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2010-08 アーカイブ

2010-08-08

書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント, メディア・アート・イベント・エンターテイメント

最近,21 世紀の日本が世界にウリにするのはコンテンツであり,そのひとつの中心はマンガやアニメだという声がおおきくなっている. この本はそういう議論の異常さをもう一度おもいおこさせてくれる. サブカルチャーだったはずのマンガやアニメが国策にされてしまっている. 第 2 部はそれに対する批判だ.

それとともに,第 1 部では日本のマンガやアニメが日本オリジナルではないことが強調される. それとともに,それらが太平洋戦争におおきな影響をうけて独自性をえたことも論じられている. オリジナルでないことよりは戦争に影響をうけたことのほうがむしろ重要な指摘だろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか@ [bk1] 「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか@Amazon.co.jp

つづく…

社会・経済:グローバル化, 知的生産とリテラシー:思考法・アイデア術, 書評:社会・経済

マッキンゼーに就職しハーバード・ビジネススクールを経たのちさまさまな会社の経営にたずさわってきた著者の回顧録だ. 著者はおおくのひとにはできない経験をしているが,この本の内容はむしろ常識的といってもよいだろう. しかし,そのなかにさまざまな,ひかる部分がある. マッキンゼーへの就職をかんがえたときに,マッキンゼーのことを悪くいうひとは 「イメージ」 がベースだったのにくらべて,評価していたひとは具体的な事実がベースだったことに気づいたこと,日本以外のアジアとアメリカとのあいだの人の流れは日本にいるとあまり実感がわかないが,ボディーブローのように効いてきているという指摘など. さらっと書かれているが,よみとばしてしまうには惜しい.

評価: ★★★★☆

関連リンク: グローバル・マインド@ [bk1] グローバル・マインド@Amazon.co.jp

つづく…

2010-08-11

Web とインターネット:プロトコルとネットワーク

きのう自分にメイルをおくってみて,メイルボックスがいっぱいで受信できなくなっていることがわかった. メイルボックスは 200 MB とってあるから,こんな事態は想定していなかった. どうやら,メイル・サーバがいつのまにか POP3 から IMAP4 にかわっていて,設定がただしくないためにあふれてしまったようだ.

つづく…

メディア・アート・イベント・エンターテイメント:音楽 (一般)

プリペアド・ピアノのための曲としてはジョン・ケージのものが有名だ. プリペアド・ピアノはピアノの内部にクギやコルクやその他のものをいれて,ピアノの音色をかえたものだ. といっても,楽器屋でつくっているわけではなくて,通常はピアノ奏者が自分で準備する. 楽器としての音をつくるのだから,つまりはピアノ奏者が自分で楽器をつくっているということになる.

つづく…

2010-08-12

生活:食品・料理と嗜好

糖分のあるたべものやのみものをとったあと,口のなかがすっぱくなることは,よく言及される. これは歯の健康にとって大敵だ. ところが,牛乳の後味に関しては Web をさがしても,あまり書いてない. 私は牛乳をのんだあとの酸味を消すために,そのあと,ほかののみものをかならず,のむことにしている.

つづく…

Web とインターネット:プロトコルとネットワーク

Ethernet はデータリンク層のプロトコルだといわれている. たしかに,Ethernet はデータリンク層の機能をもっているが,それだけでなく,アドレッシングというネットワーク層の機能もあわせもっている. Ethernet 上でインターネット・プロトコル (IP) のようなネットワーク層のプロトコルをつかえば,ネットワーク層の機能がダブることになる. これはプロトコルの複雑さにつながるから,解決するべき問題だとおもう.

つづく…

2010-08-14

書評:生活, 生活

モノを材料モノ,道具モノ,愛着モノの 3 つにわけて,整理のしかたをきれいに体系化している. それなりに納得のいく理論だ. イラストも著者自身が書いていて,わかりやすい.

しかし,日常のモノの整理は 「生活」 そのもののはずなのに,この本からは生活臭がまったくしない. たしかに冷蔵庫や本やその他いろいろなモノが登場して,どう整理すればよいのかが語られている. しかし,結局は理論だけでおわっていて,具体性に欠けている.

著者自身がこれを実践しているのか,疑問におもえてくる. この本にしたがって整理しようとしても,最後のところでいきづまってしまうだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 「挫折しない整理」の極意@ [bk1] 「挫折しない整理」の極意@Amazon.co.jp

つづく…

書評:社会・経済, 社会・経済

著者はハリウッドで日本人の習慣などについてきかれ,それを実践しているアメリカ人もすくなくないということだ. 日本の文化や習慣が注目されていることはまちがいないだろうが,それではアメリカ人は日本以外の文化や習慣にどれだけ注目し,どれだけとりいれているのだろうか. この本にはそれについては,なにひとつ書いてない.

