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知的生産とリテラシーアーカイブ

0001-01-01

Edano-Shinsai.jpg このカテゴリーには知的生産すなわち文章などを生産することやそのためのリテラシーに関する話題をあつめています. 上位のカテゴリーはカナダからのブログです. PowerPointブログの技法作文・文章技法印刷・フォントとレイアウト思考法・アイデア術 箇条書き視覚化・図解読書 などに関する話題はサブカテゴリーに分類しているので,そちらをみてください.

このページには書評もふくまれていますが,知的生産に関する書評のページにはそれらの書評だけをあつめています.

なお,このページは知的生産アーカイブ のページの先頭に表示されるように,意図的に投稿日時を 0001-01-01 00:00:00 としてあります (実際の投稿日時は 2007-11-03 19:31 です).

おもくなるのをさけるためにアーカイブのページには写真がはいらないようにしていますが,個別ページにある写真をここに引用しておきます.

ChronoSearch.png
情報処理学会 情報学 基礎研究会 (98-FI-50-4, pp. 25-32, 1998) から引用

WASSad.jpg
WASS (Wikipedia Axis-Specified Search) (Wikipedia の検索エンジン)

2006-10-21

ソフトウェア研究者の私がどうやってインターネットで論文を検索し,入手しているかということを書いてみたいとおもいます. 検索するとき,おもなソースはつぎの 3 つです.

つづく…

2007-05-06

Movable Type では日付が 05月05日 のように表示されます. この構文はたえがたいのですが,非標準のパッチはなるべくあてたくないので,がまんしています.

つづく…

2007-05-20

梅棹 忠夫 の 「知的生産の技術」 以来,この種の本をいろいろ読んできた. もっともインパクトがあったのが 「知的生産の技術」 であることはいうまでもないが,最近読んだ本のなかではこの 鎌田 浩毅 が出色である. 日本はホワイトカラーの生産性がひくいといわれている. 生産性をさげている原因としてはダベっている時間がながいこともあげられるだろうが,なにもしないでかんがえている (フリをしている) 時間がながいこともあるのではないだろうか. 知的生産の生産性がひくい理由のひとつはいきなりむずかしいことをしようとすることにあるとおもわれる. この本はラクなところからはじめればよいこと,もとめられるアウトプットにできるだけはやくちかづくことを主張している. それは,私自身が実践していることでもある. ほかにもいろいろ,私のやりかたと共通するところがあった. 本にどんどんしるしをつけること,原稿は締切よりずっとはやく書くこと,などなど. 理系であれ文系であれ,やくにたつことはいろいろあるとおもう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: ラクして成果が上がる理系的仕事術@ [bk1]ラクして成果が上がる理系的仕事術@Amazon.co.jp

つづく…

2007-05-29

このブログは 「ですます体」 で書いています. ブログにしろ雑誌の記事にしろ,「です・ます」 で書いてあるものがおおいので,それをまねたということです. しかし,実は私はずっと 「である」 をつかってきました. そのため,このブログでは,いつもまちがえて,「である」 を 「です・ます」 になおすはめになっています.

つづく…

2007-06-23

いろいろなところで “ペーパーレス化” が推進されています. しかし,論文コピーとりまくり にも書いたように,私は “ペーパーレス” ではいきていけません. 論文を書くときもけっこう紙を消費しています.

つづく…

2007-08-23

明治時代には日本は後進国だったので,オリジナルな仕事をするより海外の文化を紹介することのほうが重要でした. それが大東亜戦争後もつづいてきたわけですが,しだいにオリジナルな仕事がもとめられるようになってきました. それにもかかわらず,やはり日本にはオリジナルな仕事をするひとより評論家のほうがおおいようにおもえます. (たじし,これはべつに評論にオリジナリティがないといっているわけでは,まったくありません.)

つづく…

2007-08-26

kanadas.com -- リンク維持のための自前の Web サイト」 に,私の “目が黒いうち” はこの Web サイト (kanadas.com) を維持したいと書きました. しかし,これでは宣言としてはよわいので,ここでこのブログやこのサイト内のいくつかの部分について,URL を維持することを約束しておきたいとおもいます. この約束は,これらのページへのリンクがきれないこと,リンクの意味がかわってしまわないことを約束するものです.

つづく…

2007-10-07

著者は元毎日新聞記者であり,現在もフリー・ジャーナリストである. その経験をいかして,記事や提案書などを書くためのインターネットからの情報収集の方法を書いている. その方法はまず,直観的な世界把握 (クオリア) をもとに,必要な情報要素と取材先を縦横にならべたマトリックスをえがいて全体像を把握する. そして,4 種類のインターネット情報源,つまり新聞や雑誌の (有料) 記事データベース,一般のウェブサイト,個人や企業のブログ,2 ちゃんねるなどのネット掲示板をこの順に調査していく. インターネットをつかった調査は拡散的になりがちなので,「ニューロン型」 という方法をすすめている. これは,拡散的な調査法と直線的な調査法とをくみあわせた方法である. そして,調査途中でのいきづまりをセレンディピティ (偶然の出会い) によって克服することについても記述している.

インターネットで情報収集しているひとは,ある程度はここに書かれたのとちかい方法で情報収集しているだろうが,かならずしも著者ほど確立された方法にしたがっているわけではないだろう. おおくのひとにとって,ここからまなべる点はすくなくないものとおもう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 3 時間で「専門家」になる私の方法@ [bk1]3 時間で「専門家」になる私の方法@Amazon.co.jp

つづく…

2007-10-08

私は以前,検索結果を整理されたかたちで出力してくれる,軸づけ検索という検索法を研究していました. いったんはテーマ検索 (テーマ年表検索,テーマ地名検索) という名のもとで製品化されたものの,いまはつかえなくなってしまいました. しかし,佐々木 俊尚 の情報収集法に関する最近の本から,私がそこで意図していたことがジャーナリストのニーズにあっていることを知ることができました.

