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電子図書館・電子書籍 (一般)アーカイブ

0001-01-01

IPSJDLib.jpg iPad1001.jpg このカテゴリーには電子図書館 (D-Lib) や電子書籍に関する話題をあつめています. ただし,Kindle 本に関する項目は 「電子書籍: Kindle (キンドル)」 にいれ,「自炊」 に関する項目は 「電子書籍: 自炊 (自己電子化)」 にいれていて,ここにはありません. 上位のカテゴリーは Web とインターネット です.

なお,このページは 電子図書館・電子書籍 アーカイブ のページの先頭に表示されるように,意図的に投稿日時を 0001-01-01 00:00:00 としてあります (実際の投稿日時は 2010-04-04 09:20:32 です).

2006-10-21

ソフトウェア研究者の私がどうやってインターネットで論文を検索し,入手しているかということを書いてみたいとおもいます. 検索するとき,おもなソースはつぎの 3 つです.

つづく…

2007-05-19

Microsoft Word のようなワードプロセッサは,印刷ドキュメントにちかい形式の文章がかんたんに書けるようにくふうされています. 脚注,目次,索引などを容易につくることができようになっています. しかし,これらのしかけはそうやってつくったドキュメントを印刷してみるときには便利であっても,そのままコンピュータ上でみるときにはかならずしも便利ではありません.

つづく…

2007-08-17

ネット時代のドキュメント形式」 では 「グーテンベルク以来 500 年以上をかけてつちかわれてきた印刷技術にかわるものをつくりあげるのは容易なことではありませんが,そうしていく必要があります」 と書きました. グーテンベルク以来つづいてきたひとつの伝統は,「文章は縦長の紙 (ページ) に印刷する」 ということでした. この原則はほとんどの印刷物において,なりたっています. 本でも新聞でも,縦長のページをつかったものがほとんどです. しかし,コンピュータ・ディスプレイが横長であることは,うごかしがたいようにおもわれます. 印刷とディスプレイ表示とでは歴史のながさが 1 桁以上ちがっていて,このさきどうなるのかはかならずしもわかりませんが,それでも,私にはグーテンベルク以来つづいてきた縦長のページをコンピュータ・ディスプレイやマルチメディアに向いた横長の表示にかえていく必要があるようにおもわれます.

つづく…

2007-09-19

本や雑誌記事はリファレンスとしてあつかうことができます. つまり,(理想化されてはいますが) タイトルや出版社,発行年月などを指定して参考文献として引用しておけば,いつでももとの本や記事にアクセスすることができます. これに対して,それらと同様に重要なメディアであるにもかかわらず,テレビ番組はリファレンスとしてあつかうことができません. ここに放送がかかえる致命的な問題があるようにおもわれます.

つづく…

2008-03-05

私は会社でも家でも LBP (レーザ・ビーム・プリンタ、レーザ・プリンタ) をつかっています. いろいろなプリンタをつかってきましたが,私のつかいかたには,こだわりやコツ (ノウハウ) があります.

つづく…

2008-05-30

IEEE, ACM などの学会のデジタル・ライブラリには,最近のコンファレンスの論文でも紙からスキャンした,よみにくいものがしばしばみられます. デジタル・ライブラリにアクセスするには最低でも年間 100 ドル程度をはらう必要がありますが,そうやってアクセスした論文はよみにくいのに,Web 上にはしばしばそのクリアな原稿がただでのせられています. 私自身も自分の論文原稿を PDF で Web においています. もちろん,学会の論文をひととおりアクセスするにはデジタル・ライブラリに登録することが必要なのですが,よみにくい論文をみせられると,むだなカネをはらっているような気にもなってきます.

つづく…

2008-07-24

日本で出願した特許の情報は 「特許電子図書館」 において検索することができる. 通常の検索においては 「初心者向け検索」 が便利である. ところが,「特許・実用新案検索」 からは明細書の PDF ファイルがダウンロードできるのに,よくにた 「初心者向け検索」 のメニューからはいるとそれができない. どうなっているのだろうか?

つづく…

2010-01-30

Amazon はだいぶまえから電子書籍端末 Kindle を売っている. これまで発売された類似品とくらべると,かなり売れているらしい. そこに,すくなくともかたちだけみれば似ている iPad を Apple が発表した. Apple は iPad が電子書籍端末だとはいっていないが,そううけとられてもいる. しかし,そううけとろうと,うけとるまいと,2 つの端末がめざす方向はまったくちがっている.

