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研究キーワードによる Google のランキング

最近,自分の研究テーマに関するいろいろなキーワードを Google (グーグル) でいれてみて,おもいのほか上位に自分の Web ページがランクされていることに気がつきました. また,おもわぬページが上位にくることがあるのもわかりました.

voiscape (ヴォイスケープ) というような造語で検索すればトップになるのは当然ですが,「軸 検索」 というような一般的なことばをならべて検索しても 軸づけ検索が 1 ページめ (9 位) に表示されます. いずれも研究テーマのページがトップになっているのはぐあいがいい. これまで常に 「軸づけ」 と表記してきた (「軸づけ」 で検索すると 1 位になる) が,これでは 「軸付け」 と入力したときに検索できないので,キーワードとして 「軸付け」 をいれるようにしました. そのため,「軸付け」 で検索しても 1 ページめ (8 位) に表示されます. このようにいろいろキーワードをつけはじめたのはここ 1 カ月くらいのことであり,それ以前はほとんど意識していませんでしたが,非商用サイトを優遇する Google の方針によってビタ 1 文はらわなくても高位にランクしてもらっているとおもわれます.

ただし,「時間軸 検索」 で検索すると軸づけ検索は上位にはランクされず,上位には 2007 年 3 月のニュースリリースで登場した NEC の 「時代統合検索」 が上位にきます. 最近まで 「時間軸」 をキーワードにしていなかったのでしかたがないのですが,「時間軸」 を NEC にとられたのはちょっとくやしい. NEC のニュースリリースでは 「時間軸」 ということばはつかっていないのですが,なぜか 「時間軸」 ということばをつかって紹介している Web ページがおおいのはどうしてでしょうか. 英語でも同様に 「time axis search」 では軸づけ検索はみつけられないのですが,「axis search」 なら 3 位に表示されます.

「非同期 オートマトン」 でランダムな非同期セル・オートマトンがトップにくるのですが,これはできすぎです. ほかにもたくさんのページがあるはずです. ついでに,このキーワードでつぎにランクされるのは Wikipedia (ウィキペディア) の 「非同期セル・オートマトン」 の項目であり (これは最近,私が英文の項目から翻訳したもの),その引用文が 「金田」 ではじまっているのも,できすぎです. 「RACA」 で検索するとなぜかランクは 6 位にさがってしまいます. 英語だと 「asynchronous automaton」 では上位にランクされないが,「asynchronous cellular」 なら,みつけられます.

また,「局所的な情報」 だけで検索しても CCM: 化学的計算のモデル に関するひとつの PDF ファイルが 5 位にきます. なぜかほかのページは最初の検索結果ページにはありませんが,つぎの検索結果ページには CCM による N クイーンのページがあります. さらに,なぜかそのひとつ上は会社でおなじユニット (課) だったことがある文部科学省メディア教育開発センターの黒須教授のレクチャがあります.

Web ページの自己再生産に関するページは 「自己再生産」 だけで検索してもトップにきます. しかし,世間では self-reproduction の訳としては 「自己増殖」 がつかわれています. 最近までこのキーワードをつけていなかったので,これをいれて検索しても,まだ私の Web ページはみつかりません. Google のインデクスが更新されればみつかるようになるはずです.

「論理 ベクトル化」,「Prolog ベクトル処理」,「記号 ベクトル処理」,「ハッシュ ベクトル処理」 などのいずれで検索しても 論理 / 記号 ベクトル処理 のページが先頭にきます. 英語で検索してみても同様です.

ところで,上位がとれることがおおいとはいっても,複数あるページのうちでおもわぬページがトップになっていることがおおいので,すこし対策が必要です. つまり,Movable Type においてはタグについたリンクをたどったときに表示されるページ (タグ検索ページ) の形式がテンプレートで指定できません. そのため,もとのページデザインをそのままつかっているのですが,このページがトップになってしまうので,ぐあいがわるいのです. とくに,英語で検索したときに日本語がふくまれたページが表示されるので,ぐあいがわるいのです. しかし,最近このタグ検索ページ以外のページにだいぶキーワードを追加したので,すでにトップには表示されにくくなっているようです.

なお,英語での検索結果については英語によるブログのこのエントリーに書いています.

キーワード: Google, ランキング, 研究テーマ, キーワード

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