つづく…

2007-11-04

私が仕事をしていて腹のたつことのひとつは,私が一生懸命書いた文章をよむひとがすくないということです. 社内でも協業他社でも,もとめられるのは説明文ではなくてパワーポイントの資料です. 一生懸命,絵をかくことがもとめられます. たしかに図は短時間で把握するのにはよい. しかし,図をつかっても論理をきちんとかくことはできませんし,なによりも文章よりかくのに時間がかかります. 時間がかぎられているから,論理をきちんと記述する必要があるからといって文章でかいたものを,よまずにすませるなどということがあってよいのでしょうか. また,論理をはっきりさせるべきところを書かずにすませるなどということがあってもよいものでしょうか.

つづく…

私がつとめている会社ではひとが書いた文章をよまずにすませようとする習慣があるということを 「日本の会社では文章をよまない・かかない悪習がある」 という項目で書きました. この悪習は私がみたところでは,すくなくとも業種がちかい他社でもあるようにみうけられます. しかし,私はそれとは文化のことなる 2 つの会社とつきあうなかで,ドキュメントに関するかんがえかたにあきらかにちがいがあることを発見してきました. そのことについて,もうすこしくわしく,書いてみることにしましょう.

つづく…

2008-01-06

携帯メールがさかんにつかわれるようになってから,それに起因するおおくの問題がおこってきています. メールがとどくと四六時中,食事中にまで返事を書かなければならないというのもひとつの問題点ですが,ここでは誤解の危険性について書きます.

つづく…

2008-01-23

借りもの PC (社外もちだし用 PC) で仕事して,トホホ状態です. これからは自分用にカスタマイズした PC にこだわろうとおもいます.

つづく…

2008-02-16

Mule (ミュール) は GNU Emacs を多言語化したエディタですが,その機能がその後 Emacs じたいにくみこまれたため,いまではあまりつかわれなくなっています. それにもかかわらず,私は Windows XP や Windows Vista のうえで Mule for Win32 をつかいつづけています. Windows XP / Vista で動作する Emacs のあたらしい版はもちろんありますが,きちんと多言語対応 (というか日本語対応) していないからです.

つづく…

2008-02-19

「知的生産術」 ということばからは,本やブログの読み書きや取材,パソコンのつかいかたというような,頭をつかうことばかりが想像される. しかし,この本に書かれているのはそれだけではない. 自転車のつかいかた,飲食や睡眠,運動などの生活にかかわることなど,知的生産をたかめるために著者が実行しているありとあらゆることがつめこまれている.

読者がこの本に書かれたことをそっくりまねても,たぶんうまくいかないだろう. 著者は著者にあったやりかたをえらんで,この本に書かれた方法論をきずきあげたが,読者は自分でその方法をさがさなくてはならない. しかし,そのときにこの本はさまざまなヒントをあたえてくれるだろう. 非常に刺激的な本である.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 新・知的生産術@ [bk1]新・知的生産術@Amazon.co.jp

つづく…

2008-03-09

本書は 「通勤時間は長いほどよい」 という逆説からはじまっている. ただし,「通勤電車で重要なのは,座っていくということ」 (p. 44) である. 電車で長時間すわっていられれば集中して読書や思考ができることは私も経験した. しかし,著者は 「いまは職住近接で,朝の時間はさらに有効に使えるようになった」 (p. 113) とも書いているので,逆説はやはり逆説として理解したほうがよいのだろう. 仕事は始業前にはじめて残業はしないのがよいとも書かれている. 仕事に追われるのでなく仕事にむかっていくということだろう. いろいろ矛盾はふくんでいるようにおもえるが,まずこの積極的な姿勢はまなぶことができるし,いろいろヒントをあたえてくれるとおもう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 通勤時間「超」活用術@ [bk1]通勤時間「超」活用術@Amazon.co.jp

つづく…

2008-04-24

私はかつて,世界大百科事典の検索法の開発を仕事としていました. 当時はいつも PC のドライブに世界大百科事典の CD-ROM や DVD-ROM をいれていました. それなのに,この百科事典をひくことはまれでした. ところが,いまではしばしば Wikipedia をひいています. いまや不可欠な道具になっているということができるでしょう. PC のドライブにははいっていませんが,世界大百科事典もいまでもつかえます. それでも,いまもやはり,つかうことはまれです. なぜこうしたちがいが生じるのでしょうか?

つづく…

2008-05-05

著者はモノを捨てることと情報を捨てることとをくべつしていない. そこがこの本の画期的な点なのかもしれない. 常識を捨てなければどちらも実現できない. しかし,やはりモノを捨てるのと情報を捨てるのとではちがうとおもう. 情報は電子化してかさばらないようにできる. 捨て方の技術に関してはこの本を読むまえから私が実践していることもあって,納得できる点がおおい. しかし,上記のように基本的なかんがえかたにおいて同意できなかった.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 「捨てる!」技術@ [bk1] 「捨てる!」技術@ [bk1]「捨てる!」技術@Amazon.co.jp「捨てる!」技術@Amazon.co.jp

つづく…

2008-05-07

副題が 「52 の法則」 となっているが,この本のエッセンスは 52 もない. 基本はまず,毎週 1 回 2 時間くらいかけて,やるべきことをすべて書きだす. つぎに,そのなかからつぎにやるべきことをきめて,それに専念する. それだけであり,あとはそれをよりよく理解したり,うまくやるための 「法則」 である. 著者も 「複雑すぎるシステム」 を批判しているが,著者の方法 (GTD) は単純で効果的だからこそ,おおくのひとに支持されているのだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: ストレスフリーの仕事術@ [bk1]ストレスフリーの仕事術@Amazon.co.jp

つづく…

社会学ではフィールドワークが欠かせないが,社会学や社会調査などの本は調査の技術にかたよりがちである. 著者がこの本でつたえたいのは技術でなく,フィールドワークのこころがまえやかんがえかたである. 社会学者でなくてもフィールドワークやアンケートなどの調査が必要になる機会があるだろう. そういうとき,この本が参考になるのではないだろうか. また,これは 「おもてなし」 のこころにも通じているようにおもう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 「あたりまえ」を疑う社会学@ [bk1]「あたりまえ」を疑う社会学@Amazon.co.jp