つづく…

2010-02-19

ときどき米国の特許をみる必要にせまられる. そういうとき,まずみるのは US Patent Office の Web サイトなのだが,明細書をみようとすると TIFF viewer が必要になる. いつもここでつまずく. なぜ TIFF なんかつかっているのだろうか?

つづく…

2010-04-04

縦長の印刷から横長の表示へ ― グーテンベルク以来の伝統の改革 ―」 という項目で,ディスプレイが横長なので文書ページも横長にするべきだということを書いた. Kindle も iPad も縦長の画面を採用している. はたしてこれは定着するのだろうか?

つづく…

ACM (Association for Computing Machinery) ではずっとまえから電子図書館が整備されていた. 年間 100 ドル程度をはらうと,いつでも ACM のジャーナルや SIG (研究会) の文献に自由にアクセスすることができる. これはとても便利なのだが,これまで,私が所属している他のどの学会でも実現されていなかった. それがようやく情報処理学会でも実現された. あまりにおそかったが,それにしてもこれは画期的なことだ.

つづく…

2010-05-04

すっかりおかしくなってしまった日本の紙の本の流通. その救世主となるべきなのが電子書籍だという. その論旨をうらづけるためにアマゾンやアップルの電子書籍に関するたたかいぶりをくわしく書いている.

しかし,日本の本の流通の問題点からいきなり電子書籍に話がいくのには疑問がある. そもそもアマゾンは紙の書籍の流通を変革しようとしたはずだ. それがどこまでうまくいき,電子書籍はそれをさらにどう変えようとしているのか? そこまでみていかないと説得力のある議論にはならないのではないだろうか. そうかんがえると,すでに新書としてはかなりあついこの本. 新書として出版することがそもそも無理だったのではないだろうか? 電子書籍として出版すれば,あつさを気にしなくてもよかったかも…

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 電子書籍の衝撃@ [bk1] 電子書籍の衝撃@Amazon.co.jp

つづく…

2010-07-01

タイトルのとおり,iPad とキンドル (Kindle) がおもな話題だが,それらだけにとどまらず,ソニーの eBook やボイジャー・ジャパンの T-Time などもとりあげられている. eBook に関してどういう歴史があったのか,それらと iPad やキンドルはどうちがうのか,キンドルのビジネスモデルはどうなっているのか. そういうエピソードがおりこまれ,さまざまな知識をえることができる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: iPad vs. キンドル@ [bk1] iPad vs. キンドル@Amazon.co.jp

つづく…

2010-07-18

iPad が発売されてまもなく買った. iPad はよく電子ブックの端末として,アマゾンの Kindle と比較されているが,読書のために買ったわけではない. Kindle より使用シーンがひろいことが特徴だが,いまのところは Web,YouTube,iPad などがおもな用途だ.

つづく…

2010-09-19

前半 2/3 くらいが対談,後半は電子書籍に関する紙の書籍の紹介や電子書籍の読みかたや書きかたにあてられている. 内容はそれほど濃いわけではないが,電子書籍を対面販売するという 「電子書籍フリマ」 について書かれているところに特徴がある.

日本ではとくに,まだ電子書籍の流通がよわい. 対面販売もおもしろいが,フリマにいけなかったひとが見れる,買えるしかけがないと,この本を読んでもよくわからない.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 誰でも作れる電子書籍@ [bk1] 誰でも作れる電子書籍@Amazon.co.jp

つづく…

英語の本に関しては Amazon.com などで電子書籍 (とくに Kindle book) がうまく流通するようになっている. しかし,日本語の本に関しては著作権問題などでゴタゴタして,まだうまく流通するようになっていない. しかし,先駆的なサイトはいくつかあって,ある程度の量の本は買えるようになっている. しかし,おもに値段がたかいという理由で,あまり買う気にはなれない.

つづく…

2010-09-23

アメリカでは電子書籍が爆発的に売れるようになっているのに,日本ではまだないにひとしい. それは日本がおくれているからというよりは,アメリカと日本との出版,流通などのちがいからきていることをこの本はあきらかにしている. 携帯電話の存在もちがいのひとつだが,フォーマットの問題があること,つまり日本では重要な組み版ルールがまだ国際標準である ePub にははいっていないこと,外字や異体字の問題など,日本固有の問題が解決されないと紙の書籍にかわれないことが指摘されている. ほかにも流通,権利などにおいて日本固有の問題があることが指摘されている.

