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論文のかきかたアーカイブ

0001-01-01

このカテゴリーには論文のかきかたに関する話題をあつめています. 上位のカテゴリーは論文です.

なお,このページは 論文のかきかた アーカイブのページの先頭に表示されるように,意図的に投稿日時を 0001-01-01 00:00:00 としてあります (実際の投稿日時は 2012-09-15 11:37:39 です).

2007-06-23

いろいろなところで “ペーパーレス化” が推進されています. しかし,論文コピーとりまくり にも書いたように,私は “ペーパーレス” ではいきていけません. 論文を書くときもけっこう紙を消費しています.

つづく…

2008-12-06

これまで英単語を (Web 上の) 辞書でしらべたいときは goo の辞書 をつかってきた. べつにそれがよいとおもってつかったきたわけではなく,もっとよいものをしらないから,そうしてきただけである. 最近,論文の英文添削をうけたときに,添削者から ALC の辞書 (英辞郎) は用例がおおくてよいということをおそわった. これからは,この辞書をつかうことにしようとおもう.

つづく…

2008-12-28

日本人のなかには箇条書きや図式をこのむひとがおおいのですが,このブログのなかではこれまで,それらに対する疑問箇条書きに関するなやみを書いてきました. 疑問をもっているひとはわたしだけではありません. ネットでみつけた箇条書きに関する記述について書きます.

つづく…

2009-01-20

英語の論文を書くのはいまでもへたですが,それでも,ひとなみには書けるようになったようにおもいます. また,「速読のための訓練」 という項目に書いたように,必要にせまられて英語の論文をスクリーニングする技術を身につけました. いずれも,会社づとめをはじめたときには,まったくダメでした. 会社ではいろいろな仕事をしなければならなくなるので,ずいぶん時間をかけて,やっとここまできました.

つづく…

2009-01-26

後輩から英語の論文の書きかたや投稿先などについてきかれた. 投稿先に関しては,分野ごとにちがうし,そのときどきでちがうから,本に書きようがない. しかし,書きかたに関してはさまざまな本が書かれているし,学会誌などにも書かれているだろう. しかし,Amazon で検索してみるかきり,いまの目的にあったものはみつからない.

つづく…

2009-01-31

著者はすでに論文作法を新書に書いているが,田中 克彦 の本を読んで 「楽しい」 論文を書く方法をひとにつたえたいとかんがえて,前著とはまったくちがう内容を本にしている.

著者は多数の論文を査読しているのだろう. この本には査読者の立場がしばしばのぞいている. 査読者を納得させるには論文をどう書けばよいか,そういう視点で書かれた本はこれまでなかっただろう.

しかし,個々の話題に関しては疑問がある部分もある. たとえば,論文の 「はじめに」 の部分をどう書くかはその論文のはじめに要旨があるかどうかでちがうとかんがえられるが,要旨が考慮されていない. 文の構造に関しては 本多 勝一 の方法を紹介し,読点のつかいかたを議論しているが,そこでとりあげられている例題 (f) は,読点のうちかたよりまず語句の順序を再検討するべきだとかんがえられる.

しかし,そういうこまかい欠点はあっても,とくに理科系の論文を論文誌などに投稿するときには,この本は他の本には書かれていなかったいろいろなことをおしえてくれるだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: どう書くか@ [bk1]どう書くか@Amazon.co.jp

つづく…

2009-02-02

論文の書きかたから投稿のしかた,発表のしかた,資料の収集・整理法まで,ひととおりのことが書いてある. 2003 年に出版されたものだが,資料の収集・整理法をはじめ,ふるさを感じさせる部分もある. しかし,大半の部分は普遍的であり,参考になる点がおおい. この本でも本田勝一の 「日本語の作文技術」 が引用されているが,理科系のあいだでのこの本の人気をうかがわせる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 理科系のための論文作法@ [bk1]理科系のための論文作法@Amazon.co.jp

つづく…

2009-11-10

私は Word で論文などを書くためにスタイルなどをくふうしているが,他人がどうやっているかはあまりよく知らない. 本書の副題は 「文書も頭も構造化する」 となっていて期待させたが,内容はほとんど瑣末的なことばかりで期待はずれだった.

期待していたのは論文の構成要素や構造がこうなっているから,こういうふうにつかうべきだというような内容だが,書いてあるのはタブやインデントのつかいかた,タブや表をつかって図をかくやりかたなどだ. はじめのほうにテンプレートのつかいかたがかいてあるが,そもそも論文をかくにに適したスタイルの定義がないのにテンプレートを定義してもしかたがないようにおもえる.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: Word 利用法@ [bk1]Word 利用法@Amazon.co.jp

つづく…

2010-08-22

私は ICT の研究者として生きてきたので,当然,英文の論文もそれなりの数,書いてきた. 論文査読の方法については項目をたてて書いたが,論文の書きかたについてはほとんど書いてないことに気がついた. 論文は日本語でも書くのはむずかしいが,まずは英語の論文をどう書いているかについて,書いてみることにしよう.

