3D 印刷でフィラメントの吐出量をへらすとストライプ状のパターンやさまざまな穴があいたパターンが生成されることをこのブログで紹介し，論文にもしてきた． 通常は避けるべきこととされてきたこの現象を MIT の研究者が衣服に応用した． 私もこれがうまく応用できないものかとかんがえてきたが，衣服にすることはかんがえなかったた．
まず私が書いた論文などをあげる．
- 3D Printing and Simulation of Naturally-Randomized Cellular-Automata (journal version)
- 「3D プリンタ」で自然のデザインを楽しもう: 基礎編, 応用編
つぎのような本の一部にもなっているが，高価な本なのであまり売れていないだろう．
Self-organized 3D-printing Patterns Simulated by Cellular Automata
このような 3D 印刷パターンを応用する方法はないかとおもっていたが，あまりふかく考えてはいなかった． MIT の研究者はこれで布のようなものをつくって衣服に応用した．Defextiles というなまえをあたえている． レースのようなもようをつけることもできるという．
追記 (2020-12-8):
Defextiles の論文の参考文献をひととおりみたが，そのなかで少量のフィラメントがつくるパターンを利用しているのは，つぎの論文だけのようだった．
Mary Tsai, Making Mistakes: Error as Emergent Property in Craft Practice. Carnegie Mellon University. https://doi.org/10.1184/R1/8429093.v1, 2019.
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投稿者: 池上 聡志 | 2020年11月18日 11:07
日時: 2020-11-18 11:07