この本は電子書籍を従来の書籍からの発展としてとらえている. しかし,あまりのしがらみのおおきさに,もしかしたら,のぞまれるのは革新ではなくて革命なのではないかとも,おもえてくる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 電子書籍の真実@ [bk1] 電子書籍の真実@Amazon.co.jp

つづく…

日本ではまだ電子書籍がどちらにころぶかわからない. そういうなかで先駆的な仕事をしている会社のひとつが廣済堂だ. ところが,廣済堂で電子書籍を買うと,それはアプリケーションとして登録される. 廣済堂から 「100 人の 20 世紀」 (朝日新聞社) という本を買ってみたが,これなどは 10 分冊になっているのでアプリが 10 個インストールされることになる. これは電子書籍とアプリとを混同したまずいやりかたであり,このままでは混乱をまねくことになるだろう.

つづく…

2010-09-24

大半のページが対談でうめられている. そのなかには,このギョーカイを知らないものにはちょっとおもしろいエピソードがいろいろある. しかし,すぐにほかの話にうつってしまうので,結局ほとんどなにもわからないままだ.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 電子書籍と出版@ [bk1] 電子書籍と出版@Amazon.co.jp

つづく…

著者のアメリカでの経験をもとに日本の本の将来についても語っている. 電子書籍に関する本のなかには日本の出版社にひきずられたものも多いが,そこから距離をおいたこの本からしかえられないものもあるだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 電子書籍の真実@ [bk1] 電子書籍の真実@Amazon.co.jp

つづく…

2010-09-26

従来の本と電子書籍とのひとつのおおきなちがいはセキュリティだろう. 電子書籍は有料であれば自由にアクセスできない点で Web とはちがうが,電子的に情報をぬきとれる可能性があるという点では紙の本とはまったくちがっていて,Web にちかい. 従来であれば本で公開されているとはいっても,そのなかの個人情報などが無制限にひろまることはなかったが,電子書籍ではそういう危険がでてくる. 書くときもそれを意識して書かなければならない可能性がある.

つづく…

2010-09-28

電子書籍の本は最近,急にふえた. そのなかには著者がかさなっているものもすくなくない. この本もおなじみの著者陣であり,内容にあまり新鮮さがない. ただ,クリエイティブ・コモンズやウィキペディアがとりあげられているのは他の本にあまりないところだ.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: ブックビジネス2.0@ [bk1] ブックビジネス2.0@Amazon.co.jp

つづく…

編集などに長年かかわってきたひとりの著者によるまとまった電子書籍論である. iPhone, iPad, Kindle などについて,ひととおりのことが書いてある. しかし,著者がくわしいのは電子書籍より従来の書籍についてだ. そこにはいろいろ,おしえられる点がある. しかし,電子書籍については新鮮な情報は比較的かぎられている. 書籍になぞらえて電子書籍の収支をいろいろ計算しているが,書籍とおなじつくりになるのかどうか,ちょっと疑問がある.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 電子書籍元年@ [bk1] 電子書籍元年@Amazon.co.jp

つづく…

2010-09-29

最近,Kindle や iPad の登場で電子書籍あるいは電子出版がブームになっているが,1999 年ごろにもブームになったことがあった. この本はこのころの記述が中心だ. しかし,アメリカではこのブームは一時的なものにおわり,いままた復活している. 日本ではその間に携帯電子出版がはやってきた.

こうやって歴史をたどっている本書だが,淡々と記述がつみあげられていて,「構図」 にはなりえていない印象だ. ときどきみえてくる著者の意見にも,あまり共感できるところがない. たとえば,フリーソフトに対して 「ソフトウェアの創作的行為で収入を得ることが卑下されている」 と書いているが,これもオープン・ソフトウェアなどへの誤解から生じているとかんがえられる.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 電子出版の構図@ [bk1] 電子出版の構図@Amazon.co.jp

つづく…

iPad や Kindle をつかってみなくても,この本をみるとある程度のことがわかる. 電子書籍の本はいろいろあるが,たいていは iPad や Kindle をすでに知っていることが前提になっている. それにくらべるとこの本は親切だといえるだろう. 電子書籍の種類,値段や流通などについてもよく説明されている.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 電子書籍の基本からカラクリまでわかる本@ [bk1] 電子書籍の基本からカラクリまでわかる本@Amazon.co.jp

