博物館, 言語・コミュニケーションとネットワーキング

新聞や雑誌は比較的ふるくからあるコミュニケーション・メディアですが,19 世紀後半以来,電話,ラジオ,テレビなど,さまざまなコミュニケーション・メディアが発明されてきました. 20 世紀後半にはさらにインターネットが普及し,メイル,Web などのメディアが発展してきました. これら,メジャーになったコミュニケーション・メディアは,あたらしいメディアがあらわれてもきえることはなく,つぎつぎにつみかさねられて (piled) きています. 今後もおなじことがくりかえされていくのでしょうか?

つづく…

メディア・アート・イベント・エンターテイメント, 言語・コミュニケーションとネットワーキング

イベント・プロデューサーである 平野 暁臣 は 「コトづくりの眼」 (日本実務出版, 2005) という本のなかで 「イベントにとって一番大切なもの,それはおそらく 「物語」 だ.」 (p. 45) と書いています. このことばがどういう意味をもっているのか,この本から十分に把握することはできません. なぜなら,この本はみじかいエッセイをあつめたものであり,ここで 「物語」 ということばがどういう意味をもっているのか,十分には展開されていないからです. しかし,「物語」 は,「イベントと ICT 技術 (とくに Mixed Reality)」 に書いた同時性,双方向性,一回性,ライブ性,参加性,空間性,体感性などのことばと同様に,私のこころにひびくことばです. したがって,イベントにとって一番大切なのは物語だということばは,おぼえておきたいとおもいます.

言語・コミュニケーションとネットワーキング:語彙・訳語

イベント・プロデューサーである 平野 暁臣 は 「コトづくりの眼」 (日本実務出版, 2005) という本のなかで MR (Mixed Reality) とイベントとをくらべています. そこには,同時性,双方向性,一回性,ライブ性,参加性,空間性,体感性などという,私にはつよくひびくことばたちがならんでいます. また,私がこれまであまり共感してはこなかった,しかし最近いろいろな本などでぶつかる 「空気」 ということばもつかわれています.

つづく…

メディア・アート・イベント・エンターテイメント

イベント・プロデューサーである 平野 暁臣 は 「コトづくりの眼」 (日本実務出版, 2005) という本のなかでつぎのように書いています.

「93 年に韓国の大田 (テジョン) で国際博が開かれた. [中略] カナダ館は,100 人定員のプレショー & メインシアターを 1 時間に 2 回転させているだけだ. 中身はよくできていたが,なにしろキャパシティがあまりに小さい. 延々何時間も入場を待たせている. よくこんなプランが通ったものだ,というのが最初の率直な印象だった.」

「開幕後しばらくして,ぼくはカナダ館のスタッフにこの疑問をぶつけた. すると予想に反して,彼は誇らしげにこう言ったのだ. 『たとえ数は少なくとも,高いミツドで訴求する道をあえてカナダは選んだ. いくら多くの来場者を迎えても,確実にメッセージが伝わらなければ意味がない. 計画通りだ』」

これを読んで私がおもいだしたのが愛知万博の日立館です.

つづく…

2007-09-15

地理・地域:ヨーロッパ, 観光・旅行・出張:海外旅行・出張

イベント・プロデューサーである 平野 暁臣 は 「コトづくりの眼」 (日本実務出版, 2005) という本 (117 ページ) につぎのように書いています.

欧米の人たちは広場の使い方がうまい. [中略] なかにはその存在感を世界の轟かせている広場だってある. パリのポンピドーセンターでは世界から集まったパフォーマーが腕を競っているし,ロンドンのコベントガーデンは蚤の市やストリートミュージシャンでにぎわっている.

私にとってはロンドンのピカデリーサーカスがたまたま一番記憶にのこっています.

つづく…

生活

イベント・プロデューサーである 平野 暁臣 は 「コトづくりの眼」 (日本実務出版, 2005) という本 (132 ページ) のなかでつぎのように書いています.

「子どものころ,都会の暮らしのなかにもまだ “ハレ” はしっかりと息づいていた. たとえば正月. いまとは違って,正月にはいつもと違う特別な時間が流れていた. だからぼくは正月が大好きだったし,待ち遠しくて仕方がなかった.」

「祖母の正月は参加者自身がつくり手だった 自らの肉体のなかに刻まれていく体験だったと言ってもいい. つまり大仰にいえば,昔の祭りと同じ構造をもっていた.」

つづく…

メディア・アート・イベント・エンターテイメント

展覧会とくにひとりの画家をとりあげた展覧会では,しばしば時代を追って作品が展示されます. おおくのばあい,作風は時代とともに変化するので,時間はいくつかに区分され,その作家を中心とする物語が説明文などのかたちで,かたられます. 展覧会がテレビや映画などとちがうのは,その時間のながれが空間にマップされているということです. いったんは空間にマップされた時間のながれは,そこを回遊する観客にとっての時間のながれというかたちで,ふたたび時間にマップされます.

