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DIY (日曜大工) とものづくり・実験:3 次元印刷 (3D printing)・CAD

デザイナとのコラボレーションのみなおし

昨年は螺旋 3D 印刷による製品開発でデザイナとのコラボレーションをめざしてきたが,いまのところ成功していない. まだその可能性はのこっているが,いくつか問題点もみえてきて,とりあえずはコラボレーションによらずに開発をすすめている.

デザイナをつかうことで発生する問題として,つぎの 2 つがある.第 1 はコストがかかるので価格もたかくせざるをえないということだ. デザイナはそれで食っているわけだから,コストがかかるのは当然だ. 大量につくるものなら,デザイン・コストがかかってもそれほど問題にはならないだろう. しかし,3D 印刷は少量生産むきの技術なので,製品 1 個あたりのデザイン・コストがばかにならない. 螺旋 3D 印刷は従来の 3D 印刷とくらべて安価なものがつくれるのが特徴のひとつだとかんがえているのに,デザイン・コストがかかるとその特徴がうしなわれてしまう. というわけで,デザイナをつかわないほうが螺旋 3D 印刷の特徴がいかせるようにおもう.

第 2 の問題はもっと根本的なものだ. 螺旋 3D 印刷はジェネラティブ・デザインとむすびつけられているが,それをうまく実現してくれるデザイナをみつけるのは容易でないということだ. 従来の 3D CAD のようにデザイナがえがいた曲線や曲面を螺旋 3D 印刷することはできないことではないが,いまのところはジェネラティブなツールしか用意していないし,ジェネラティブな方法を特徴にしようとしている. おおくのデザイナは自分でデザインしようとするから,ジェネラティブな方法はなかなかうけいれられないのではないかとおもう. 昨年前半にコラボレートしようとしたデザイナはこの方法を理解してくれたが,逆にデザインに時間がかけられないからデザインをしないという方向にいこうとした (これだけではわからないとおもうが,いまは説明を省略する). ジェネラティブな方法をつかうからといって,人間がデザインしなくてよくなるわけではないから,それではこまる. メタなレベルでデザインすることがデザイナにもとめられるのだが,それを理解し実践してくれるひとをみつけるのは容易でないだろう.

安易な方法ではあるが,全部を自分でやるのがとりあえずは私自身には満足できる方法だ. というわけで,(横着かもしれないが) デザイナであれほかの職業のひとであれ,理解者が私をみつけてくれるまで,私が自分でデザインして,その結果を発信していこうとおもう.

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