つづく…

2010-10-01

最近の電子書籍ブームにさきだつこと 7 年,最近の本ではあっさりあつかわれている,まえのブームをホットにあつかっている本だ. テキスト派と画像派との対立,シャープが BVF と XMDF という電子書籍フォーマットを開発したいきさつなど,貴重な記録といえるだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: ブック革命@ [bk1] ブック革命@Amazon.co.jp

つづく…

2010-10-03

日本では縦書きの本や雑誌がおおい. 新聞もほとんど縦書きだ. この文化をまもるために ePub のような電子書籍の標準に縦書きをとりいれようといううごきがある. しかし,はたしてそれは必要な,あるいはのぞましいことだろうか? そんなむだな努力はやめて,いかにきれいに横書きにするかをかんがえたほうがよいのではないだろうか?

つづく…

シャープが 「ガラパゴス」 という電子書籍リーダを発表した. 「ガラパゴス」 という名は,シャープが日本固有の本の文化をできるだけまもっていこうという姿勢をあらわしているといえるだろう. 縦書きをはじめ,禁則処理,ルビ,外字など,日本固有のものはいろいろある. 電子書籍において,これらをどこまでとりいれていくのか… これらをすべてとりいれれば事実上,世界共通のフォーマットの採用は不可能になる,つまり 「ガラパゴス化」 せざるをえなくなるだろう. それがシャープがめざす道なのだろうか?

つづく…

2010-10-06

改装して 2010 年に出版されているが,もとは 1994 年に出版された本だ. 「新装版の読み方」 と題されたあとがきにあるように,当時としては画期的な内容だったといえるだろう. しかし,現在からみれば (当然のことながら) Web 2.0 的なものはまったくふれられていない古典的な電子図書館や電子書籍についての本であり,いま読みかえす価値がどこにあるのか,よくわからない. もはや歴史的な本だといえるだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 電子図書館@ [bk1] 電子図書館@Amazon.co.jp

つづく…

ITpro に 「電子書籍は “本” ですか?」 という記事がある. このなかでなぜ電子書籍にページめくりが必要なのかという疑問がしめされているが,まったく同感だ.

つづく…

2010-10-10

電子化や Web にむしろ積極的にアプローチしている著者だが,書籍が電子書籍でとってかわられると,印刷屋である著者はメシのタネがなくなってしまうことをおそれている.

印刷屋はこれまでにも技術の断絶を経験してきた. つまり,著者は 「活版で身につけなければならなかった知識とコンピュータ平板印刷で必要な知識が一致するところは多くない」 と書いている. しかし,つぎにくるべき波はもっとおおきいということだろう.

だが,この本にあらわれている著者のこれまでのさまざまな積極的なこころみをみれば,この先もなんとか,いきのびていけるのではないかという気がしてくる. いまとはすっかりちがう業態になっているだろうが,どうなっていくのか,ちょっと興味をそそられる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 我、電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す@ [bk1] 我、電子書籍の抵抗勢力たらんと欲す@Amazon.co.jp

つづく…

2010-10-14

所蔵雑誌の PDF 化をはじめたので,Adobe Acrobat 9 をそのためにつかう時間がふえた. PDF ファイルを変換しているあいだは,Acrobat で他の PDF ファイルをみることもできないし,Adobe Reader も起動することができない. そこで,Adobe Reader のかわりにつかえる Foxit Reader という PDF リーダをインストールしてみた.

つづく…

2010-11-05

CD-ROM から携帯向けまでの電子出版について,アカデミックに書いている. アメリカでは CD-ROM 以前にビデオテックスがあるが,日本では 「キャプテン」 がほとんどつかわれなかったから,CD-ROM が最初といってよいのだろう.