つづく…

英文で論文を書いたときには,できるだけ添削 (proofread) してもらうようにしている. 専門家にたのむのでコストはかかるが,それによって論文がわかりやすく,とおりやすくなるとかんがえられるからだ. 英文を書いて添削をよくたのんでいるひとには周知のことだろうが,この添削のやりかたもインターネットの発展にともなって,だいぶかわってきた.

つづく…

2011-09-20

英語の論文を書くとき,構成と表現の両方が課題になるが,この本は基本的に後者だけをあつかっている. さまざまな英語らしい表現が紹介されている. ある程度,論文を書く経験をかさねたひとが,もう一度みなおすときに読むのに適しているだろう. 何度書いても時制をどうするべきかはまようが,それについてもおよその解がしめされている. 表現についても構成との関係で注意するべき点があるとおもうが,それはほかの本で知る必要があるだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 理系のための英語論文執筆ガイド@ [bk1] 理系のための英語論文執筆ガイド@Amazon.co.jp

つづく…

卒業論文などのかきかたについて何冊も本を書いている著者だが,論文をかきはじめるときには七転八倒すること,途中からかきはじめることができずに頭からかきはじめることなどを告白している. ということは,途中からしか書くことができない私などはこの本からえられることがすくないということかもしれない. たくさん勉強しすぎると自分でかんがえなくなるからよくないという著者のかんがえにも賛成できない.

「論理的思考法」 や 「論理的な議論」 にはっきりした方法がないということも書いているが,演繹や帰納はもちろん推論の方法はさまざまあるのだから,はっきりしているかどうかはべつとして,そういう方法がないというのはおかしいだろう.

文章には 「つなぎ」 が重要という話も書かれていて,それはそのとおりなのだが,文どうしをつなぐのが接続詞だけであるかのように書いているのは不十分だろう. たとえば代名詞やそれに相当する名詞のくりかえしなどもつなぎのやくわりをはたしているはずだ.

というわけで,この本には不満な点がおおい. しかし,この本だけ読むのでなくて,ひとつの意見として読むぶんには参考になる点があるだろう.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 論文の書き方@ [bk1] 論文の書き方@Amazon.co.jp

つづく…

2011-09-21

大学生むけの論文の書き方本のおおくは卒論に特化されすぎているようにおもう. この本はもっとひろくて,高校生くらいでもつかえるし,興味がもてるのではないだろうか. ネタのえらびかたや調査のしかたも具体例をあげて説明しているし,「論文を書く段取り」 もなっとくのいく説明がなされている. ただ,記号やフォントのつかいかたに関しては,卒論でもここまでこまかく指定しなくても…とおもう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 論文マニュアル @ [bk1] 論文マニュアル @Amazon.co.jp

つづく…

英文を書くのになれていないひとのために,論文の構成から表現まで,ひととおりの説明をしている. 表現は比較的日本人にかきやすいものをえらんでいる (つまり,あまり英語らしくないものがおおい) ようにみえる. たとえば,abstract の例としてあげられている文章では purpose という単語が 2 つの意味でつかわれている (奇妙 !) うえ,自分の研究目的を過去形で書いている (奇妙 !). “It is ...ed (過去分詞)” が多用されているのも Japanese English っぽい. もしかすると初学者にはこのほうがかきやすくてよいのかもしれないが,最初からもっと英語らしい表現が書かれた本をえらんだほうがよいようにおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: かならず書ける英語論文 @ [bk1] かならず書ける英語論文 @Amazon.co.jp かならず書ける英語論文(ベーシック版) @ [bk1] かならず書ける英語論文 (ベーシック版)@Amazon.co.jp

つづく…

2011-09-22

和文にしろ英文にしろ,文章を書くときには文どうしや段落どうしのつなぎをくふうする必要がある. 私のばあい,おもに英文添削で自分が書いた文章の不備をしてきされるのだが,最近たまたま,文章のかきかたに関する本をいろいろ読んで,つなぎについて書いている部分をいくつかみつけた.

