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DIY (日曜大工) とものづくり・実験:3 次元印刷 (3D printing)・CAD

螺旋 3D 印刷で Marlin のファームウェアがつかえない理由

螺旋 3D 印刷のために 7 台以上の 3D プリンタをそなえているが,1 台をのぞいては Repetier のファームウェアをのせている. 専用のファームウェアを使用している以外の 3D プリンタのおおくは Marlin のファームウェアをつかっていて,Repetier をつかっているものはほとんどないようだ. Repetier をつかうかぎりはあたらしいハードウェアが登場しても採用しにくい. プログラムをかきかえなければ対処できないし,どうかきかえたらよいかわからないからだ. それなのになぜ Repetier をつかいつづけているのか? それには印刷速度と機能に関する理由がある.

ひとつの問題は印刷速度だ. Marlin のファームウェアをのせている 1 台のプリンタでためしたかぎりでは,Marlin では印刷速度をあげることができない. おそらく計算に浮動小数を使用していることなどで性能がひくいのだろう. より高性能の CPU ボードをつかえば解決できる問題だとはおもうが,ボードをかえればプログラムをかきかえなければ動作しないだろう. デバッグが困難になる. それがのりこえられなければ Marlin をつかうことはできないだろう.

もうひとつの問題は Repetier にくらべると G コードを慎重に生成しなければならないということだ. 現在,螺旋 3D 印刷のために生成している G コードを Marlin のプリンタに入力すると,ヘッドがプリントベッドに衝突したり,上端にはげしくぶつかったりする. プリントベッドに衝突するとプリンタをこわしかねない. 上端にぶつかってもセンサで停止するが,はげしくぶつかるとやはり不具合が生じうる. G コードの生成プログラムをなおしてこの問題に対処しようとしたこともあるが,Repetier をつかっているかぎりは必要のない複雑さなので,ふたたびもとにもどしてしまった.

そういうわけで,いまのところ Repetier から Marlin にかえることはできない. Repetier が動作する範囲でハードウェアも改訂していこうとかんがえているが,あまりおおきな変更はできないだろう.

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