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楽天の送料無料ラインの効果

楽天が「送料無料ライン」の一律実施を延期したというニュースがながれている. 最近は「送料込みライン」とか,よくわからないことばをつかっているが,3980 円以上は一律送料無料にするというこの施策を導入する理由は明確にされているとはいえない. アマゾンに勝つためとかいうが,アマゾンと送料の体系をあわせるわけではない. かんがえるに,送料無料ラインをもうけると,それよりよけいに買う客がふえて客単価がふえるだろうということだとおもえる.

送料無料ラインがあると,客はそれをこえようと努力する. 私自身もネットで買いものをするとき,そういうよけいな努力をしてきた. それは私にとって不本意なことだったから,私の店の顧客にはそういうよけいな努力をしなくてすむように,Yahoo! と楽天のデイシンの店では現在は送料を一律 120 円にしている. ほんとうはアマゾンのように一律 0 にしたいが,1 円の商品もあるのでそれはできない. そこで,1 円の商品でも赤字にならない 120 円を一律送料としている. 楽天の店も強制されないかぎりはこの体系を継続するつもりだ.

しかし,顧客単価をあげるという目的では送料無料ラインがやくにたつから,おおくの店ではそれを実施しているのだろう. 楽天が一律の送料無料ラインをもうけようとしているのも,楽天全体での顧客単価をあげることによってアマゾンに対抗しようということだとかんがえられる. それをはっきりいわない (いえない?) から,理由がよくわからないままになっている.

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