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2010-12 アーカイブ

2010-12-01

書評:Web とインターネット, Web とインターネット:ソーシャルウェブとネットでのコラボレーション

Facebook の創業者でありプログラマであるマーク・ザッカーバーグを中心に,彼をとりまくひとびとをドラマ仕立てでえがいている. Facebook のアイデアやマークの geek ぶり,対立,女,裏切り,訴訟など,さまざまな内容をふくんでいる.

しかし,いろいろなものを追いかけすぎて,いささか中途半端になっている印象もうける. マークという人物をえがくのが目的であれば,そこにフォーカスして,もうすこしきめこまかくえがくこともできたのではないかとおもえる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: facebook@ [bk1]facebook@Amazon.co.jp

つづく…

書評:Web とインターネット, Web とインターネット:電子図書館・電子書籍 (一般)

日本電子出版協会 (JEPA) は 1986 年に結成されて現在まで活動してきている. 電子出版について 1980 年代から書いている本はすくないだろう. うすい本であり情報量はすくないが,年表などでこの 30 年間くらいを俯瞰することができる.

電子出版というと現在ではネットワークが欠かせないが,1980 ~ 90 年代には CD-ROM や ROM (電子辞書など) がおもな媒体だった. この本のおもなテーマは辞書や事典であり,それが電子出版をリードしてきたことがわかる. 日本における電子出版の記録として貴重な 1 冊だといえるだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 電子出版クロニクル@ [bk1]電子出版クロニクル@Amazon.co.jp

つづく…

書評:Web とインターネット, Web とインターネット:ソーシャルウェブとネットでのコラボレーション

USTREAM そのものの本ではなくて,著者のもともとの仕事であるテレビや,ラジオ,新聞などの従来メディアとの比較や,テレビの裏話などにウェイトがある. USTREAM の番組のつくりかたなども書いてあるが,多分にテレビ的だ. USTREAM らしさは,こういうところからでてくるのではないようにもおもえる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: USTREAMがメディアを変える@ [bk1]USTREAMがメディアを変える@Amazon.co.jp

つづく…

書評:社会・経済, 社会・経済

日本人のなかには台湾人を極端に親日的だとかんがえたり,逆にかんがえたりするひとがいる. 著者はそれに対して執拗に反論している. そういう,くどい部分に我慢してよみすすむと,現代日本のさまざまなものに 「萌日」 する台湾人のすがたがえがかれている. しかし,哈日族についての本などを読んだひとにとっては,それほど新鮮な内容ではないだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 「親日」台湾の幻想@ [bk1]「親日」台湾の幻想@Amazon.co.jp

つづく…

2010-12-02

インテリア・家具・機器の博物館:テレビ受像機・モニタ, メディア・アート・イベント・エンターテイメント

「すきまをうめる」 デジタル・サイネージのふしぎ」 という項目では,駅のホームに設置されたデジタル・サイネージがほとんど機能していないので 「不思議だ」 と書いた. しかし,いまやそれを機能させるために,新宿駅では音量をあげるようになって,騒音源と化している.

つづく…

2010-12-04

Web とインターネット:Amazon (アマゾン), 書評:Web とインターネット, Web とインターネット:クラウドコンピューティング, Web とインターネット:電子図書館・電子書籍 (一般)

この本では 「デバイス」 とよばれている Kindle や iPad などについての本のおおくは,電子書籍や情報端末の表層的な紹介や比較にとどまっている. そのなかで,この本はそれらがもつもっとふかい意味を分析しようとしている.

この本の一番のエッセンスはインターネットの歴史において,自由でひらかれたインターネットをささえてきた 「パソコン=純インターネット生態系」 から,インターネットをとじた世界に分割する 「デバイス=クラウド生態系」 への移行がすすんでいくというところにある. 著者はそれがさらに 「インタークラウド」 というつぎの時代につながっているということまで書いている.

しかし,このような論旨がストレートなかたちで展開されず,また,一般の読者には解説なしではわからないであろう概念がいろいろ登場してくるため,読むのはかならずしも容易でない. しかしそれらが,著者がさまざまな本を読んでかんがえてきたことの結晶であることはまちがいないだろう. 論旨の展開や用語にはいろいろ疑問もあるが,じっくり読めば,いろいろ得ることがあるだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: Kindleショック@ [bk1]Kindleショック@Amazon.co.jp

つづく…

知的生産とリテラシー:プレゼンテーション・PowerPoint, 知的生産とリテラシー:印刷・フォントとレイアウト, 知的生産とリテラシー:文書処理・Word

情報処理学会の論文誌に最終原稿を投稿するとき,文章は Microsoft Word でもよいが,図は EPS (Encapsulated PostScript) 形式で提出することがもとめられる. ながらく情報処理論文誌には投稿したことがなかったので,EPS 形式といわれて,とまどってしまった. Windows 7 のうえで,どうやって PowerPoint の図を EPS 形式に変換したか,書いてみることにする.

