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DIY (日曜大工) とものづくり・実験:3 次元印刷 (3D printing)・CAD, 科学・技術・自然:機械

ステッピング・モーターのギアのゆるみからおこる問題と対策

Printrbot+ の x 軸のモーターにつけられたギアのネジがゆるんでいたことは 「Printrbot+ の x 軸方向のずれはギアのからまわりでおこっていた」 に書いた. そのときギアを締めたが,またすぐゆるんだので,瞬間接着剤をつけた. ゆるんだときにおこった問題と,対策の詳細を書く.

ギアのネジがゆるんでおこることは,つぎの 2 つだ.

軸をけずって,たいらな部分でネジをしめているので,いきなり 180° スリップすることはない. だから,最初におこるのは一定範囲でのずれだ. それが発生すると,印刷したもののかたちがゆがむ. ゆがんだビスの写真をあげる.

RIMG1434.jpg RIMG1415.jpg

さらにゆるむと,1 回転以上スリップするようになる. すると,印刷物は x 軸方向にずれることになる.

対策はまずネジをしめることだ. そのまえに,もしモーターの軸の断面が円形のままでつかっているのであれば,まずネジがあたる部分をけずることが必要だ.

ネジをしめてもまたゆるんでしまうときは,Loctite のような接着剤をつけて,ゆるまないようにする. Loctite というなまえはここから,つまり,ゆるみをなくすというところからきている. ネジ専用の接着剤でなくても,浸透性のある普通の瞬間接着剤をつかえばよい. 接着剤をたらしたあとは,ドライバーをつかって,ネジのあたまについた接着剤を除去しておくのがよいだろう. 六角ネジなら六角レンチをつかって,あなにはまった接着剤をおいだす. こうしておかないと,ネジをまわすことができなくなってしまう.

接着剤をつけるまえにできるだけネジをしめておくが,すでにネジがきかなくなっているばあいは,接着剤がかたまってからしめる. これで当分は安心できるだろう.

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