つづく…

2008-05-08

「調べる技術」 というと,最近ではまず Web をかんがえてしまうが,オリジナリティのあるものを書くにはいまでも取材が重要ということになるだろう. この本の中心は 「わすれさられた」 取材と執筆のルールを読者につたえることにある. 古典的な取材法と執筆法,そして書くテーマも古典的なテーマのなかからあたらしさをみつけるところに価値をおいているのだろう. しかしそれにしても,変化がはげしくなった時代のなかで 「あらゆるテーマがすでに書き尽くされているのではないかと思えてくる」 と書かれているのを読むと,違和感を感じてしまう. 取材の場を世界にひろげれば,あたらしいテーマはいくらでもあるはずである.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 調べる技術・書く技術@ [bk1]調べる技術・書く技術@Amazon.co.jp

つづく…

2008-05-17

2008 年 5 月 12 日に発生した四川大地震の震源は汶川 (ぶんせん,ウェンチュアン) は中国では汶川大地震とよばれているということです. ところが,Web 上の日本のニュースでは 「汶」 という文字がほとんどふせ字になっています. これでは Windows PC などでユニコード (UTF) をつかっている意味がありません. ぜひともユニコードによってただしい字を表示するようにしてもらいたいものです.

つづく…

2008-05-30

IEEE, ACM などの学会のデジタル・ライブラリには,最近のコンファレンスの論文でも紙からスキャンした,よみにくいものがしばしばみられます. デジタル・ライブラリにアクセスするには最低でも年間 100 ドル程度をはらう必要がありますが,そうやってアクセスした論文はよみにくいのに,Web 上にはしばしばそのクリアな原稿がただでのせられています. 私自身も自分の論文原稿を PDF で Web においています. もちろん,学会の論文をひととおりアクセスするにはデジタル・ライブラリに登録することが必要なのですが,よみにくい論文をみせられると,むだなカネをはらっているような気にもなってきます.

つづく…

2008-06-07

欧米人のなまえを表記するとき,ダブルハイフン (゠) がつかわれることがあります. Wikipedia の 「ダブルハイフン」 にも書いてあるように,ダブルハイフン(゠)は JIS やユニコード (Unicode) にもあるにもかかわらず,しばしば等号 (=) や下駄記号 (〓) で代用されています. ただしいコードを使用するべきでしょう. また,ただしい表記をひろめるためには,コンピュータ・ソフトでそれがかんたんに表示されるようにする必要があるでしょう.

つづく…

2008-06-10

プロではなく一般の市民むけに,文献やフィールドワークなどの調査の方法を書いている. 図書館の文献,新聞などのデータベース,フィールドワークなどの調査法を紹介し,KJ 法をつかったまとめかたを紹介している.

資料の検索のためにインターネットをつかってはいるが,インターネット上の資料を Google などで検索してつかうという方法には (だれでもやっているから紹介する必要がないということなのか) わずかしかふれていない. この本で紹介されている方法はむしろプロ向けのものであり,一般市民がかぎられた時間で調査をおこなうにはやはりインターネットがもっとも便利だとおもえる. その意味でこの本よりは 佐々木 俊尚 の 「3 時間で 「専門家」 になる私の方法」 に軍配をあげたい.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 自分で調べる技術@ [bk1]自分で調べる技術@Amazon.co.jp

つづく…

2008-06-20

日経ビジネス Associé の 2008-7-1 号ではビジネスメイルに関するアンケートの結果が紹介されています. アンケートの項目のひとつは 「ビジネスメールは 24 時間いつ送っても構わないとおもいますか?」 というものですが,それに対するこたえは 49% が 「深夜や早朝は避けて業務時間内に送るのが適切」 であり,39% が 「24 時間いつでも構わない」 です. こういうふうに結果が二分されたのは,メイルを PC でうけているのか,携帯でうけているのかを区別していないからではないでしょうか. それをくべつしないと,この項目はあまり意味がないようにおもえます.

つづく…

2008-07-02

「知的生産法」 ときいておもいだすのは 梅棹 忠夫 の 「知的生産の技術」,川喜田 二郎 の 「発想法」,野口 悠紀雄 の 「「超」整理法」 などだが,この本はこれらと共通しているところもありながら,だいぶちがう. パソコンもデジカメもつかわない古典的なやりかたはこれらにちかいが,B6 カードなどをつかって整理することはやめて,B5, B6 のノートをつかっているという. これらのノートから,いきなり本を書くのだという.

この本におもに書いてあるのはそういう情報の整理のしかたではなくて,「現場」 つまりフィールドワークでのふるまいかた,ひととのつきあいかたなどが中心である. 梅棹や川喜田の本もフィールドワークの方法を書いていたはずだが,内容はずいぶんちがう. おなじフィールドワークをするのでも,外部からみるのと内部にとけこんでみるのとのちがいだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 現場主義の知的生産法@ [bk1]現場主義の知的生産法@Amazon.co.jp

つづく…

2008-08-17

「普通のひと」 でもできそうな部分とできそうもない部分と両方をふくんでいる. できそうな部分としては手帳のかきかたがある. こまかくわかれた市販の手帳の欄は無視して,つかいやすいようにつかえばよいということ,日ごとのページと月ごとのページにスケジュールを重複して書くのはやめるということなどが書かれている.

それに対してファイリングに関しては,キャビネットの写真がいくつかあるが,とてもこれだけのスペースを確保できないだろうとおもってしまう. 場所がせまくてもできることはもちろんあるだろうが…

いずれにしても,ほかのひとがあまり書いていないことがいろいろある. 読む価値のある本だとおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 能率 10 倍のシンプル仕事術@ [bk1]能率 10 倍のシンプル仕事術@Amazon.co.jp

つづく…

第 1 章に 「これからは 「専門バカ」 よりも 「何でも屋」」 ということばがある. 何でも貪欲に勉強して本を書こうというひとには,この本は参考になる点がおおいだろう. しかし,専門 「バカ」 はこまるが評論を書くにも解説書を書くにもやはり専門を核にするべきだとおもえる. すくなくとも,専門をおろそかにしてみんなが広く浅くをめざしたら,日本はほろびるだろう.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 単行本 他人の 10 倍仕事をこなす私の習慣@ [bk1]他人の 10 倍仕事をこなす私の習慣@Amazon.co.jp; 文庫 他人の 10 倍仕事をこなす私の習慣@ [bk1]他人の 10 倍仕事をこなす私の習慣@Amazon.co.jp

つづく…

2008-09-10

ウィキペディアは百科事典ではない!」 と書いた. Wikipedia (ウィキペディア) がはやると百科事典の売り上げがさがると書いた本などもあるが,私にとっては,ふりかえってみても百科事典と Wikipedia のつかいかたはまったくちがっていた.