つづく…

インターフェース・デザイン・アメニティ, メディア・アート・イベント・エンターテイメント, 言語・コミュニケーションとネットワーキング

以前,遠隔会話のためのメディア voiscape (ヴォイスケープ) に関係してテレビ朝日のひとの話をききにいったことがあります. そのときにきいたのは,表現者 (映像作家) はフレーム (わく) のなかに視聴者の注意をひきつけて,表現したものをそのままみてほしいということでした. これに対して,イベント・プロデューサーの 平野 勝臣 は映像についても観客が自分で選択して見るしかけをつくっています. 通常の映像作家と “イベント作家” とのちがいを感じさせる話です.

つづく…

Web とインターネット:Web 検索とその応用, インターフェース・デザイン・アメニティ, 数学・計算・情報学・プログラミング:検索・抽出・組織化

博物館あるいは展覧会というものと検索エンジンとのあいだに類似点をみることができます.

つづく…

書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント, メディア・アート・イベント・エンターテイメント

イベント屋ではなく情報通信屋の私にとって,この本の内容はすぐにやくだつというものではない. しかし,MR (Mixed Reality) とイベントとの比較,コミュニケーションとコラボレーションの問題など,情報通信技術との接点もいろいろ論じられている. また,“ハレ” の場だった子どものころの正月の話や,“計算” がなくエネルギーにみちていた大阪万博の話など,その後,現在までのあいだにうしなわれてしまったものをふりかえる機会をあたえてくれる. 著者自身がこれらのさまざまなかんがえ -- アイデア -- をもとにイベントに挑戦しているわけだが,これらのアイデアをイベントにせよ他の世界にせよ,いかしていくことができるか,読者にも挑戦がもとめられているのだとおもう.

評価: ★★★★★

関連リンク: コトづくりの眼@ [bk1]コトづくりの眼@Amazon.co.jp

つづく…

書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント, メディア・アート・イベント・エンターテイメント

この本の著者のひとりである平野の本 「コトづくりの眼」 はイベントに関するさまざまなかんがえやアイデアの宝庫である. この本においても平野が主導権をにぎっているが,「コトづくりの眼」 ほどの密度はないので,まず 「コトづくりの眼」 を読むとよいだろう. それでも 「コトづくりの眼」 にはなかったかんがえがいくつか書いてあるし,(私にはあまり興味がないが) イベントの実務にかかわるヒントはこの本のほうがえられるだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: イベントの底力@ [bk1]イベントの底力@Amazon.co.jp

つづく…

書評:インタフェース・デザイン・アメニティ, インターフェース・デザイン・アメニティ, メディア・アート・イベント・エンターテイメント

モノをデザインするときにそのつかいかたなど,モノに付随する “コト” が重要だということに異論はない. “コト” についてかんがえるとき,それをストーリー化するのもよいことだとおもう. しかし,私にわからないのは,なぜセリフまで書いてシナリオにしなければならないかということである. この本にはそういうシナリオがいろいろ書かれているが,私はうんざりするだけである.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 商品企画のシナリオ発想術@ [bk1]商品企画のシナリオ発想術@Amazon.co.jp

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社会・経済:乗物と道路・駅, 書評:政治・法律・憲法, 政治・法律・憲法:構造改革と民営化

道路公団に関しては,猪瀬 直樹 が 「日本国の研究」 でするどく追及し,猪瀬自身が民営化委員会のありさまを 「道路の権力」 と 「道路の決着」 に記録している. しかし,とくに後 2 者は当事者による記録である. この本の価値は中立的な立場で調査し,公団や民営化の問題点を追及したところにある. 猪瀬 直樹 の本や 田中 一昭 の 「偽りの民営化」 などとあわせて読むとこの問題をよく把握することができる.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 日本道路公団@ [bk1]日本道路公団@Amazon.co.jp

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社会・経済:乗物と道路・駅, 政治・法律・憲法:小泉純一郎内閣, 書評:政治・法律・憲法, 政治・法律・憲法:構造改革と民営化

著者は,ことなる立場にたちつつも真剣に道路公団の民営化にむきあってきた 7 人の民営化委員のうちのひとりだった. 民営化委員のひとりが作家の猪瀬直樹であり,この本のなかで,国交省や道路族と通じていたとしてするどく批判されている. 結局,著者は民営化委員としての立場や委員のあるべきすがたにこだわったのに対して,猪瀬は民営化委員としての立場をこえて (越権して),田中のことばによれば “フィクサー作家” としてぎりぎりまで自分や小泉首相のかんがえを民営化に反映させようとしたことが,両者をこれだけ対立させたのだとかんがえられる. 私には妥協をいとわず最後までたたかった猪瀬の本 「道路の決着」 のほうが迫力があるように感じられる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 偽りの民営化@ [bk1]偽りの民営化@Amazon.co.jp