アマゾンやグーグルもあつかわれているが,全体としては従来の出版や書籍の延長線上のものとして電子出版をとらえている. 電子出版にはそこからはみだす部分もあるはずだが,過去を向くのが 「学」 のつく本の宿命なのだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 電子出版学入門 改訂2版@ [bk1] 電子出版学入門 改訂2版@Amazon.co.jp 電子出版学入門@ [bk1] 電子出版学入門@Amazon.co.jp

つづく…

2010-11-25

iPad 上の電子書籍アプリケーションのいくつかは,電子書籍のリストを表示するのに 「書棚」 のメタファーをつかっている. しかも,表紙がみえるようにならべるようになっている. ハードウェア版の Kindle においてはリストは文字だけで表示されるが,iPad 版の Kindle ソフトウェアにおいては,iBook とよく似た 「書棚」 がつかわれている.

表紙がきちんとデザインされた電子書籍であれば,たしかにこの方法で本を直感的に検索することができる. しかし,iPad に保存された電子書籍の数がおおくなれば,この方法ではさがせなくなるのは,あきらかだ. そういう意味でこのインターフェースには拡張性 (スケーラビリティ) がない

つづく…

2010-11-26

電子書籍に関するさまざまな話題とくに問題点を解説している. 日本における過去の電子書籍の失敗,iPad における検閲の問題,グーグルがまきおこしたさわぎなどなど.

最後の章ではなかなか有料化できない Web と電子書籍との微妙な関係が分析されている. だが,その関係が今後どうなっていくかは著者にもわからない.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 電子書籍の時代は本当に来るのか@ [bk1] 電子書籍の時代は本当に来るのか@Amazon.co.jp

つづく…

2010-11-27

iPhone と iPad の iOS の版がいずれも 4.2.1 になって,機能がほぼそろった. 動作するアプリケーションには差があるが,PDF の表示機能をくらべてみよう.

つづく…

2010-12-01

日本電子出版協会 (JEPA) は 1986 年に結成されて現在まで活動してきている. 電子出版について 1980 年代から書いている本はすくないだろう. うすい本であり情報量はすくないが,年表などでこの 30 年間くらいを俯瞰することができる.

電子出版というと現在ではネットワークが欠かせないが,1980 ~ 90 年代には CD-ROM や ROM (電子辞書など) がおもな媒体だった. この本のおもなテーマは辞書や事典であり,それが電子出版をリードしてきたことがわかる. 日本における電子出版の記録として貴重な 1 冊だといえるだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 電子出版クロニクル@ [bk1]電子出版クロニクル@Amazon.co.jp

つづく…

2010-12-04

この本では 「デバイス」 とよばれている Kindle や iPad などについての本のおおくは,電子書籍や情報端末の表層的な紹介や比較にとどまっている. そのなかで,この本はそれらがもつもっとふかい意味を分析しようとしている.

この本の一番のエッセンスはインターネットの歴史において,自由でひらかれたインターネットをささえてきた 「パソコン=純インターネット生態系」 から,インターネットをとじた世界に分割する 「デバイス=クラウド生態系」 への移行がすすんでいくというところにある. 著者はそれがさらに 「インタークラウド」 というつぎの時代につながっているということまで書いている.

しかし,このような論旨がストレートなかたちで展開されず,また,一般の読者には解説なしではわからないであろう概念がいろいろ登場してくるため,読むのはかならずしも容易でない. しかしそれらが,著者がさまざまな本を読んでかんがえてきたことの結晶であることはまちがいないだろう. 論旨の展開や用語にはいろいろ疑問もあるが,じっくり読めば,いろいろ得ることがあるだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: Kindleショック@ [bk1]Kindleショック@Amazon.co.jp

つづく…

2010-12-16

著者が映画製作にたずさわったあと,パイオニアでレーザーディスクをあつかうようになったいきさつから,アメリカでボブ・スタインという人物とボイジャー社に影響をうけてボイジャー・ジャパン社を設立し,米社が解散したあとも日本で電子書籍をつくりつづけたこと,そして電子書籍の未来についてまで書いている. 日本のボイジャー社がてがけてきたエキスパンド・ブックや T-Time,青空文庫などについての貴重な記録だといえるだろう.

