タイトルには 「基盤技術」 もふくまれていて,実際に最初の 80 ページくらいはコンパイラの一般論にあてられている. しかし,80 ページで説明されて理解できる内容ではないとかんがえられるので,これはオマケとかんがえたほうがよい.
この本のテーマは COINS をつかった実践 (演習) にある. COINS をつかえば Yacc のようなパーザ自動生成から最適化,コード生成までを比較的容易にためしてみることができる (らしい). 実際に C0 という簡単な言語のコンパイラのつくりかたが解説されている.
私はためしていないが,たぶんこの本をみながらじっくりとりくめば,他の本をただ読むよりはるかにえるところがあるだろう. 逆に,読むだけですませようというひと (私もそのひとりなのだが) には,この本はすすめられない.
評価: ★★★☆☆
関連リンク:
コンパイラの基盤技術と実践@
![[bk1]](/weblog/bk1.png)
,コンパイラの基盤技術と実践@Amazon.co.jp.
注記:
BK1
の
書評
と
Amazon.co.jp の
書評
に投稿しています.
キーワード:
