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政治・法律・憲法, 社会・経済:産業・ビジネス

日産とゴーン元会長のたたかいは「お家騒動」

日産元会長のゴーンが逮捕されてからもう半年以上になる. その間,日本だけでなくフランスをはじめとする世界をさわがせつづけている. しかし,これはどちらかといえば日産という企業のなかの問題,いわば「お家騒動」だ. なぜここまで警察・検察がちからをそそぐのか,私にはよくわからない.

この事件を最初にきいたとき,これはクーデターだとおもった. 企業内のクーデターに警察や検察がふかくかかわっている. たしかに違法のうたがいがある部分はあるが,よのなかには違法性があっても社会的にはあまり問題にされていないこともある. ゴーンがやったことは裁判で白となる可能性もある,きわどいことだ. 違法性がとわれないように,弁護士と相談して慎重にやってきたはずのことだ. 警察・検察はそのほころびを一生懸命さがしている.

この「お家騒動」が日本の政治・経済にあたえる影響はすくなくないが,ゴーンが追放されることが日本にとってよい方向にいくとはかぎらないだろう. よくなる可能性がたかいとすれば,そこに政治がふかくかかわっていく意義はあるだろう. しかし,すでに日産のビジネスはゴーン時代よりかなり悪化している. このさき,回復するのかどうかわからない. いずれにしても自動車業界はおおきな変化をせまられていて,トヨタはずっとさきをはしっているようにみえる. お家騒動でゴタゴタしているあいだに方向を見失って,ゴーンが心配しているように日産という会社がだめになってしまう可能性はひくくないようにおもう.

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