つづく…

最近では,ものかきのなかにも,本よりブログなど,Web 上のもののほうをよりおおくみているひとがふえているようだ. そういうひとが書く文章をみて違和感を感じることがある. その原因は,もしかすると Web と書物との性質のちがいからきている,つまり,Web 上の文章のほうが断片的であることがおおいというところからきているのではないかとおもう.

つづく…

2009-01-20

英語の論文を書くのはいまでもへたですが,それでも,ひとなみには書けるようになったようにおもいます. また,「速読のための訓練」 という項目に書いたように,必要にせまられて英語の論文をスクリーニングする技術を身につけました. いずれも,会社づとめをはじめたときには,まったくダメでした. 会社ではいろいろな仕事をしなければならなくなるので,ずいぶん時間をかけて,やっとここまできました.

つづく…

2009-01-31

著者はすでに論文作法を新書に書いているが,田中 克彦 の本を読んで 「楽しい」 論文を書く方法をひとにつたえたいとかんがえて,前著とはまったくちがう内容を本にしている.

著者は多数の論文を査読しているのだろう. この本には査読者の立場がしばしばのぞいている. 査読者を納得させるには論文をどう書けばよいか,そういう視点で書かれた本はこれまでなかっただろう.

しかし,個々の話題に関しては疑問がある部分もある. たとえば,論文の 「はじめに」 の部分をどう書くかはその論文のはじめに要旨があるかどうかでちがうとかんがえられるが,要旨が考慮されていない. 文の構造に関しては 本多 勝一 の方法を紹介し,読点のつかいかたを議論しているが,そこでとりあげられている例題 (f) は,読点のうちかたよりまず語句の順序を再検討するべきだとかんがえられる.

しかし,そういうこまかい欠点はあっても,とくに理科系の論文を論文誌などに投稿するときには,この本は他の本には書かれていなかったいろいろなことをおしえてくれるだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: どう書くか@ [bk1]どう書くか@Amazon.co.jp

つづく…

2009-02-25

この本にはメールソフトなどをつかう際の 100 のテクニックが紹介されている. そのなかにはきっと読者がつかってみたいとおもうものもあるだろう. しかし,とりあげられているメールソフトは Outlook Express がほとんどで,Outlook がそれについでいる. 最近私の周囲では,私自身もふくめて Thunderbird をつかっているひとがおおいが,それはとりあげられていない. また,多数のメールを受信するひとにとっては,すばやく読めることがたしかに重要なので,そのための方法を紹介するのはもっともだが,メールの返信にはどちらにしても時間がかかるので,ショートカットなどをつかって 「1 秒で送信できる」 というたぐいの方法はあまり効率の向上にはやくにたたないだろう. つかえる方法はわずかだとおもえる.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 1秒を争う人のメール術@ [bk1]1秒を争う人のメール術@Amazon.co.jp

つづく…

2009-03-15

最近,本を買うときはたいてい Web をつかっている. 以前はしばしば神田にいっていたが,ほとんどいくことはなくなっていた. 学士会館で同窓会があったついでに 1 時間強,書店をぶらついてみたが,あまりめぼしい発見のないままにおわってしまった.

つづく…

2009-04-23

IT コンサルタントをめざす SE のための本である. 著者はコンサルタントではなくアナリストだという. IT コンサルタントにもとめられる能力の大半は特殊なものではなく,他の職種のひとも必要としているものであり,本書の内容もコミュニケーション,プレゼンテーション,ドキュメンテーション,プロジェクトのすすめかたや管理,調査,問題解決などのポイントをおさえていて,おおくのひとにやくだつものとなっている. 本文もやくだつのはもちろんだが,章ごとにある囲みの内容も著者の経験や裏話など,興味ぶかい内容にみちている.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 名前だけのITコンサルなんていらない@ [bk1]名前だけのITコンサルなんていらない@Amazon.co.jp

つづく…

2009-04-26

この本には IT アーキテクトやコンサルタントに必要な知識,スキルなどが系統的に整理され,説明されている. それはたしかに有用な知識だろう. しかし,あまりにも建前的でありすぎる. 著者は以前 IT アーキテクトやコンサルタントを経験したということだが,現在はそこからはずれているために,なまなましい記述ができなくなっているのではないだろうか. この内容なら,専門家でなくても書けるのではないかとおもえる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: ITアーキテクト×コンサルタント@ [bk1]ITアーキテクト×コンサルタント@Amazon.co.jp

つづく…

この本のはじめにコンサルタントの仕事や業界を分類している. この本はそれらをすべてあつかっているわけではなく,著者がおもにたずさわってきた炎上する IT プロジェクトの火消し役を中心として書かれている. こういう仕事においては,「2 ちゃんねる」 などに変なスレッドがたっていないかチェックするというような,「なるほど!」 とおもわせる内容が書かれている. 詳しい説明はないが,コンサルタントの 7 つのロールのひとつとして 「エネミー」 つまり反面教師・仮想敵として周囲の不満のはけ口になるというロールがあることなども書かれている. うすい本なので網羅的ではないが,密度はたかい.

評価: ★★★★☆

関連リンク: SEからコンサルタントになる方法@ [bk1]SEからコンサルタントになる方法@Amazon.co.jp

つづく…

2009-06-11

160 ページほどのうすい本だが,さまざまな質問の技法が説得力をもって語られている. 図解が多様されているが,読んだあとでそれをみればポイントがすぐにわかるようになっている. 質問する側だけでなく,質問される側,たとえば詐欺などにだまされないようにするためにも役にたつだろう.

指導的な立場にあるひとがこれらの技法を身につければ役にたつことはまちがいないとおもうが,読んだだけではなかなか身につかないだろう. 実践のなかですこしずつ身につけていくか,集中的な訓練が必要だとおもえる.