著者は日本人とアメリカ人のふるまいに共通点をみつけると,すぐにそれはアメリカ人が日本人をまねしたのでは…と書いている. そういうケースもあるだろうが,もともと共通の部分もあるだろうし,日本が西洋からまなんだものを逆輸入していることもあるだろう. 全部 「日本人のマネをしている」 といってしまうのは著者の無知ゆえだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: ハリウッドではみんな日本人のマネをしている@ [bk1] ハリウッドではみんな日本人のマネをしている@Amazon.co.jp

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2010-08-16

インターフェース・デザイン・アメニティ, DIY (日曜大工) とものづくり・実験:修理・修繕

20 年以上つかってきた浴室のタイマースイッチがこわれた. セットしようとしても,すぐに 0 にもどってしまうようになったのだ. ホームセンターにかわりのスイッチをすぐに買いにいって交換したのだが,おなじものはなかったので,まよってしまった.

つづく…

生活:食品・料理と嗜好

猛暑がつづくなかで元気な野菜はハラペーニョと甘長トウガラシ,それにモロヘイヤだ. ハラペーニョもどんどん実をつけるが,とてもたべきれない. 甘長トウガラシはからくないので,全部たべられる.

つづく…

DIY (日曜大工) とものづくり・実験

本やその他のものがあふれているので,あちらこちらに棚をつくって収納している. テレビが薄型になって以来その裏に未使用のスペースができているので,そこにも棚をつくることにした. 構造材と,鉄板からつくった棚うけをつかえば,材料費はとてもやすい.

つづく…

2010-08-21

文化・教育と学習:クールジャパン・ガラパゴス・オタク・カワイイ・アキバ, 社会・経済:日本の再生と針路, 書評:知的生産とリテラシー

世界でアニメ,ゴスロリ,コスプレなどを取材し,イベントに参加してきた著者が,そのパワーや世界の若者のかんがえかたなどについて書いている. おなじ著者が 「世界カワイイ革命」 などの本も書いていて,基本的な方向はかわらない. しかし,この本では世界と日本とのちがい,とくに世界ではコスプレがうけいれられているのに日本ではあまりうけいれられていないことなどがとりあげられている.

しかし,世界の現象も日本の状況も,十分に分析されているとはいえない. 「クルマと家電が外貨を稼ぐ時代は終わった」 のはたしかだろうが,アニメがどれだけそれにとってかわれるのか,近視眼的なこの本からはこたえがみいだせない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 日本はアニメで再興する@ [bk1] 日本はアニメで再興する@Amazon.co.jp

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書評:仕事と起業, 仕事と起業

ブログを本にしているため,新書としてはかなり 「奇妙」 な文体だ. しかし,内容は科学者の日常をうまくとらえている. ツッコミは浅いが,科学者がぶつかる政治や特許,学会その他さまざまな話題がとりあげられている. とくに女性科学者特有の問題もとりあげられていて,科学者をめざす女性には参考になるだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 科学者たちの奇妙な日常@ [bk1] 科学者たちの奇妙な日常@Amazon.co.jp

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書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント, メディア・アート・イベント・エンターテイメント, 数学・計算・情報学・プログラミング, 書評:数学・計算・情報学・プログラミング, 未整理

エッシャーをとりあげた本はすくなくないが,この本はエッシャーの他の種類の作品もとりあげながら,おもにタイリングにもとづく作品をとりあげている. そこから話はペンローズ・タイルやイスラムや日本の文様につながっていく. 想像力や創造力を刺激される本だ.

評価: ★★★★☆

関連リンク: エッシャーとペンローズ・タイル@ [bk1] エッシャーとペンローズ・タイル@Amazon.co.jp

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文化・教育と学習:クールジャパン・ガラパゴス・オタク・カワイイ・アキバ, 書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント, メディア・アート・イベント・エンターテイメント

日本からアメリカに特撮映画やアニメが輸入されていたが,歴史的,宗教的,社会的,その他の理由でうけいれられない部分があってカットされたり改竄されたりしていた. それにもかかわらず,著者をはじめ,おおくのアメリカ人がそれにひきつけられてきたことが,この本にえがかれている. 改竄されなければならなかった理由のなかには,宇宙戦艦ヤマトと米軍によって撃沈された戦艦大和との関係,性,暴力などだ. このあたりには,日本人には書けない部分が多々あるようにおもう. いまではインターネットを通じて,もつとナマの情報がはいるようになっているはずだ.

この本にはテレビ番組ワースト 50 にはいったという 「ピンクレディー・ショー」 や日本人についての誤解をまきちらした 「将軍 - Shogun -」 などについても書かれていて,おもしろく,かつかんがえさせられる.