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2007-09-16

情報通信博物館, 言語・コミュニケーションとネットワーキング:放送, 言語・コミュニケーションとネットワーキング

コミュニケーション・メディアのつみかさねとフュージョン」 のなかで,これまで,とくに 19 世紀後半以降,電話,ラジオ,テレビなど,あたらしいメディアがつぎつぎにあらわれてきて,従来のメディアのうえにつみかさねられてきたということを書きました. しかし,固定電話が携帯電話によってとってかわられようとしていることは,これまでの単純なつみかさねとはすこしちがっているようにみえます. また,地上波のテレビ放送がアナログからデジタルに転換されようとしていることは,政治的なちからがはたらくことによって,これまでの 「つみかさね (piling)」 になることを阻止しようとしています. 固定電話に関しても,NGN の登場によって,これまでとは質的にちがった変化がおこることが予想されます. 「コミュニケーション・メディアのつみかさねとフュージョン」 のなかではこうした具体的なメディアの変化についてかんがえなかったので,ここでそれをかんがえてみたいとおもいます.

つづく…

地理・地域:中国, 言語・コミュニケーションとネットワーキング:放送, 観光・旅行・出張:海外旅行・出張

もうだいぶまえのことになってしまいましたが,2005 年の年末から 1 年間のあいだに,仕事で中国の杭州に 3 回ほどいきました. おもしろいものはいろいろありましたが,テレビもそのひとつでした. もっとホットなうちに書けばいろいろ書けたかもしれませんが,いまでも印象にのこっていることをかきとめておこうとおもいます.

つづく…

メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, 書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント, 言語・コミュニケーションとネットワーキング:放送

この本の魅力的なタイトルにつられて買ってしまった. 私が知りたいのは今後 10 年あるいは数 10 年のスケールで放送・通信メディアがどう “進化” していくかということである. ところが,著者はギョーカイ通なので,ギャップフィラーという小型アンテナの話とか,民放の番組のスタイルとして NN, NL, LN, LL があるとか,こまかい話はいろいろ書いてあるが,全体がつかめる話はあまりない. アップルのアイチューン (iTune) もちょっと登場するが,単なるエピソードであり,それが “進化” とどうむすびついてくるのかについては書いてない. あまりに近視眼的なのではないだろうか.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 「新」メディア進化論@ [bk1]「新」メディア進化論@Amazon.co.jp

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メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, 書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント

著者は 「やらせ」 の問題と必死にとりくみ,10 年をかけて結論をだした. すなわち,現場で撮ったナマの映像だけでは明確なメッセージをつたえることはできない. 「伝えたいことがあれば,そのために考えられるありとあらゆる最善の方法を考える,というのが作り手の原点です. ただそれだけが,作り手の原点だと思い定めること. それしかないのではないか,というのが,私の現在です.」 10 年をかけたというが,まだ受け手を十分に説得できる論理はそこにはない.

しかし,もうすこし説得的にするためのヒントはあるのではないかとおもう. そもそもテレビは現実をすべてつたえることはできない. 現実の一部を画面にきりとってつたえることができるだけであり,その時点ですでに,著者がくりかえし書いている 「ありのままの事実」 をつたえることなど不可能である. 著者はこの点を指摘していない.

著者が指摘している重要な点のひとつは,取材することによって取材される側に影響をあたえてしまうこと,たとえばカメラでうつされたひとがいつのまにかカメラを意識して演技してしまうということである. 著者はまた,映像をただしくうけとるためには受け手がリテラシーを身につけている必要があるが,現在の日本ではそれがカリキュラムにとりいれられていない点を指摘している. 著者はほかにもさまざまな重要な指摘をしているが,惜しまれるのはそれが整理されていないため,おおくの読者にはみのがされてしまうだろうということである.

評価: ★★★★☆

関連リンク: テレビの嘘を見破る@ [bk1]テレビの嘘を見破る@Amazon.co.jp

つづく…

メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, 書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント, 歴史:戦争, 書評:歴史, 書評:社会・経済, 社会・経済

日本の歴史とくに大東亜戦争をみなおそうといううごきが,「新しい歴史教科書をつくる会」 をはじめとして,さかんになっています. みなおしを主張するひとたちが問題にする点のひとつは,「南京大虐殺」 をうつしたとされる写真のおおくが虚偽にみちたものだという点です. この戦争に関するおおくの本のなかでその真偽が議論されています. しかし私は,戦争とは直接の関係がない本のなかでこの問題に関連する記述があることを発見し,重要な論点を提供していると感じました. それは,今野 勉 の 「テレビの嘘を見破る」 という本です.

