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なかなかぬけられなかったクラクフ空港でのセキュリティ・チェック

学会出張でポーランドのクラクフ (Krakow, Polant) にきた. 最後の日はホテルから駅までトラムでいき,荷物をおいてしばらく観光してからバスで空港にいく. 空港までは順調にきたが,そこでちょっとした問題がおこった. セキュリティ・チェックでなにかがひっかかったのだが,係員にも私にも,なにが問題なのかわからなかった. 5 回くらいくりかえし検査機をとおして,ようやく OK となった.

くるときは直接ホテルにいきたいし,わからないことがおおくてタクシーをつかった. しかし,いろいろしらべて,かえりはクラクフの駅を経由するのが最善と判断した. 駅にいくトラムの番号も最初はまちがったもの (70 番) をかんがえていたが,それは日曜日にはないので,ほかの番号 (62?) をえらんだ.

駅からでるバスにのる場所をあらかじめしらべようとおもった. 駅から南にいくと,荷物いれがある空港いきの大型バスがとまっているのをみた. これは荷物がおおいひとのためのものであり,たかくつくだろう. 本数もすくない. もうすこしみていくと,かんがえていたのとはちがう番号の普通のバスがあるのをみつけた. これなら 4 ズロチでのれる. しかし,これも本数がすくない. あらかじめきめていたのは 292 という番号のバスだ. 結局,その発車場所を確認しないまま観光にでてしまった. 観光から余裕をもって駅にもどってきて,バスがでる場所をきいた. あまりわかりやすくはなかったが,バスをみつけて,のった.

空港につくまでは順調だった. ポーランドの航空会社のチェックイン・カウンターはひどく混んでいたが,ルフトハンザのはすいていた. そこでチェックインしてセキュリティ・チェックにむかった. いつもは PC だけわけてだすのだが,くるときに水虫薬がひっかかったようなので,それもわけておいた. これで万全とおもったが,そうではなかった. ケーブル類をまずだす必要があったが,これはいままでも経験したことがある. しかし,それだけではなかった. カバンをあけてしらべてもらったが,なにがひっかかったのか,容易にわからない. 洗濯物までとりだす始末だ.

"Souvenir?" とかきいてくる. みやげものをカバンのポケットにいれていたが,それがひっかかったのかもしれないとおもって,ポケットのジッパーをあけた. 係員はそこをすこしさがしていたが,よくわからないまま,再度,検査機にかけた. まだなにかのこっているようだ. そういうことをさらにくりかえしたのち,係員が発見したのは Wawel 城のまえで買った鉄のさいころだ. それを確認して OK となった. たしかに,これは X 線をとおさないのでひっかかるのだろう. しかし,事前にはなにもかんがえていなかった. つぎにセキュリティ・チェックをとおるときは,これもだしておくことにしよう. しかし,こんなにあれこれ,あらかじめ注意をはらうことは,私にはちょっとできない.

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