評価: ★★★★☆

関連リンク: するどい「質問力」!@ [bk1]するどい「質問力」!@Amazon.co.jp

つづく…

2009-08-30

最近,ほとんど書店にいっていない. Web で買うことにすっかりなれてしまったので,たまに書店にいっても,おもうように本がかえなかったりする. 書店にいかなくなってからはあまり雑誌を買わなくなっていたのだが,最近はアマゾンでうまくえらべるようになってきた.

つづく…

2009-09-11

ウィキペディアの歴史をていねいに追い,これまでに経験してきたさまざまな危機やその他のエピソードについても書いている. ユニコードの成功によりうまく国際化されてきたこと,日本語版の特徴や成長のかげりなどもあつかわれている. 著者はウィキペディアの将来については楽観的ではない. ふくれあがったユーザをうまくあつかうためにルールが複雑化し,「ウィキペディア・コミュニティは,ゆっくりと死に近づいているカエルのようなものかもしれない」 とまで書いている. 「ブリタニカはウィキペディアから学ぼうとしている. ウィキペディアは,ブリタニカから何を学ぼうとしているだろうか」 という記述も示唆的だ.

評価: ★★★★☆

関連リンク: ウィキペディア・レボリューション@ [bk1]ウィキペディア・レボリューション@Amazon.co.jp

つづく…

2009-09-12

この種の本のなかにはできもしないことを書いているのではないかとうたがわれる内容のものもある.しかし,この本ですすめている方法はもっともだ.G メールの使用など,会社づとめの身にはセキュリティ・ポリシーの関係からできないこともあるが,個人でやるにはよい方法だとおもう.私自身は 10 数年まえからメールの分類をやめて検索にたよっているので,ぴったりだ.とはいっても,スケジュール管理はいろいろ問題があって,この本のようにスマートにはいっていないのだが…

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 「超」情報検索・整理術@ [bk1]「超」情報検索・整理術@Amazon.co.jp

つづく…

2009-12-16

ときどき Amazon.com で古書を買う. 送料は 10 ドルほどかかるが,それでもあたらしい本よりはやすいことがしばしばだ. そのなかに,ときどき図書館の蔵書印やラベルがついた本がある. 公共の図書館のこともあれば,大学図書館のこともある. ぬすんだかのようで,すこしきもちわるくもおもうが,その本の過去を想像させる.

つづく…

2009-12-21

著者は日本語が形式論理と同等であり論理的だという. 「同等」 ということばの意味がよくわからない. しかし,形式論理と 1 対 1 に対応するとはかんがえられないから,形式論理と対応づけられるという以上につよい意味はないだろう. 日本語が論理的でないといわれるのは,形式論理と対応づけられないということではなくて,それとの対応関係のあいまいさが英語にくらべておおきいということだろう. それを否定する議論はこの本のなかにはないから,「日本語が英語とくらべて論理的でない」 というかんがえを否定する根拠はあげられていないとかんがえられる. だから,この本はその主要なテーマにおいて失敗しているとかんがえられる.

しかし,この本にはおしえられることもおおい. 著者は日本では外国人向けには学校文法より合理的な文法が教育されているのに,英文法を無理にまねた学校文法が支持者がほとんどいないのに昔のまま教育されていることを批判している. そこには制度的な問題があることを指摘しているが,民主党政権がそこにきりこんでくれることを期待しておこう.

また,著者は日本語においては母音を左脳できくが,英語をはじめたいていの言語においては母音を右脳できいていることを指摘し,それを小学校での英語教育の問題にむすびつけている. 小学校で音声中心の英語教育をすれば母音を左脳できかなくなることを心配している. かんがえすぎのようにもおもうが,興味ぶかい議論ではある.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 日本語は論理的である@ [bk1]日本語は論理的である@Amazon.co.jp

つづく…

2009-12-31

「ソフトシステム論」 にもとづく文章,図表,統計,百科事典,年表,Web など,さまざまなメディアの読みかたについての本である. MBA の授業をまとめた本ということであり,知識としてえられるものはすくなくない. しかし,この本からえられる知識だけで 「読む」 ための実践的な技術が身につくとはおもえない. A5 版 280 ページくらいの本だが,内容のひろさのわりにページ数はすくないので,「広く浅く」 という感はまぬがれない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 「読む」技術@ [bk1]「読む」技術@Amazon.co.jp

つづく…

2010-02-01

哲学者である著者は,21 世紀にはだれもが研究や勉強をするための書斎を必要とするという. 仕事とはべつに自宅で 「研究的生活」 をすることをすすめている. このすすめは,この本で紹介されているように著者がすみかをかえるたびにさまざまな書斎をもってきた経験からきている.

といっても,著者自身もいつもめぐまれた書斎で研究的生活をしてきたわけではない. 場所はかぎられていても,書斎を確保し,研究的生活をおくる. だれもができることではないとしても,またこの本から研究的生活の必然性がよみとれるわけでないとしても,この本から触発されることはいろいろある.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 研究的生活の方法@ [bk1]研究的生活の方法@Amazon.co.jp

つづく…

2010-02-02

著者は (一流なのかどうか私は知らないが) 学者であり,学者になりたいひとが知るべき経験をいろいろしていることはまちがいないだろう. そういう意味ではこの本は参考になるだろう. しかし,著者は 「定年後に 1 から始め」 たわけではないようなので,この本のタイトルを文字どおりうけとることはできない. ほんとうにそれをめざすひとにとっては,たぶん,あまり内容の濃い本だとはいえない. 著者は多数の本を書いていて,そのなかには類似のテーマもあるから,他の本を読むほうがえるところがあるようにおもえる.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 一流学者になる方法@ [bk1]一流学者になる方法@Amazon.co.jp

つづく…

2010-02-07

本を読んで自分のあたまでかんがえるための姿勢や鍛錬のしかたについて書きながら,ボールペンから PC ソフトウェアまで,さまざまなツールを紹介している. いろいろなソフトウェアが登場しておもしろいが,マイナーで首をかしげるものもおおい. あまり真にうけると,せっかく PC に入力したテキストがあとでつかえなくなって,泣くことになるのではないだろうか.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 自分で考える本@ [bk1] 自分で考える本@Amazon.co.jp

つづく…

2010-02-13

家では Windows Vista と Windows 7 もつかっているが,会社ではいまも Windows XP をおもにつかい,家にも XP のマシンがある. メモリはだいたい 1 GB 以上に増設しているのに,以前より動作がおそくなり,快適でない. つかいものにならなくなることさえある. 原因はいろいろあるが,会社では Microsoft Office 2007 の使用が義務づけられたことがおおきい. いろいろためした結果,仮想メモリをつかわないようにするのが有効だとわかった

つづく…

2010-04-04

縦長の印刷から横長の表示へ ― グーテンベルク以来の伝統の改革 ―」 という項目で,ディスプレイが横長なので文書ページも横長にするべきだということを書いた. Kindle も iPad も縦長の画面を採用している. はたしてこれは定着するのだろうか?