つづく…

2007-09-17

生活:住宅・設備, インターフェース・デザイン・アメニティ:日用品・実世界, インテリア・家具・機器の博物館:洗濯機・ウォータージェット機器・水栓

1988 年に家をたてたとき,キッチン,洗面所,トイレなどにつける水栓として INAX (イナックス) のものをえらびました. シングルレバー水栓も INAX のをえらんだのですが,当時から圧倒的なシェアをもっていた東陶 (TOTO) のものとは逆の操作をしなければならないため,えらぶときには少々まよいました. 結局,家のなかは INAX の上吐水型で統一するということにきめましたが,これがいまや JIS 標準となっていることをきょう (2007-9-17) の朝日新聞で知りました.

つづく…

メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, 書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント, 言語・コミュニケーションとネットワーキング:放送

著者は,「デジタル・コンバージェンス」 つまり通信と放送の融合でもたらされる中心的なサービスはオンデマンド・テレビつまり VOD (Video On Demand) だという. 通信や放送によって現在でもリアルタイムの会話やイベントの共体験や,その他さまざまなことができる. 仮想現実 (virtual reality) の技術も発展してきている. それにもかかわらず,そういうこととは関係なく,「貸しビデオ屋から DVD を借りてきたり,YouTube でビデオを見たりするのと本質的にかわらないことしかできないのだとしたら,通信と放送の融合にどれだけの意味があるというのだろうか. 「衝撃」 どころか,退屈でしかたがない.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: デジタル・コンバージェンスの衝撃@ [bk1]デジタル・コンバージェンスの衝撃@Amazon.co.jp

つづく…

書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント, メディア・アート・イベント・エンターテイメント

著者はイベント演出家がどういう仕事をしているか,イベントを成功させるための条件はなにか,などを語っている. そしてなによりも,著者が一部を演出した 「2002 FIFA ワールドカップ」 と 「国民文化祭・ふくい 2005」 における波乱と感動にみちた経験を語っている. とくに,リハーサルでの失敗をのりこえて閉会式で舞わせた 27000 匹の折鶴の話がもっとも印象的である.

評価: ★★★★☆

関連リンク: イベント営業演出家@ [bk1]イベント営業演出家@Amazon.co.jp

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2007-09-19

Web とインターネット:動画サイトとビデオストリーミング, 言語・コミュニケーションとネットワーキング

濱野 智史 は 「情報環境研究ノート」 というブログのなかでニコニコ動画を 「疑似同期型メディア」 とよんでいます. 通常 「同期型メディア」 とよばれているメディア (濱野は 「真性同期型メディア」 とよんでいます) はリアルタイムであり共体験性 (臨場感・一体感 (?)) がありますが,ニコニコ動画にはライブ感やリアルタイム感があり,時刻がずれていても体験を共有することができるというのです (第 3 回 「Twitter」 と 「ニコニコ動画」 の共通点 (2)).

つづく…

Web とインターネット, 言語・コミュニケーションとネットワーキング:voiscape, 数学・計算・情報学・プログラミング:仮想化・仮想空間, 言語・コミュニケーションとネットワーキング

濱野 智史 は 「情報環境研究ノート」 というブログのなかで Linden Lab (リンデン・ラボ) の Second Life (セカンドライフ) についてつぎのように書いています (第11回 セカンドライフ考察編(4)).

Second Life は

1) 「真性同期型アーキテクチャ」 であるがゆえに,(非同期型に比べて相対的に) ユーザー間の非接触機会が高い,
2) セカンドライフの仮想空間 「メタバース」 は,「場所」 という概念はそこそこ 《現実的》 に設計されているのに対し,「距離」 の概念は 《非現実的》 に設計されている (= テレポーテーションができてしまう),
3) ひとつの 「島」 (プライベート SIM) に共在できるユーザー数が数十人程度に制限されている」

これらの点を voiscape (ヴォイスケープ) に関して検証してみようとおもいます.

つづく…

書評:思想・哲学・宗教, 思想・哲学・宗教

仕事や人生がうまくいっていないひとは,自分で自分のちからを殺してしまっていることがおおいとおもわれる. 本書はそのような状況からぬけだして,ちからが発揮できるようにするための方法を順序を追って説明している. 私自身が実践していることや私にも納得できる点がおおいが,気になるのは説明が論理的でないことである. 本書のサブタイトルは 「幸運の流れをつかむ新しい哲学」 とあるが,哲学は論理的でなければならない. その意味で本書はむしろ宗教である. 本書には占いのすすめなども書かれていて,そういう点では私はついていけない. 信じられるひとがこの本にそって実践すればきっと成功するだろう. だから,そういうひとにとっては良書だといえるだろう.