評価: ★★★★☆

関連リンク: オタク・イン・USA@ [bk1] オタク・イン・USA@Amazon.co.jp

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2010-08-22

メディア・アート・イベント・エンターテイメント:ビデオ・映画・テレビ

NHK の 「プロフェッショナル」 の市川海老蔵をみた. 歌舞伎の名門にうまれて役者への道が運命づけられていた海老蔵だが,「うまれるまえに市川家を自分でえらんだ」 というくらい,すべてを自分できめなければおさまらない性格のようだ. 大河ドラマの篤姫をおもいだした.

つづく…

知的生産とリテラシー:作文・文章技法・添削, 文化・教育と学習:研究法から生き方まで, 論文:論文のかきかた

私は ICT の研究者として生きてきたので,当然,英文の論文もそれなりの数,書いてきた. 論文査読の方法については項目をたてて書いたが,論文の書きかたについてはほとんど書いてないことに気がついた. 論文は日本語でも書くのはむずかしいが,まずは英語の論文をどう書いているかについて,書いてみることにしよう.

つづく…

知的生産とリテラシー:作文・文章技法・添削, 論文:論文のかきかた

英文で論文を書いたときには,できるだけ添削 (proofread) してもらうようにしている. 専門家にたのむのでコストはかかるが,それによって論文がわかりやすく,とおりやすくなるとかんがえられるからだ. 英文を書いて添削をよくたのんでいるひとには周知のことだろうが,この添削のやりかたもインターネットの発展にともなって,だいぶかわってきた.

つづく…

2010-08-23

文化・教育と学習:クールジャパン・ガラパゴス・オタク・カワイイ・アキバ, 書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント, メディア・アート・イベント・エンターテイメント

アメリカのオタクやマンガ,アニメなどについてはよくつたえられているが,フランスのオタクの日本語での紹介は貴重だ. アメリカ人は文化に対しては保守的で,マンガやアニメもアメリカナイズされなければうけいれられなかったが,ヨーロッパでは… ということだが,フランスでもやはり日本のマンガやアニメは,暴力シーンを中心に,さんざん改竄されなければうけいれられなかったようだ.

原作は 1998 年に出版されているのでだいぶふるいが,文庫として 2009 年に出版されるにあたって,ジャパンエキスポなど,最近の事情についても書かれている. しかし,そこにそれほど目をひく内容があるわけでもない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: ル・オタク@ [bk1] ル・オタク@Amazon.co.jp

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文化・教育と学習:クールジャパン・ガラパゴス・オタク・カワイイ・アキバ, メディア・アート・イベント・エンターテイメント, 書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント, 書評:文化・教育と学習, 社会・経済

「模倣」 がおもなテーマになっているが,模倣される日本だけでなく,日本が外国を模倣するさまもえがかれている. 大学のゼミでのいろいろな話をまとめたということで,それほどまとまりのある内容ではない. とはいえ,スピルバーグが他人がつくったストーリーをまねて,いちはやく成功したさまや,日本での省エネ・スーツの失敗の歴史など,いろいろおもしろいエピソードがちりばめられていて,おもしろい.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 模倣される日本@ [bk1] 模倣される日本@Amazon.co.jp

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2010-08-24

文化・教育と学習:クールジャパン・ガラパゴス・オタク・カワイイ・アキバ, 書評:社会・経済

表紙には 「クール・ジャパン」 の文字があり,まえがきなどにも 「アニメ」,「マンガ」 などの文字がみえる. なので,過去の日本と現在の 「クール・ジャパン」 との関係などが論じられているのではないかと期待したが,どうも,ちがっていたようだ. アニメ,マンガ,オタクなどについての議論もあるが,それはそれとしてあり,他の大半の文章では過去の日本についての分析が大半だ. 両者をつないでほしかった.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: ニッポン学の現在@ [bk1] ニッポン学の現在@Amazon.co.jp

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2010-08-28

書評:社会・経済, 社会・経済

日本人にとってはあたりまえで意識にのぼることもないが,外国人にとってはふしぎな習慣やしぐさがたくさんあるようだ. 日本人だけでなく,日本にくらす外国人のあいだにも,ふしぎな習慣ができているらしい. 著者はそういったことたちを冷静にみつめている. この本を読めば,いままで気づいていなかったことに,いろいろと気づかされる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: トーキョーの謎は今日も深まる@ [bk1] トーキョーの謎は今日も深まる@Amazon.co.jp

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書評:社会・経済, 社会・経済:農林水産業

政府は日本の自給率がひくいことを問題にしているが,その自給率の定義は日本固有のものだという. そこから出発して,民主党政権もふくむこれまでの農政を批判している. 論旨にはあやしい部分もあるが,ふんだんに統計をとりいれて,客観的に議論しようとしている. 重要なのは,これが農業をめざす専門誌編集者である著者が真剣にかんがえた結論だということだろう. 日本の農政についてかんがえるとき,ぜひ読むべき本のなかの 1 冊だろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 日本は世界5位の農業大国@ [bk1] 日本は世界5位の農業大国@Amazon.co.jp

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