つづく…

2010-06-09

著者は,仕事の効率をあげるためにさまざまな 「テンプレート」 をつかうことをすすめている. Microsoft Office の文書のひながた (定型文書) をつくっておいて利用すれば効率があがるというのはわかりやすい. また,むかしからいわれている 5W2H の利用も 「テンプレート」 の一種だというのもわかる.

しかし,著者がすすめる 「テンプレート」 のなかには Office などにおけるショートカット・キーや tips (仕事のコツ) を書いたものなどは 「テンプレート」 ということばとはなじまない. 仕事の効率をあげる手段としては共通しているが,それを 「テンプレート」 としてひっくるめられると,かえってわかりにくくなるようにおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: テンプレート仕事術@ [bk1] テンプレート仕事術@Amazon.co.jp

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2010-06-14

Interop Tokyo 2010 で説明員をつとめて感じたのは,おもっていた以上にすぐに私の説明を理解してくれたお客さまがおおいということだ. 展示にはいろいろくふうもしたが,わかりにくい部分もいろいろあったはずだ. 実際,わかってもらえないことも何回かあったが,たいていのお客さまはすぐに理解してくれた. わかっているフリをしているひともいたのだろうが,質問の内容からかんがえて,おおくのひとは私の意図を理解していた.

つづく…

2010-06-20

Twitter のさまざまなつかいかたからその周辺の Web サイトである Favotter, buzztter, twinavi などや,さまざまなツールまで,さまざまな内容が 190 ページの本のなかにつめこまれている. コアの部分だけ読めば 「30 分で達人に」 なれるということだろうが,もっといろいろたのしめる話題がふくまれている. ほかの本は読んでいないので比較はできないが,自分で Twitter をやろうとおもわない私でも,そこでおこっていることを知るのに,やくだった.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 30分で達人になるツイッター@ [bk1] 30分で達人になるツイッター@Amazon.co.jp

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2010-07-24

レーザ・プリンタ用のトナー・カートリッジの価格が低下しつづけている. プリンタを買った当時は 1 万円以上で買っていたが,いまや新品でも 5000 円台になっている. リサイクル品なら 2700 円くらいで買える. その一方で,いまでもリサイクル品を 5000 円以上で販売しているところもある. どうなっているのだろう?

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2010-09-29

9 人のスゴ腕編集者へのインタビューからなりたっている. 各編集者が編集した本,書いた本の表紙の写真がちりばめられている. それをみると,好感がもてるものもあるが,内容からはずれてとにかくひとの目をひいて売ろうとしているようにみえるものもある. そういうのをみると,アマゾンで電子本を売りまくって得意になっている本と大差ないようにもみえてくる. 一方で,共感する編集者もいる. スゴ腕編集者のなかにもいろいろいるということがわかって,よいだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: スゴ編@ [bk1] スゴ編@Amazon.co.jp

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2010-09-30

最近は 「自炊」 つまり断裁機とスキャナをつかって自分の蔵書を電子化するひとがふえていて,アンケートをとると 「自炊」 した経験があるひとが 20% 前後いたというが,著者は 9 年前からそれを実行してきたという. だから,この本には 「自炊」 のしかたはもちろんだが,紙ではできなかったいろいろな利用法や,iPad などに多数の本を収容したときのつかいかたや課題など,他の著者では書けないことがいろいろある.

評価: ★★★★☆

関連リンク: iPadでつくる「究極の電子書斎」@ [bk1] iPadでつくる「究極の電子書斎」@Amazon.co.jp

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2010-10-06

ITpro に 「電子書籍は “本” ですか?」 という記事がある. このなかでなぜ電子書籍にページめくりが必要なのかという疑問がしめされているが,まったく同感だ.

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2010-10-09

自宅に保管してあった雑誌の PDF 化をはじめた. 最近 「自炊」 つまり自分の蔵書を PDF 化するひとがふえているというので,それをためしてみようということだ. 本をバラバラにするのは気がひけるし,いきなり何 100 冊の本を PDF にするのも無理なので,まずは雑誌からためしてみようというわけだ. 富士通の ScanSnap S1500 というドキュメント・スキャナーと,中国製の比較的安価な 大型の裁断機を買いこんで,つかってみた. それぞれの長所・短所やつかいかたのノウハウなどがわかってきた.

つづく…

自宅に保管してあった雑誌を PDF 化するために,富士通の ScanSnap S1500 (下の写真) を買って,つかってみた. その長所・短所をまとめてみる.

つづく…

自宅に保管してあった雑誌を PDF 化するために,富士通の ScanSnap S1500 (右の写真) を買って,雑誌の電子化のために,つかってみた. そのつかいかたについて,まとめてみる.

つづく…

自宅に保管してあった雑誌を PDF 化するために,スキャナとともに中国製の比較的安価な 大型の裁断機 (PC009? JT002?, 下の写真) を買って,つかってみた. そのつかいかたのノウハウなどをまとめてみる. なお,裁断機には刃物がついているので,安全にはくれぐれも気をつけよう. 短時間でも,つかわないときにはちゃんとロックしておこう

つづく…

2010-10-14

所蔵雑誌の PDF 化をはじめたので,Adobe Acrobat 9 をそのためにつかう時間がふえた. PDF ファイルを変換しているあいだは,Acrobat で他の PDF ファイルをみることもできないし,Adobe Reader も起動することができない. そこで,Adobe Reader のかわりにつかえる Foxit Reader という PDF リーダをインストールしてみた.