評価: ★★★☆☆

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つづく…

思想・哲学・宗教, 書評:思想・哲学・宗教, 歴史:戦争, 書評:歴史

2007 年 8 月 12 日に NHK で放送された 「鬼太郎が見た玉砕」 というドラマの原作である. 戦争や死,病気などが日常化した戦場の世界がえがかれている. ドラマではより戦争の非情さが強調されていたようにおもうが,この本のなかに登場する人物たちはより人間的であるようにみえる. 玉砕するはずだったがいきのこった小隊長たちもドラマよりは温情的にあつかわれているようにみえる. しかし,それは著者のやさしさからでた表現なのかもしれない.

評価: ★★★☆☆

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つづく…

メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, Web とインターネット:動画サイトとビデオストリーミング, 言語・コミュニケーションとネットワーキング:放送, 未整理, Web とインターネット:電子図書館・電子書籍 (一般)

本や雑誌記事はリファレンスとしてあつかうことができます. つまり,(理想化されてはいますが) タイトルや出版社,発行年月などを指定して参考文献として引用しておけば,いつでももとの本や記事にアクセスすることができます. これに対して,それらと同様に重要なメディアであるにもかかわらず,テレビ番組はリファレンスとしてあつかうことができません. ここに放送がかかえる致命的な問題があるようにおもわれます.

つづく…

メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, 数学・計算・情報学・プログラミング:検索・抽出・組織化

Web 2.0 的な世界においては,既存の知識を参照して,あたらしい知識をそれにつみかさねたり,それをあたらしい知識に発展させていくことが重要です. 本のように活字であらわされた知識のばあいは,その本のどこに記述されているかをページ数や行数によって指定することができます. テレビ番組のような動画によって表現されている知識においても,その一部を指示したり検索したりする機能を開発する必要があるとかんがえられます.

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2007-09-20

Web とインターネット, 言語・コミュニケーションとネットワーキング:新聞・マスコミ・ジャーナリズム

産経新聞は紙の新聞のイメージをそのままオンライン化した 「産経 NetView」 というサービスをしています. 紙で購読すれば月額 2950 円であるのに対してオンライン版は月額 315 円であり,はるかに安価に読むことができます. こんなサービスはうまくいくはずがないというひともいますが,私自身はけっこう気にいっています.

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2007-09-21

思想・哲学・宗教, 文化・教育と学習:研究法から生き方まで

人生にしろ,ビジネスにしろ,「あきらめないのが成功の秘訣」 ということはよくいわれます. あきらめれば,そのとたんに成功のチャンスはうしなわれる. あきらめずに継続すれば,また努力すれば,成功するチャンスはある,というわけです. しかし,あきらめないことは単に成功のチャンスをふやすだけではないとかんがえられます. あきらめずに継続し,努力しているあいだは,つよい挫折感を感じずにすみます. 挫折感は不幸につながるでしょう. 反対に挫折感がなければ,それだけ幸福だということになるでしょう. つまり,あきらめないことがたとえ成功につながらないとしても,幸福につながるということです.

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メディア・アート・イベント・エンターテイメント

大阪万博は “イベント” をなりわいとするひとにとっては非常におおきな意味をもつものであり,それ以降の仕事のやりかたにおおきな影響をあたえたものだったようです. 最近読んだいくつかの本でそれを知りました. 私自身も中学生のときに大阪万博にいきましたが,そこまでの影響はうけなかったとおもいます.

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未整理

イベント・プロデューサーの 平野 暁臣 は 「コトづくりの眼」 (日本実務出版, 2005) という本を書いています. イベント制作はモノづくりではなく 「コトづくり」 だからです. ひるがえって情報通信についてかんがえてみるとき,俗に 「ソリューション構築」 といわれるものはむしろ 「コトづくり」 といったほうがわかりやすいのではないかとおもえます.

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2007-09-22

地理・地域:ヨーロッパ, 観光・旅行・出張:海外旅行・出張

2000 年前後にベルリンでは建設ラッシュがつづいていました. そこをしばしばおとずれていたことをイベント・プロデューサーである 平野 暁臣 が書いています. 私も 1999 年にベルリンにいったときのことをおもいだしました.

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Web とインターネット, 数学・計算・情報学・プログラミング:仮想化・仮想空間, 言語・コミュニケーションとネットワーキング

Linden Lab (リンデン・ラボ) の Second Life (セカンドライフ) に関して,しばしば 「閑散としている」 といわれます (たとえば濱野 智史 の 「情報環境研究ノート」 (第10回 セカンドライフが 「閑散としている」 のはなぜか? 3)). 「新 清士 のゲームスクランブル」 (ディズニーランドにはなれない 「セカンドライフ」 (2007-8-3)) によると,Second Life にログインするひとのおおくは新規ユーザであり,ほとんどのユーザは 1 回しかつかわずに放棄してしまうということです. 新が書いているようにログインしても閑散としているからインタラクションは成立しにくいわけですが,さらに,こういうユーザはひやかしでつかっているわけですから,だれかと出会ってもインタラクションしない可能性がたかいのではないでしょうか?

