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社会・経済:新型コロナウィルス, 政治・法律・憲法:災害と政治

政府・自治体への多くのコロナ対策批判は過去の状況にもとづいている ?!

新型コロナウイルス (COVID-19) に関する状況は急激に変化しているし,それに対応した新聞記事や SNS の情報もどんどん更新されている. しかし,いずれもログであって,ふるい記事のうえに少数のあたらしい記事がつみかさなっているだけなので,見返すとふるい記事のほうがめだつ. それによって世論はふるい状況に影響され,政府や自治体のあらたな対応への批判につながっているのではないだろうか?

最近,憲法や法治主義とコロナ対策との関係が議論されている. 安定した状況では政府も自治体もそれらに対するポリシーをきっちりきめることができるだろうが,状況がおおきく変化するなかでは以前きめたポリシーをつらぬくのは困難なのではないかとおもう. とくに,最近はイギリス型の変異株が流行して,とくに大阪では病院が逼迫し,東京でも対応をせまられている. さらに,インド型がはいってくると状況がさらに悪化する可能性があるといわれている. 医療の状況だけでなくそれらに対応して対策を変化させていることが,政府や自治体にポリシーがないという印象をあたえているようにみえる. ポリシーがないことを批判する議論が多いが,多くの議論はイギリス型が流行する以前の過去の状況にもとづいているようにみえる. また,過去を現在手にはいる情報をもとにして判断しているのであって,過去の時点では困難だった対策がとられなかったことを批判しているようにみえる. しかし,こういう,どんどん変化していく状況のもとでひとつのポリシーをつらぬくことはむずかしいだろう. 私としては政府や東京都の対応を否定することはできない. 冷静にみていきたいとおもう.

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