つづく…

2010-10-17

2 人の著者は iPhone の使用にちがうくふうをしているのだろうとおもう. しかし,この本ではそれが融合されている. 読者は著者とはちがうつかいかたをするだろうから,読者が自分にあった方法をみるけることができるように,いろいろ選択肢を書いているということかもしれない.

しかし,そのために,著者がほんとうはどういうふうに iPhone をつかっているのかが,みえにくくなって,ちょっとウソっぽくなっているようにもおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: iPhone 情報整理術@ [bk1] iPhone 情報整理術@Amazon.co.jp

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2010-10-24

あたらしいマシンで Thunderbird を設定した. 重要な設定はすぐにするのだが,しばらくわすれたままつかっていたのが,メイル入力字の行おりかえしの設定だ. 改行をどこにいれるかは手動できめているのだが,行おりかえしが既定の 72 文字になっていると,手動でおりかえすまえに自動でおりかえされてしまって,みぐるしくなる. Thunderbird 3.1.5 でこれを設定しなおすのが,ひと苦労だった.

つづく…

2010-11-21

この本にとって 「ボトルネック」 ということばにそれほどの意味があるとはおもえないが,知識の不足の問題を中心として,選択の困難,健康・習慣・好奇心の不足などの問題もあわせてあつかっている. 「知識」 の問題は単なる 「情報」 の問題ではなく,「手法」 や 「技能」 の問題もおなじくらいのウェイトをおいてあつかわれている. 「論理思考」 に関する本が多数出版されているが,この本ではそれは 「手法」 の一部としてあつかわれている.

個別の 「ボトルネック」 を追求するまえに,まずこの本を読んで全体をみるとよいだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 思考のボトルネックを解除しよう!@ [bk1] 思考のボトルネックを解除しよう!@Amazon.co.jp

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2010-12-16

定年後も興味のあることをみつけて学習し,知的にすごそうという趣旨はまったく賛成だ. しかし,それ以外に共感できるところはあまりなかった. 定年に達したら蔵書をすべててばなす学者や最終講義でなにもはなすことがなかった大学教授の話をされても,あまり得るところはない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 知的余生の方法@ [bk1]知的余生の方法@Amazon.co.jp

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2011-01-08

「アナログ」 と 「ディジタル」 ということばは本来の意味からはずれて,さまざまな意味でつかわれる. この本では 「ディジタル」 はほとんどウェブやインターネットと同義であるようにみえる. それに対して実世界や紙つまり雑誌,新聞,本などは 「アナログ」 だ.

著者が指摘している 「ディジタル」 情報の問題のひとつは,それがたいてい 2 次情報だということだ. 著者は 1 次情報の重要性を強調しているが,それは 「アナログ」 であることがおおい.

それに,「ディジタル」 の問題のひとつは視野狭窄しやすいことなのだろう. Web で検索するとヒットしないものはまったく目にとまらない. 電車の車内広告や,新聞の紙面のはしにある記事や,ほしい本とは直接関係がない読書案内など,周辺的な情報がはいりやすいのは 「アナログ」 だ.

こういう論旨からすると 「アナログ」 と 「ディジタル」 ということばが最適だとはおもえないが,内容には共感することができる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: アナログ主義の情報術@ [bk1]アナログ主義の情報術@Amazon.co.jp

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2011-01-15

本の判型から装丁,校正,活字とフォントなど,はばひろく,「なつかしい」 話題にふれている. だが,電子化されるであろう本の未来をかんがえればもちろん,現在をかんがえても,もう本づくりの中心からはずれてしまった話題がおおい. 編集者の仕事としては著者との共同作業など,もっと内容にかかわる部分がまずあたまにうかぶが,そういう部分についての記述はすくない. 本の物理的な部分にも興味はあるが,すこし期待はずれだった.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 編集者の仕事@ [bk1]編集者の仕事@Amazon.co.jp

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2011-01-26

もののかんがえかたや学習のしかたなどについての 1970 年代くらいに書かれた短文をまとめた本だ. 最近の本がおおかれ,すくなかれ,教養主義が死滅し情報資本主義的なかんがえかたに毒されているのに対して,この本はそれ以前のもっとナイーブな思考や教養主義にもとづいていて,かんがえさせられることがいろいろある. しかし,すでに 「このごろどこでも会議というものがやたらにある」 というように,現代病があたまをもたげている. もういちど,こういう時代からただしい方向にすすんできたのか,それともまちがった方向にきてしまったのか,こういう本を読んでかんがえなおしてみてはどうだろうか?

評価: ★★★★☆

関連リンク: 知的創造のヒント@ [bk1]知的創造のヒント@Amazon.co.jp

つづく…

2011-03-26

Capote による 「枝野官房長官から学べる 10 のこと: 危機管理広報の視点から」 を読んで,これはすばらしい分析であり,たしかにそこからまなぶべきだと感じました. リンクをはるだけでなく,引用させていただきます.

つづく…

2011-03-27

研究だけでなくマーケティングのような実践的な目的までふくめたフィールドワークの方法を,さまざまな関連文献を紹介しながら説明している. 著者は実際にフィールドワークをおこなうときの手引きとしてつかわれることを期待している. 関連文献の要点は紹介されているから,まずはこの本を手引きとして出発することができるだろう. しかし,参照されている文献をいかすためには,フィールドワークをはじめるまえに読んでおくべきだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 実践フィールドワーク入門@ [bk1]実践フィールドワーク入門@Amazon.co.jp

つづく…

2011-03-29

私のばあい,ひとからうけとったメイルの最後に書いてあったことを読んでいないことがしばしばある. そのために,やるべき仕事がぬけたり,やりかたに不備が生じてしまう.
なぜそうなるのか…… ひとつの原因はメイルの途中に URL が書いてあることだ.

つづく…

2011-04-07

時間を有効につかうには,携帯電話やツイッターやブログなど,情報量のうすいコミュニケーションは極力排して,クリエイティブな時間をふやすべきだと著者はいう. もっともな部分もあるが,ここまで効率を追求すると,だいじなものがこぼれおちてしまうのではないかとおもう.

