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速読のための訓練

ここでは,私が必要にせまられて速読するようになってきたということについて書きます. といっても,速読について書いている本や文章はやまほどあって,それにつけくわえることはあまりありません. また私自身は速読法をならったり,それに関する本を読んで,それにならっているというわけではありません. 読みたい本が山ほどあるので,必要にせまられて,自分で速読をこころみているようなわけです. それから,「論文コピーとりまくり」 に書いたように,論文のコピーもやまほどあって,これもできるだけはやく読む必要がありました.

ここ 2 年くらい,Amazon.co.jp で古本を買いまくっています. Amazon だと,ほしい本を検索すると古本も選択肢のなかにはいってくるので, 適当なものがあれば古本をえらぶということです. 買いまくっているといっても,ほしいとおもった本を吟味して,これは読めそうもないとおもえば買わないのですが,それでも月に 10 冊以上買うことがおおいのです. たいていのばあい,大幅にやすいわけではないのですが,それでもおなじ予算であたらしい本よりはおおく買えることになります. こうやって買った本は,ゆっくり読んでいては,ほとんどが 「つんどく」 になってしまいます. 読んでから買ったわけではないので,なかには当然くだらない本もあって,それは 「くだらない」 とおもったときに読むのをやめるわけです. それでも,せっかく買ったのでぜひ読もうとおもうと,速読がどうしても必要になります.

速読法によっては 1 ページを数秒以下で読む方法もあるようですが,私自身ははやいときでももうすこし時間をかけています. 調子がよければ 1 ページ数秒程度である程度の情報を把握することができますが,調子のわるいときには 1 ページ 1 分かけても読めません. 注意を集中させるようにこころみてもうまくいかないときは,読むのをやめるしかありません. また,読んでいるうちにいろいろなことをおもいつくので,はやくよめないこともあります. そういうときは,読むことよりかんがえることのほうが重要なので,速読はあきらめます.

英語の論文は,めったに読まなければ速読などとうていできません. 私はいまでも,しばらく論文をよまないでいると,ほとんど読めなくなってしまいます. こういうときは,無理に速読しようとしないで,最初はゆっくり読みます. 「論文コピーとりまくり」 に書いたように必要にせまられて論文をスクリーニングするときは,最初はゆっくりとしか読めませんが,比較的内容が似た論文をつぎつぎ読んでいると,だんだんはやく読めるようになります. 途中であきらめずに何 10 も論文を読んでいくうちに,速読できるようになるということです.

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