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DIY (日曜大工) とものづくり・実験:3 次元印刷 (3D printing)・CAD

3D プリンタと電源アダプタの 2 つの事故

きょう 1 日で 2 つの事故を経験した. 最初は Yahoo! の店「デイシン」で販売するための電源アダプタのテストの際に電源ケーブルから煙がでるという事故だ. もうひとつは 3D プリンタ AnyCubic Kossel 3 号機のエクストルーダのプラステイックがこわれるという事故だ. どちらもまれな事故ではあるが,おこるべくしておこったといえなくもないだろう.

まずは電源アダプタの事故だ. 中国製の電源アダプタは良くても数 % の不良品がふくまれている. だから,出荷前にテストすることは欠かせない. アダプタにつける電源ケーブルはアダプタとは別に仕入れていて,これまでほとんど不良品はなかったが,きょうは通電しないものがみつかった. しかし,これは事故とはいえない.

事故は,アダプタをケーブル経由で電源につないだとたんに発生した. 電源ケーブルのあちこちがやぶれて,煙がでてきた. どこかでショートしたことはうたがいないので,すぐに電源をきりはなそうとした. しかし,コネクタをぬくことができずにいるあいだに,どこかで線がきれてショートはおさまった.

ショートは数秒間つづいたが,ブレーカはおちなかった. 細い電源ケーブルかアダプタ内の配線がヒューズとしてはたらいたのだろう. ケーブルの一部の写真をのせる. いたるところで被覆がやぶれている. 発熱のために被覆がやぶれ,やぶれたところから煙がでたのだろう. こんな事故は経験したことがなかった.

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ケーブルをつないでいた電源タップには問題はおこっていないかった. 電源タップはたぶん 15 A くらいの電流にたえる設計になっているのだろう. それに対して,電源ケーブルはわずか 1 A くらいしかながせない. 10 A 以上の電流に耐えるケーブルをつかっていたら,ブレーカはおちただろうし,ほかにも問題がおこっていたかもしれない. 電源ケーブルがヒューズとなったことで,ほかには問題がおこらなかった.

そして 3D プリンタの事故. こちらは,突然印刷がとまったので,原因をしらべたところ,エクストルーダからヘッドへのパイプがはずれていた. エクストルーダのプラステイックがこわれて,はずれたのだ. これも写真をのせる. この部品は部分的には金属で強化されているが,基本的にはプラステイック製なので,こわれやすい. 構造的にも強度がよわいところがあり,そこがこわれたのだとかんがえられる. 交換部品は買ってあった. プラステイック製だがより強度がありそうなものだ.

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