最後のほうで著者はハードウェアがうつりかわっても本はいきのこっていかなければならない,そのためにはフォーマットの統一が必要だということを強調している. ハードがなくなると読めなくなるだろうアプリとして電子書籍を制作しているひとには,ぜひ読んでもらいたいものだ.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 電子書籍奮戦記@ [bk1]電子書籍奮戦記@Amazon.co.jp

つづく…

2011-01-15

iPad をタイトルにふくむ本はやまほどあるが,この本はガラパゴスなど,iPad 以外の 「電子書籍リーダー」 にも配慮している. まだ iPad 以外は未知の点がおおい現在では iPad 中心にならざるをえないが,アンドロイドやキンドルでの操作もあつかわれている. ウィンドウなどの図版を多用してわかりやすくしようとしているようだが,200 ページにみたないうすい本であり,図版はちいさくて,見づらい. 1 冊でひととおりのことを知りたいひとにはよい本だろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 2030年 メディアのかたち@ [bk1]2030年 メディアのかたち@Amazon.co.jp

つづく…

2011-01-20

Kindle や iPad につづいて日本でも Galapagos や Sony Reader が登場してきたが,著者は事情通としてそれらの裏をさぐる. この本にはいろいろ知らなかったことをおしえてはもらった. しかし,エピソードをつらねているだけで,それらをつないでストーリーがみえるようにするところまではいっていない. それは読者にあたえられた課題なのだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 電子書籍革命の真実@ [bk1]電子書籍革命の真実@Amazon.co.jp

つづく…

2011-02-27

電子出版,電子書籍をめぐる雑然とした状況と著者のかんがえを記述している.

著者は電子書籍のフォーマットはあまり重要でないといい,標準フォーマットである EPUB を利用するのが賢いというラディカルなかんがえを書いている. EPUB には日本語固有の縦書きやルビの機能がないが,(日本の文化を無視して) 「この際,日本語も全部横書きでいい」 というような乱暴なことまでいう. また,「既存の紙出版の概念をいったんチャラにしなければならない」 とも書いている.

一方で,これまで本の販売にかかわってきた書店だけでなく出版社までが生き残れない 「中抜き」 の問題をあつかっているが,「やはり出版社の役割は大きい」と結論づけている.

この本じたいも雑然としているし著者のかんがえにあまり賛同はできないが,日本の 「常識」 にはとらわれていないといえるだろう. 通読することでみえてくるものもあるようだ.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 電子出版の未来図@ [bk1]電子出版の未来図@Amazon.co.jp

つづく…

2011-03-12

電子書籍のレイアウトやフォーマットを解説し,EPUB 形式にしぼって,InDesign, Dreamweaver, Sigil というツールを順につかうつくりかたを解説している. 「作り方」 をこれだけ詳細に書いた本はほかにないのではないか.

しかし,いまのところ EPUB は日本語に対応していない. この本で例題としてとりあげているのも英文の本だ. この本を読んで英文の本をつくろうというひとはほとんどいないだろうから,この点はおおきな弱点だ. EPUB が日本語に対応したらこの手順でつくれるだろうが,もしかしたら,そのころには適切なツールもいまとはちがっているかもしれない.

もうひとつ書いておきたいのは,この本におけるスタイルシートのつかいかたには疑問があるということだ. かんたんにするためにひとつのスタイルシートをあちこちでつかうのはわかるが,タイトルのスタイルとして bookcover をつかうのがよいとはおもえない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 電子書籍の作り方@ [bk1]電子書籍の作り方@Amazon.co.jp

つづく…

2011-04-05

37 人の著者が 6 ページくらいずつ,本へのおもいや本にまつわるおもいでなどを書いている. 日本でも電子書籍がでまわるようになってきた現在だが,紙の本にこだわるひともいれば,電子書籍になってもかまわないというひともいる. しかし,概して電子書籍に批判的な著者がおおい. それは,ほとんど電子書籍にふれていないことからきているのではないだろうか. 出版されたのが 2010 年 11 月ということだが,日本でこの種の本をだすにはまだちょっとはやすぎたのではないだろうか.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 本は、これから@ [bk1]本は、これから@Amazon.co.jp

つづく…

2011-04-11

新聞も音楽 (CD) もデジタル化によって収益があがらなくなり,転職や賃下げを余儀なくされている. 著者は自分で電子出版に手を染めた結果,電子書籍も同様のことをひきおこすとかんがえている. また,日本にはアメリカよりはるかに複雑な著作権問題があり,電子書籍の普及をさまたげている. さらに,電子書籍には IT の力が不可欠だが,「IT 側の人間」 は IT やそのビジネスには興味があっても 「作品」 には興味がないという.