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メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, 言語・コミュニケーションとネットワーキング:放送, 文化・教育と学習:教養・文化

NHK 教育テレビに 「視点・論点」 という番組があります. 有名人,一流の研究者をはじめ,さまざまなひとが毎回ひとりずつ登場して,話をします. 最近,本を出版して話題になったひとが登場することがおおいようです. ここ何年かは,この番組をハードディスク・レコーダーにとっておいてよくみるのですが,その印象はまず,「直接,あるいはほかの番組できくとおもしろい話をするひとが,とてもつまならい話をする番組」 ということです.

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2007-09-23

メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, メディア・アート・イベント・エンターテイメント:音楽 (一般)

オーストリアにあるシェーンベルク・センターがアルノルト・シェーンベルク (Arnold Schönberg) の作品の演奏など数 10 のビデオを YouTube (ユーチューブ) にアップロードしています. 演奏のほとんどは断片ですが,みじかい曲のなかには全曲おさめられたものもあります. ホルスト・シュタインの指揮,ヘルマン・プライの語り (シュプレヒ・ゲザング) による 「ワルシャワの生き残り」 のビデオはきくにあたいします. 演奏だけでなく録音や映像も比較的よく,演奏をひきたてています.

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メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, メディア・アート・イベント・エンターテイメント:音楽評

オーストリアにあるシェーンベルク・センターが,内田光子によるアルノルト・シェーンベルク (Arnold Schönberg) のピアノ協奏曲の断片と,彼女の話をまじえた演奏とを YouTube (ユーチューブ) にアップロードしています. 内田がシェーンベルクの協奏曲を演奏しているということも知りませんでしたが,これは CD になっていることがわかりました (ユニバーサル,UCCP1016). 話は英語であり私はまだその全部を理解してはいませんが,内田がシェーンベルクの音楽をどう理解しているかがうかがえて,興味ぶかいとおもいます.

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メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, メディア・アート・イベント・エンターテイメント:音楽 (一般)

オーストリアにあるシェーンベルク・センターがいろいろなビデオを YouTube (ユーチューブ) にアップロードしています. シェーンベルク・センターはオーストリアにある組織であり,おおくのビデオは英語で語られています. しかし,日本語のビデオもアップロードされています.

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2007-09-24

メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, メディア・アート・イベント・エンターテイメント:音楽 (一般)

ストラビンスキーの代表作といえばまず 3 大バレエということになりますが,3 大 「バレエ」 といわれているにもかかわらず,ほとんど演奏会形式でだけ演奏されています. チャイコフスキーのバレエがたいていバレエとして演奏されるのとはおおきなちがいです. しかし,YouTube (ユーチューブ) でみれば,すくなくともその一部がバレエとしてみることで,より,たのしめることがわかります.

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メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, メディア・アート・イベント・エンターテイメント:音楽 (一般)

YouTube (ユーチューブ) にボリショイ・バレエによるストラビンスキーの 「火の鳥」 と 「ペトルーシュカ」 がアップロードされていることは 「ボリショイ・バレエによるストラビンスキーの 3 大バレエ」 に書きました. ここにはボリショイによる 「春の祭典」 はみつけることができなかったのですが,ほかのバレエ団やダンスによるそれがみつかりました.

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メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, Web とインターネット:動画サイトとビデオストリーミング

最近 YouTube (ユーチューブ) をみるのにすこし時間をかけてみました. おもな感想はつぎの 3 つです. 第 1 は,当然予想されることですが,YouTube はゴミだらけであり,おもしろいビデオはそんなにすぐにはみつからないということです. 第 2 は,全部みるにはかったるいビデオがおおいので,とばしながらみることになるのですが,いちいち操作するのがめんどうくさいということです. 第 3 は,ビデオをみている時間より検索している時間のほうがながくなるので時間がむだになるということです.

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メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, Web とインターネット:動画サイトとビデオストリーミング

最近,YouTube (ユーチューブ), ニコニコ動画などの “動画共有” サイトが話題になっています. これらのサイトをつかうことで,映像作品やそれに関するコメントをユーザ間で共有することができます. しかし,従来はいっしょにテレビをみながら時間を共有し会話していた家族は,テレビから “動画共有” サイトにうつることによって時間を共有する (同期的にみる) ことができなくなってしまいます.

