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Web とインターネット:Amazon (アマゾン), 知的生産とリテラシー:ブログの技法, 書評, 知的生産とリテラシー:読書法

ブログや Amazon を読書メモとしてつかう

奥野 宣之 の 「読書は 1 冊のノートにまとめなさい」 という本を読んだ. そもそもノートをつける気はなかったのだが,ブログや Amazon, BK1 をつかった自分の方法と比較したかったから読んだのである. すくなくとも自分にはいまつかっている方法があっていることを,あらためて確認した. この方法がほかのひとにどこまでつかえるかはわからないが,すくなくとも奥野の方法よりこのほうがあっているとおもうひとはいるだろうとおもう.

読書ノート

著者は本を読んでえた情報も読みたい本に関する情報も 1 冊のノートに書くという. そのかわりに,私は 1 冊につき通常は数行の感想を書いて,まずブログに書く. ただしそのまえに感想の本文以外の部分を書いてしまう. つまり,上記のリンク先の項目のように書評の形式はきめてあるので,まずテンプレートをコピーしてだいたいのかたちをつくる. そして,Amazon と BK1 のその本のページをひらいて,そこから情報をブログにコピーする. それがすんでから感想を書く. 感想よりも,要約を中心に書くこともある. これは自分にも読者にもやくにたつとおもってのことだ. (ただし,本の種類によってはネタばらしにならないようにする必要がある.)

読書ノートにつけるのとちがうところは,この感想をひとに読んでもらえる内容にする必要があるということだ. 自分しか理解できないような表現や,あまりに独断的な内容はさけるべきだろう. できるだけ読者に情報をあたえるように書いているつもりだ. そのほうが自分でもあとで読む価値があるのではないかとおもう. 自分しか読まないからといってわかりにくい表現をつかうと,あとで自分でもわからなくなる可能性があるだろう.

つぎに,書いた感想を Amazon と BK1 に投稿する. すでにその本のページをひらいているので,書評のボタンをおすだけで必要なページがひらく. けっこうめんどうな作業ではあるが,それでもだいたい,ブログの新規項目をつくってから 15 分くらいでおわる.

もちろん,3 つ書くかわりにブログだけ,Amazon だけ,あるいは BK1 だけに書くこともできる. しかし,第 1 に,ブログに書くのは,Amazon や BK1 には掲載されない可能性があるからだ. 最初のころは Amazon だけに書いた書評を保存しておかなかったら,掲載されなくてがっかりしたことがある. 第 2 に,Amazon と BK1 の両方に書くのは,つぎのように,それそれちがったフィードバックがあるからだ.

Amazon のばあいはすぐに掲載されることがおおいが,BK1 は書評が掲載されるまでに 1~2 日かかる. しかし,BK1 のよいところは,新着書評がホームページで紹介されているので掲載されるとすぐフィードバックがある,つまり書評が評価されるところだ. Amazon のフィードバックはもっと時間がかかるし,人気のない本はいつまでたっても評価がつかない. BK1 のほうはたいてい,ポジティブなフィードバックをうけとることができる. Amazon のほうはもっと評価がきびしい. BK1 に書評をかくひとは Amazon よりずっとすくないので,私が最初の書評を書くことがおおい. こわいような気もする.

Web に書評を書くとよいところは,検索が容易なことだ. ブログにも書いているのでそれを検索するが,Amazon や BK1 の書評も検索できる.

探書リスト

それから,奥野は,書店で買いたい本は 「探書リスト」 という紙きれに書くという. 私のばあい,それに相当するのは Amazon や BK1 の保存用カートだ. ほしいとおもった本はカート (リスト) にいれておく. 以前は BK1 のリストには 100 冊しかはいらなかったが,現在はもっといれることができる (何冊まではいるのか,限界をためしたことはまだない). Amazon のほうは 600 冊だが,これがほぼいっぱいになっている. あふれると,ふるいほうからすてられてしまう.

もちろん,保存用カートのなかの本はすぐに発注することができる. その際に Amazon から BK1 に,またはその逆にうつしかえることがあるが,そのてまはたいしたことはない.

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