[ トップページ ]
DIY (日曜大工) とものづくり・実験:3 次元印刷 (3D printing)・CAD

Rostock MAX のホットエンドの修理は失敗した

ホットエンドからサーミスタがはずれて過熱する事故を 2 回おこしてしまった. いまおもうと,1 回めでフィラメントがおくられにくくなっていたために 2 回めの事故を誘発してしまった. 分解して,いたんだ部分をとりのぞくと,ヘッドをもとどおりにすることはできなくなった. かわりの方法をいろいろためしたが,なにしろ 260℃ という高温になる部分なので,むずかしい. まだ方法がまったくないわけではないが,とりあえずあきらめて,交換部品をとりよせることにした.

SeeMeCNC では交換部品をいろいろ売っている. ホットエンドも現在使用しているのよりは先端がとがったものもあるようだ. 現在のとおなじタイプもふくめて,いくつか買って,ためしてみることにした.

修理についてももうすこし書いておくことにする. 高温にたえるてもちの材料としては RTV くらいしかないので,まずはそれで固定することをためしてみた. これはシリコンゴムの一種であり,300℃ 以上の高温にもたえるらしい. しかし,難点はかたまってもやわらかいことだ. ヘッドに内側から圧力がかかるなかでそれを精密に固定するには十分でないことがわかった.

そこで,つぎにはヘッドを下からアルミ板でおさえつけてささえるようにしてみた. ヘッドをかこむリングにちょうど 3 つ,ネジあながのこっている. そこにビスをつけて固定した. これで固定はうまくいった.

ところが,ヘッドとそれをかためた RTV とのあいだからフィラメントがもれてくる. ヘッドが上下 2 つの部分にわかれていて,それらを固定することができなくなってしまっているので,そのあいだからもれてくるのだ. そもそも,ヘッドのなかにある PTFE の 2 重パイプが固定されていないので,内側のパイプが本来あるべきヘッドの先端部からはずれて,そこからフィラメントがもれるのだ. これが先端からはずれないように固定する以外に適切な修理の方法はないだろう.

Rostock MAX は 11 月 3 日つまり Makers Faire にはぜひ必要だ. それまでに交換部品がとどかないなら,再度,修理をこころみる必要があるだろう.

キーワード:

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.kanadas.com/mt/mt-tb.cgi/6502

コメントを投稿

dasyn_bulbchanu004_3.jpeg

螺旋 3D 印刷技術を使用してつくったこのような「3D デザインランプ」を 3d-dl.com で売っています.

Google でブログを検索:

メインページアーカイブページも見てください.
Creative Commons License
このブログはつぎのライセンスで保護されています. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by Movable Type