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メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, 書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント

視聴率ばかりを追って俗悪な番組ばかりつくっているといって民放はしばしば批判される. 著者はこのようなかんがえにまっこうから反論している. 視聴率をあげようとするのは会社の利益に貢献するというサラリーマンとしては当然の目的のためである. しかし,そのためには自分の好きな番組をつくるというひとりよがりな態度をすてて,ひろい年齢層の 「普通の人」 にうけいれられる番組づくりをすることが必要だという. 著者はこのやりかたが飲食,家電をはじめとする他の業界でも通用すると書いているが,実ははばひろい年齢層にうけいれられなければヒットしないというテレビの特殊性にもとづいているとかんがえられる. 通常のマーケティング理論では商品が対象とする顧客層を明確化して,いかにそこに特化するかが重要とされている. テレビはこのさきどうなるのか,また視聴率というものがどうなるのかはわからないが,そういう問題に対するひとつの視点をあたえてくれる.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 「視聴率男」の発想術@ [bk1]「視聴率男」の発想術@Amazon.co.jp

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2007-09-27

メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, Web とインターネット:動画サイトとビデオストリーミング

ニコニコ動画への登録者が 300 万人をこえ,ひとりあたりの利用時間や訪問回数は急激にふえて YouTube (ユーチューブ) をぬきさったということです. これは,しろうとがつくった動画はそのままではおもしろくないが,コメントをつけることでおもしろくなるということだとおもいます. ニコニコ動画にかかわった ひろゆき のねらいもそこにあったようです. ひろゆき は 「テレビ画面に対してリアルタイムに突っ込み合える環境ができれば面白い」 ともいっていますが,テレビはもともともっと洗練されているので,コメントがつけられるようにしてもニコニコ動画ほど人気がでないのではないかともおもえます.

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2007-09-29

メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, Web とインターネット:動画サイトとビデオストリーミング

最近はテレビ番組をハードディスクなどに録画してみるひとがおおくなっています. そうなると CM はスキップされることがおおくなります. そして,これがテレビに危機をもたらしているといわれます. たしかに,CM のおおくはただただ商品名をすりこまれるだけで視聴者にとってはおもしろくないものなのでしょう. 興味のない商品の CM なんか,ききたくないにちがいありません. しかし,CM には最近話題になっている YouTube (ユーチューブ) に似ているところがあるのではないでしょうか? そして,もしかしたら,そこに活路をみいだせるのではないでしょうか?

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文化・教育と学習, 知的生産とリテラシー:読書法

むかしから,ちまたにはいろいろな速読法があります. 私も自分がどのように速読しているかを 「速読のための訓練」 に書きました. おおくの速読法においては 「一度に多くの文字を見る」 のが秘訣とされています. たとえば 徳永 基 は 「誰でもできる科学的速読法」 にそのことを書いています. それはたしかに納得のいく話ですが,あまりインパクトがありません. しかし,「SRS (Super Reading System) 速読法」 を開発した 栗田 昌裕 は通常の読書法が 「音の読書」 であるのに対して SRS 速読法は 「光の読書」 だと書いています (「1分間に1ページの読書しかできない理由」). 速読をこころがけているものにとっては音読しないことは当然ですが,一般人にうったえかけるには 「光の読書」 ということばはインパクトがあるようにおもいます.

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書評:Web とインターネット, メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, 書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント, Web とインターネット:動画サイトとビデオストリーミング

本書は YouTube がうまれたいきさつや背景について語っている. 240 ぺージほどの本のなかで YouTube そのものについて書いているのは 40 ページくらいでしかないが,なぜ 「燃える 3 人組」 が成功したかがえがかれている. そして,その背景にある 「ビデオ・ハイク (俳句)」 やテレビとの関係,著作権問題,そして果ては中国,BRICs,日本の将来まで,はばひろい話題がとりあげられている. でも,YouTube の話はそれだけですか?

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: YouTube はなぜ成功したのか@ [bk1]YouTube はなぜ成功したのか@Amazon.co.jp

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Web とインターネット:Amazon (アマゾン), Web とインターネット:eコマース (ネット通販), 知的生産とリテラシー:読書法

私は新刊書を買うのにもほとんど Amazon.co.jpBK1 をつかっています. ここ 10 年くらいのあいだに BK1 の周辺ではいろいろな変化がありましたが,それにどう対応して新刊書をえらび,買ってきたか,書いてみたいとおもいます.

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書評

「基礎情報学」 とは野心的なタイトルである. 著者は情報工学,応用情報学,社会情報学という 3 分野の基礎となるべき,あらたな学問をめざしている. しかし,あたらしい学問をうちたてるのは容易なことではない.残念ながら本書はそのほんの入口でおわってしまっている. 精密な議論をめざしてはいるが,私には十分な説得力があるようにはおもえない. たとえば,「オートポイエーシス」 を基盤とするのであれば,「種々見解が分かれ」 ている 「オートポイエーシス」 という概念をもっと明確化する必要があるのではないだろうか.