つづく…

2010-12-05

情報通信博物館

最近は信頼性があがったのか,無線 LAN (WiFi) のトラブルがすくなくなった. しかし,以前はしょっちゅう接続できなくなる事故がおこっていたので,「うごかない無線 LAN」 という項目に書いたように,1 階と 2 階とのあいだの LAN 配線を外壁づたいにしている. しめたままのサッシに線をはさんでいるが,問題はおこっていない.

つづく…

情報通信博物館:MacBook

iPad のためにプログラムを書いてみたいという動機で,これまでずっとがまんしていた Macintosh についに手をだした. ちょうど iPad / iPhone 技術をとりいれた MacBook Air がでたところなので,それを買った. Macintosh らしさをひきつぎながら,Windows ユーザにも違和感がないようにデザインされていることがわかった.

つづく…

2010-12-07

情報通信博物館:iPad, 情報通信博物館:iPhone

iPhone は以前は iPad よりかなりピクセル数がすくなかった (解像度がひくかった) が,iPhone 4 になって,iPad に匹敵する解像度をもつようになった. それによって,いろいろなアプリケーションの表示がかなり改善された. たとえば,産経新聞の紙面の表示も,全体がみわたしやすくなった. しかし,iPhone と iPad の解像度がちかいと,ほかにも重要な利点が生じる.

つづく…

情報通信博物館:iPad

iPad と他社製品とのちがい,iPad と iPhone の微妙なちがいなどについて,納得のいく説明をしている. タッチパネルでうまく絵がかけることが,あたりまえのようでいて,どれだけむずかしく,他社は実現できていないかというのがそのひとつだ. カートリッジをつかわずダウンロード販売していることの利点,課金のしかたなども,ユーザの立場にたったデザインの結果だという. Apple が Flash の導入を拒否している理由も説明されている.

こうして iPad の魅力がつぎからつぎへ書かれているこの本だが,これだけ利点ばかりがならべられると,警戒はなければという気にもなってくる. すこしは影の部分にもふれて,バランスをとったほうがよかったようにおもう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: iPadショック@ [bk1]iPadショック@Amazon.co.jp

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情報通信博物館:iPad, 文化・教育と学習:教育・大学・研究

「機械音痴」 という著者にもちこまれた出版社の企画. 著者はこれを機に IT をとりいれた教育を取材し,iPad をつかった教育をみずからこころみて,その効果をたしかめている. いかにも底があさいが,それが日本の現状でもあるのだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: iPadで教育が変わる@ [bk1]iPadで教育が変わる@Amazon.co.jp

つづく…

2010-12-08

情報通信博物館:iPhone, 言語・コミュニケーションとネットワーキング:電話

どういう部品とくに各種のセンサーが iPhone のどの版から搭載されているか,それらはどこでつくられ,どうすごいのか?! それがていねいに解説されている. おもしろいことはまちがいない.

ただ,この本で解説されているのは部品のすごさやくみたてのすごさであり,なぜそれが iPhone に必要なのか,またどう機能しているのかは,この本からはよくわからない. そこが iPhone の一番のすごさのはずなのだが…

評価: ★★★★☆

関連リンク: iPhoneのすごい中身@[bk1]iPhoneのすごい中身@Amazon.co.jp

つづく…

2010-12-09

Web とインターネット:電子書籍: 自炊 (自己電子化)

「自炊」 するにも,ひとによって予算もちがうし,本を裁断するか,そのままよませるかというちがいもある. 著者はそういうさまざまなニーズにできるだけはばひろくこたえようとしている. 文章だけでなく写真を多用しているので,具体的な作業のイメージを把握することができる.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 電子ブック自炊完全マニュアル@ [bk1]電子ブック自炊完全マニュアル@Amazon.co.jp

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2010-12-16

書評:Web とインターネット, Web とインターネット:電子図書館・電子書籍 (一般)

著者が映画製作にたずさわったあと,パイオニアでレーザーディスクをあつかうようになったいきさつから,アメリカでボブ・スタインという人物とボイジャー社に影響をうけてボイジャー・ジャパン社を設立し,米社が解散したあとも日本で電子書籍をつくりつづけたこと,そして電子書籍の未来についてまで書いている. 日本のボイジャー社がてがけてきたエキスパンド・ブックや T-Time,青空文庫などについての貴重な記録だといえるだろう.

最後のほうで著者はハードウェアがうつりかわっても本はいきのこっていかなければならない,そのためにはフォーマットの統一が必要だということを強調している. ハードがなくなると読めなくなるだろうアプリとして電子書籍を制作しているひとには,ぜひ読んでもらいたいものだ.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 電子書籍奮戦記@ [bk1]電子書籍奮戦記@Amazon.co.jp

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社会・経済:産業・ビジネス, 書評:社会・経済

タイトルをみると著者がビジネスに計画はいらないと主張しているようにもみえる. 実際,ビジネスにはゆるぎないゴールが存在したりせず,プロセスが重要だという主張をしている. しかし,目的や目標をたてることを否定しているわけではなく,それらは必要に応じて再設定するべきものだということだ.