このようにこの本では暗い話題がつぎつぎにしめされるが,最後に 「オンラインによるヴァーチャル世界が広がれば広がるほどリアルが大切になる」 という話が登場する. これがほんとうであるなら,すこしばかり救いになるだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 出版大崩壊@ [bk1]出版大崩壊@Amazon.co.jp

つづく…

2012-05-27

アマゾンの古書はやすい. すくなくとも日本では,紙の本は新刊と古書とで,これほども値段に差がある. ところが,すくなくともいまは電子書籍には古書がない. 出版されてからどれだけ時間がたとうとも,新刊とおなじだ. すくなくとも私は,こんな本を買うよりは紙の古書を買うほうがよい. そのほうが (よほどいたんだり,ぎっしり書きこみがあったりするのでなければ,そのほうがよみやすい.

つづく…

2012-10-22

海外出張時にはたくさん本をもっていきたいのだが,いまのところ,なかなかそうなっていない. その事情は…

つづく…

2012-11-09

2000 年以前に書かれた本なので,いまとは電子出版に関する状況はまったくちがう. HTML で書いて Web 上で 「出版」 することが話題の中心だ. 著者が Web 上で表現したり儲けるためにやったことの大半はいまでは必要ない. しかし,PDF のことは書いてあって,それはいまでもそんなにかわっていない.

しかし,この本には電子書籍と紙の本やマスコミとの性質のちがいや電子書籍で成功する方法などが分析されていて,それはいまでも有効であるようにおもえる. だから,なつかしい過去の話とあわせて,この本にはいまでもよむ価値があるとおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: インターネット「印税」生活入門@Amazon.co.jp

つづく…

2012-11-18

この学会誌がてもとにとどいても,すぐにみることはあまりない. しかし,この号は電子書籍の特集なので,さっそくみてみた. コンピュータの学会なので最近開発された電子書籍技術の論文があつめられているのかとおもったが,そうではなくて政治的・社会的な内容の論文でしめられている. 高価なところに問題はあるが,学会員以外の一般読者のほうがむしろ興味をもてる内容だろう. 学会員の私としては技術的なサーベイがないところが不満だ.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 情報処理2012年12月号@Amazon.co.jp情報処理2012年12月号別刷@Amazon.co.jp

つづく…

2013-01-09

「内容紹介」 にちょっとひかれて買ってみたが,失敗だった. 内容はわるくないのだろうが,よみにくい本だ. 英単語がたくさんはさまっているのに縦書きになっていて,しかも,本をめくる方向が逆だ. (縦書きなら左側をさわったらページがすすむはずなのに,もどる.) 図はたいてい横長なので,図の下がひろく,あいてしまう. 横書きならここに説明がいれられるはずなのだが… というわけで,本気で読む気になれないままレピューを書いた.

評価: ★☆☆☆☆

関連リンク: 「超小型」出版@Amazon.co.jp

つづく…

2013-01-11

電子出版だと自分で編集もレイアウトもやれば,アマゾンなら本が 1 冊売れるごとにその値段の 70% をうけとることができる.紙の本なら 10% しかうけとれないのにくらべると,もうかるようにみえる. しかし,Kindle 本をつくってみて,実際はいろいろ問題点があることがわかった.

つづく…

2013-01-12

これは 10 ページ以下の単なるメモであって,本ではない. 100 円で買うには値しない.

評価: ★☆☆☆☆

関連リンク: 電子書籍のすすめ@Amazon.co.jp

つづく…

2013-01-23

従来の紙の書籍をおきかえるものとしての電子書籍という視点においては,よく分析されている. しかし,電子書籍が紙にかわりうるのかどうかという検討もなされていないし,紙では実現不可能または困難だったことの実現という視点もよわい. たとえば,この本の出版時点で Amazon.com に関しては話題になってた個人出版についてはまったく記述されていない. 2013 年はじめの時点では Amazon.co.jp で出版されている本のおおくが個人出版によるものであることをみれば,この本の視野がせますぎたことはあきらかだろう.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 2015年の電子書籍@Amazon.co.jp

つづく…

2015-01-27

国際会議に投稿したのとおなじ論文をオープン・アクセス・ジャーナルに投稿しようとして,それらがまったくおなじだとうけいれられないということに気がついた. 従来の (紙の) 論文誌ならゆるされることだとかんがえていたが,WWW で論文がアクセスできるようになった時代には,それとはちがった倫理基準が適用されているようだ.

つづく…

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