「基礎」 をめざしている以上,いたしかたないことかもしれないが,本書の内容は抽象的であり,具体的な話題はかぎられている. この本も文理融合をめざしているといえるが,西垣の著書のなかでは著者がもっと 「理科」 にちかかった時代の 「デジタル・ナルシス」,「ペシミスティック・サイボーグ」 などの著書により魅力を感じる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 基礎情報学@ [bk1]基礎情報学@Amazon.co.jp

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2007-09-30

書評

20 世紀には 「言語学的転回」 がおこったのに対して 21 世紀には 「情報学的転回」 がおこると著者はいう. そして,情報学的転回とは人間がコンピュータの奴隷になることへの異議申し立てにほかならないという. これは直観的には納得のいく話である. しかし,著者はこの転回のもととなる IT (情報技術) をユダヤ=キリスト教とむすびつけて,その転回 (ユダヤ=キリスト教の相対化) を議論している. 日本人が IT で欧米ほどの成果があげられない原因も日本にこの一神教がないことにもとめている. キリスト教と資本主義との関係はしばしば指摘されているが,IT との関係を指摘するなら,もっと精密な議論が必要だろう. 現代において情報学転回がもとめられると同時にユダヤ=キリスト教からの転回ももとめられているかもしれないが,本書で論じられているようにオートポイエーシスを媒介としても,私にはこの 2 つがむすびつけられない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 情報学的転回@ [bk1]情報学的転回@Amazon.co.jp

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言語・コミュニケーションとネットワーキング:voiscape, インターフェース・デザイン・アメニティ:コンピュータ・仮想世界 (ヴァーチャルワールド), 言語・コミュニケーションとネットワーキング:電話

音声による自然な遠隔コミュニケーションのためには,従来の電話の受話器のように片耳できくのではなく,両耳をつかう必要があると私はかんがえてきました (「仮想の “音の部屋” によるコミュニケーション・メディア voiscape」 (PDF ファイル)). いまのところ,両耳をつかって遠隔会話をする環境はととのっていませんが,最近,携帯電話にはそこにつながっていくと期待される変化がいろいろおこっています.

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メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ, Web とインターネット:動画サイトとビデオストリーミング

10 日以上まえにニコニコ動画に登録しましたが,ずっとアクセスできないままでした. きょう,ようやくアクセスすることができました. 感想をひとことでいうと,おもしろいものはすくない,おもしろいものはテキストの入力にてまをかけているということです.

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書評

本書の定義によれば,セレンディピティとは 「偶然をとらえて幸運に変える力」 である. 本書には,220 ページほどのなかに,壁にぶつかりつつもそれを越えて成功した研究開発の例などが 20 ほどもあげられている. これらの例のなかにはセレンディピティとの関係がよくわからないものもあるが,これらを読むことによって 「自分ももしかしたら…」 と勇気づけられる. しかし,セレンディピティを語るのはやさしく,身につけるのはむずかしいであろう. 例を数おおくよむことも必要だろうが,もっとふかく追求するすることも必要なのではないだろうか. 浅い例を数おおく知っても,それだけでは実践につなげるのはむずかしいとおもう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 成功者の絶対法則セレンディピティ@ [bk1]成功者の絶対法則セレンディピティ@Amazon.co.jp

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数学・計算・情報学・プログラミング, 書評

本書におけるセレンディピティ・マシンとは,「セレンディピティ効果」 をもたらす機械という意味である. セレンディピティということばは本来 「偶然をとらえて幸運に変える力」 という意味だが,「セレンディピティ効果」 はこれとは《関係がなく》,さまざまなデータの断片をもとに予期せぬ発見をすることである. セレンディピティ効果のひとつとして,本書では幸運どころか,予期しない事態でものごとがうまくいかなくなる 「カモノハシ現象」 をあげている. ほかにもさまざまな IT に関係するセレンディピティ効果が紹介されていて,それぞれおもしろいのだが,はたしてこれが読者が 「セレンディピティ」 ということばから期待するものとあっているだろうか? すくなくとも私のばあいはそうではなかった.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: セレンディピティ・マシン@ [bk1]セレンディピティ・マシン@Amazon.co.jp

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生活:食品・料理と嗜好

最近なかなかよいワインに出会えませんでした. これらのワインも,あつかいかたしだいではもっとよい味や香りがだせたかもしれませんが,家でワインをのむときにはいろいろと制約があります. その制約のなかでもよい味,ゆたかな香りをだせるワインをえらびたいとおもいます. きょうのワインはスペインの Viña Extremeña, S. A. (ヴィニャ・エストレメニャ) の Palacio de Monsalud 2001 という赤ワインです.

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2007-09 について

2007-09 にブログ「カナダからのブログ」に投稿されたすべてのエントリーです. 過去のものから新しいものへ順番に並んでいます.

前のアーカイブは 2007-08 です.

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