著者がきらいなのは 「戦略」 という勝ち負けにかかわることばだ. 一方,著者はこの議論のなかにフェティシズムとか脱構築とかいうことばをもちこもうとしている. しかし,「戦略」 の否定をふくめて,十分に整理されているとはおもえない. 共感できる部分はあるが,読みおわってもモヤモヤしたものがのこる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: ビジネスに「戦略」なんていらない@ [bk1]ビジネスに「戦略」なんていらない@Amazon.co.jp

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書評:知的生産とリテラシー, 知的生産とリテラシー

定年後も興味のあることをみつけて学習し,知的にすごそうという趣旨はまったく賛成だ. しかし,それ以外に共感できるところはあまりなかった. 定年に達したら蔵書をすべててばなす学者や最終講義でなにもはなすことがなかった大学教授の話をされても,あまり得るところはない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 知的余生の方法@ [bk1]知的余生の方法@Amazon.co.jp

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書評:インタフェース・デザイン・アメニティ, インターフェース・デザイン・アメニティ

多数のカラー写真がジェスチャーによるインターフェースを読者の直観にうったえる. 本分をよまなくても,写真とそのキャプションをみるだけで,かなりの情報がある. 本の末尾 (「なか見! 検索」でみられる) には,やはり 50 ページにわたるカラー写真で人間 (日本人のような女性) の自由なジェスチャーがしめされている. それを今後のインターフェースにどういかすかは読者にゆだねられているということだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: Designing Gestural Interfaces@Amazon.co.jp

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2010-12-21

社会・経済:産業・ビジネス, 書評:社会・経済

工業製品が標準化された部品からくみたてられることは周知であり,その意味で 「製品アーキテクチャのモジュール化」 は目新しいことではない. しかし,この本ではそれだけでなく,「生産のモジュール化」,「企業間システムのモジュール化」がとりあげられ,また 「製品アーキテクチャのモジュール化」 においても日本の企業ではモジュール間のすりあわせをともなう,より柔軟なモジュール化がなされていることの指摘など,実際の生産の場の観察にもとづくさまざまな分析がなされている.

ただ,この本は章ごとにことなる著者が執筆しているため,それらの分析が十分に整理されたかたちでしめされていないところに弱点がある.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: モジュール化@ [bk1]モジュール化@Amazon.co.jp

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2010-12-27

書評:仕事と起業, 仕事と起業

売らんがための,えげつないタイトルだという印象はぬぐえない. しかし,このタイトルはたとえば 「できる人,できない人」 にかえても,内容にあわなくなることはないだろう. 「稼ぐ人」 ではなくて 「稼げる人」,つまり,常に努力し向上しようとするひとをえがこうとしている. 本のなかのいたるところに 「稼げる人」 ということばがあらわれて鼻につくが,あまりこのことばにとらわれずに読んだほうがよい.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 稼げる人、稼げない人@ [bk1]稼げる人、稼げない人@Amazon.co.jp

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書評:Web とインターネット, Web とインターネット

なんでも自由にできたパソコンとインターネットが,セキュリティや使い勝手を理由に,不自由なアプライアンスでおきかえられようとしている. アップルは自由なアップル II をつくっていたが,いまや不自由な iPhone や iPad をつくっている. この本は自由だったインターネットの過去から不自由になりつつある現在までをえがき,どうすれば自由をとりもどせるかをかんがえている. しかし,その道はけわしい. 著者の提案も,どれだけ実現されるかわからない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: インターネットが死ぬ日@ [bk1]インターネットが死ぬ日@Amazon.co.jp

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書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント, メディア・アート・イベント・エンターテイメント:文学

タイトルからは電子書籍に関する本であるような印象をうけるが,実際はおもに本のなかみ,とくに小説についての本だ. 「メロス」 もとりあげられているが,もっと最近の作品に関するものがおおい. 著者も 「「電子ブックの未来」 みたいな文章が含まれていない」 と書いているが,こういうタイトルをつけるなら,ケータイ小説くらいはとりあげてもよかったのではないかとおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 紙の本が亡びるとき?@ [bk1]紙の本が亡びるとき?@Amazon.co.jp

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2010-12-28

情報通信博物館:コンピュータ館, 知的生産とリテラシー:印刷・フォントとレイアウト

ここ何世代か,インクジェット・プリンタとしてキヤノン (Canon) のをつかってきている. これまでつかってきたのは複合機の MP-600 だ. ところが,ここ何ヶ月か,印刷がまだらになる状態がつづいている. クリーニングも何回かこころみたが,なおらない. 修理にだすこともかんがえたが,たかくつくようだ. 交換用のインクカートリッジももう売っていない. まだ買ってから 4 年はたっていないのだが,これは買いかえどきと判断した.

つづく…

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