自分がブログを書くのはよいが,ひとのブログはみないほうがよいという主張は,あまりにひどいのではないか. ホロスコープなど,「非科学的」 なものに対する攻撃もはげしいが,べつに,たのしみや安心のために星占いをしてもいいではないか.

著者は 3 代世襲の私大学長 / 経営者だというが,まちがってそんな大学にはいってしまったひとは不幸だとおもえる.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 40歳からの知的生産術@ [bk1]40歳からの知的生産術@Amazon.co.jp

つづく…

2011-05-07

この本では,新聞など,従来のメディアを読むときにもつかえる知識もえられるが,なんといってもおもしろいのはツイッターに特有の知識だ. ツイッターでは文脈がつたわりにくいので一部だけをみて流言がひろまっていくこと,ツイッターの検索機能が貧弱なためにおこる誤解などなど.

タイトルや帯をみると,この本を読めばネットの情報をパッとみて捨てるべきものが捨てられるようになるような印象をうける. しかし,読んでみるとそうではなくて,誤解・流言をへらすには文章をちゃんと読む,裏をとるというように,より多く読む努力をかさねることがやはり必要だということだ.

評価: ★★★★☆

関連リンク: ダメ情報の見分けかた@ [bk1] ダメ情報の見分けかた@Amazon.co.jp

つづく…

2011-10-01

このブログではしばしば文中にほかのページへのリンクをいれている. その理由としては,このブログのほかのページにもアクセスしてほしいということもあるし,読者の便宜をはかりたいということもある. しかし,文中にリンクをいれると理解をさまたげるという話もある. どうするのがよいか,本にまとめてあるとよいとおもうが,いまのところそんな本はないのだろう.

つづく…

2012-10-11

東大本郷キャンパスにある山上会館は研究会などでよくつかわれる場所だ. これまでにも行ったことはあるが,あらためて最悪の会議室だと感じた.

つづく…

東日本大震災後によくみられたという欺瞞的な話法を 「東大話法」 と呼んでいるが,それは東大がうみだしたわけではない. また,議論のすすめかたに弱点があるのはむしろふつうのことであり,あげられている例には,著者がはげしく糾弾しているほどにおおきな問題があるともおもえない.

著者はその話法の原因を 「立場主義」 というナイーブなことばで説明しようとしている. しかし,それは実は官僚制の問題なのではないか. 立場というよりは権限がかぎられているためにそれを越境する発言ができない. 官僚においては典型的だし,そのなかに東大卒が多いのもたしかだが,だからといって 「東大話法」 などといわれるのは,無関係な東大 OB には迷惑な話だ.

著者は企業の例もあげているが,企業組織は官僚制よりはゆるいとはいうものの,やはり権限がないところにはふみこめない. 著者は企業につとめていたことがあるというが,すぐにやめているから,適切な例をあげることはできないのではないだろうか?

単なるおもいつきの議論でなく,きちんと組織論などを理解して議論してもらいたいものだ. もちろん,それを理解したうえでそこが問題でぶっこわすべきだというなら,それはきくべき意見になるだろう.

評価: ★☆☆☆☆

関連リンク: もう「東大話法」にはだまされない@Amazon.co.jp

つづく…

2012-11-07

ひとと交渉する際に重要なポイントを 「1 時間め」 から 「6 時間め」 にわけて書いている. そのなかには,なれれば自然にできることもあるだろう. しかし,ここで書かれている交渉技術のおおくは明確に意識しないかぎりはできないことだ. この本の演習問題をとくだけで実際の場面でもできるようになるなんていうことはないだろう. それだけに,この本をくりかえし,とりだしてみるとやくにたつだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 武器としての交渉思考@Amazon.co.jp

つづく…

2013-01-09

表現には会話表現もあり文章表現もあるが,この本は話のしかたから,文章やメールのかきかた,ボディーランゲージまで,はばひろくあつかっている. だから,あまり系統的な内容ではなくて,エピソード的だ. 雑然としていて,あまり印象にのこらない.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: なぜ伝わらないのか@Amazon.co.jp

つづく…

2013-01-13

タイトルに 「スモールビジネス」 ということばがはいっているが,スモールビジネスにかぎらず有用な,パブリック・クラウドを利用した仕事でのコミュニケーションの技法が紹介されている. 大企業ならプライベート・クラウドがつかえたり,Gmail などは使用禁止になっていたりするからかもしれない. しかし,それほど特別なことが書いてあるわけでもない.

この本は行間がきっちりつまっていて,Kindle の設定ではかえられないので,よみにくい. この種の実用書では,読んだあとで目次から特定の項目がみられると便利だとおもうのだが,この本の目次にはリンクがはってないのでそれができない. というわけで,すこし★をへらした.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: スモールビジネス仕事術@Amazon.co.jp

つづく…

2013-01-29

さまざまな雑誌などに発表された短文をあつめたものなのでまとまりはうすいが,著者のかんがえはほぼ一貫している. 著者は,日本人がよくつかう論理が理科系の論文や発表の際にはうけいれられないことを指摘しつつ,日本人どうしのコミュニケーションにおいては従来のやりかたを否定していない. 文章や発表のくみたてかたに関する示唆は現在も有効だが,1960 〜 90 年代に書かれたものなので,ふるくなってしまった部分もある.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 日本語の思考法 @Amazon.co.jp

つづく…

2013-03-01

文科系の大学生にはヒントになる点はあるかもしれない. 読書のすすめはよいかもしれないが,すこしはインターネットをいかしてもよいようにおもう. いつまでも古典的な方法だけでよいということはないだろう. 作文の方法についても書いてあるが,本質をはずしているとしかおもえない. リズムとパンチを強調しているが,それよりまず論理的な文章を書く訓練をしたほうがよいだろう. 文章をたくさん書くことをすすめているが,へたな文章をいくらたくさん書いても,よい文章が書けるようにはならないだろう. あまり真にうけないほうがよい.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 学問の技法@Amazon.co.jp

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2013-06-05

企画あるいは企画書を活きたものにするためのさまざまなくふうが書かれている. 物語性やアート性,推理小説のように書くこと,世の中をかえようという「企み」,などなど. 企画を成功させるためにあらゆる努力をすることがもとめられている.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 企画力@Amazon.co.jp

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