つづく…

2011-09-24

よくこれだけ誤用例をあつめたとおもうくらい,多数の例が,論文などからあつめられている. もちろん参考になる点は多々ある. しかし,危惧をいだいてしまうのは,ただしい例とおなじ数だけ誤用例をよまされると,そちらがあたまにのこって,まちがえてつかってしまうのではないかということだ. ただしい例だけ読んだほうがよいような気もする.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 間違いだらけの英語科学論文@ [bk1] 間違いだらけの英語科学論文@Amazon.co.jp

つづく…

大学生がレポートを書くときにはこの程度のことに気をつければよいということかもしれない. しかし,文章とくに論文の書き方としては相当にまずい内容だ. たとえば,段落については 「段落をどこでとるかの規則はない」 と書いている. 日本語ではもしかするとこれでよいのかもしれないが,英語のパラグラフをかんがえると,これはまったくのまちがいだ. 日本語で書くときも,段落をどう構成しどこで段落をきるかに関しては,もっと意識的であるべきだろう. この調子のゆるい内容がいたるところにみられるから,むしろ有害な本だといってよいだろう.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 新版 大学生のためのレポート・論文術@ [bk1] 新版 大学生のためのレポート・論文術@Amazon.co.jp

つづく…

著者の百戦錬磨 (?!) の経験がいかされた本だ. 類書からはえられない,ふかい内容にみちている. たとえば,他人を説得するための 3 つの方法つまり 統計的な方法,演繹論理法,データのきれはしを論理でつなぐ方法 (論理重合体合成法). それから,「不思議」 と 「面白い」 に関する話題,文章のつなぎかた,などなど. しかし,残念なのは論点が抽象的であり,具体例がひとつもないことだ. よく,かみしめて読む必要があるだろう.

評価: ★★★★★

関連リンク: 創造的論文の書き方@ [bk1] 創造的論文の書き方@Amazon.co.jp

つづく…

PowerPoint 資料を本にしたような感じで文章がこなれていないし,うすい本なのにちいさなフォントでぎっしり印刷されていて読みやすいとはいえない. しかし,得るところはすくなくない. 「Leggett の木」 という,日本語とはちがう英語の論理に関する説明にも,具体例をつけてていねいに説明している. 連結語の説明でも,文どうしをつなぐさまざまな表現が分類されたうえで具体的にしめされている. ほかにも論文の構成から細部の表現にいたるまで,有用な項目が多々ふくまれている.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 科学英語論文の書き方@ [bk1] 科学英語論文の書き方@Amazon.co.jp

つづく…

以前から有名な論文の書き方の本のなかに 「起承転結」 の 「転」 はいらないという話が書いてあって,もう常識になっているものとおもっていた. ところが,そういう本をあらためてまとめて読んでみると,おおくの本にあいかわらず 「起承転結」 がポイントとして書いてある.

つづく…

2011-09-25

論文の構成や表現が話題の中心だが,論文の計画から投稿までの過程についても書いている. 論文構成に関しては,序章のかきかたなどに参考になる点がおおい. パラグラフの構成に関してもかなりのページをさいている. 段落のきりかたになやんでいるようなひとは,ぜひ読むとよい. 時制についてもページをさいているが,完了形のつかいかたが書いてないので,この本だけでは不十分だろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 創造的論文の書き方@ [bk1] 創造的論文の書き方@Amazon.co.jp

つづく…

2011-09-28

スタイルの定義のしかたやそのほかの設定のしかたを微に入り細に入り説明している. しかし,それでどういう形式の論文ができるのかが直観的にわかるように書いてない. 実際にやってみればわかるということだろうが,あまりに不親切ではないか. 論文のイメージをみせられなければ,設定する気もおこらない.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: Word活用法@ [bk1] Word活用法@Amazon.co.jp

つづく…

2011-10-01

1987 〜 88 年ごろ,LaTeX をつかって英語の論文を書いた. しかし,その後は Microsoft Word をつかうようになった. 私にとっては Word のほうが便利だったし,それでとくに問題もおこらなかった. しかし,最近,共著者の意向で LaTeX をつかうことになった.

つづく…

LaTeX をつかって共著論文を書くことになった. 東大や他社をふくむ 5 者による共著論文なので,ひとつのファイルを何人もがアクセスすることになる. そのため,共著者の提案で SVN (Subversion) によってバージョン管理することになった. 東大にあるサーバにファイルをおいて,SSH と SVN をつかってそれにアクセスする. 企業につとめるものにはなかなかハードルがたかい環境であり,まだ完全にハードルがこえられていない.

つづく…

2012-07-17

大学の非常勤講師をしているので,学生に 2 回,レポート課題をだした. レポートの形式には注意をはらっていなかったので,それを採点基準にはいれていなかったが,いまおもうと,内容はともかく形式がととのっているかどうかも採点するべきだったようにおもう. レポートのかきかたをあまりに知らない. どうにかする必要がある.

つづく…

2014-06-09

これまで会社の仕事について書いた論文をおもに IEEE 系の会議で発表してきた. それをいま open access journals に投稿しようとかんがえている. その理由をあげてみる.

つづく…

オープン・アクセス・ジャーナルに投稿したい理由を別項に書いた. どのジャーナルにしたらいいか,調査したのでその結果を書いておく.

つづく…

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