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メディア・アート・イベント・エンターテイメント:音楽評

1000 円のわりにはたのしめる ― マーラー 10 CD-Set

Membran Music による Mahler 10 CD-Set なるものを買った. 著作権のきれた音源をあつめてつくった CD を 10 枚 970 円で買った. 交響曲と歌曲がおさめられているが,3 番,6 番,7 番はふくまれていない.

録音のふるいのは 2 番の 1924 年. Oskar Fried の指揮,オーケストラは Berliner Staatskapelle. この音はかなりきびしい. SP からの復刻のようでヒスノイズがおおきいのはしかたがないが,録音のバランスがわるいのが気になる. 打楽器の音が異常におおきい. チンドン屋っぽいひびきだ. 演奏はわるくないようにもおもうが, 打楽器のバランスがくずれるといかに曲にダメージをあたえるかがわかる.

1 番は Dimitri Mitropoulos,Minneapolis Symphony の演奏. 1940 年の録音であり,よくはないが,きいて不快になるような録音ではない. しかし,演奏はとても単純であり,マーラーらしい,なぞめいたところがない. 再度ききたいとおもうようなものではない.

リュッケルトの詩による Kindertotenlieder. 2 番といっしょにはいっているので,きょくがかわると録音のよさがはっきりわかる. といっても 1949 年のワルターによる演奏だ. ワルターといえば,マーラーを知って以来これまでコロンビア交響楽団との演奏をきくことがおおかった. 録音はコロンビアとの演奏よりわるいが,ウィーンフィルの演奏はやはりよい.

ほかの曲はまだきいていないので,ここまで.

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