[ トップページ ]
インテリア・家具・機器の博物館:テレビ受像機・モニタ, メディア・アート・イベント・エンターテイメント:写真・ビデオ・映画・テレビ

地デジの音量

最近,地デジのテレビをみていて,音量がおおきすぎることが気になります. デジタルなので平均の音量をおさえてもノイズ (雑音) はほとんど気にならないはずなので,アナログのときとはちがうはずです. それなのに,すくなくとも NHK のニュースなどをきいているかぎりは音がおおきく,他局だけでなく NHK のほかの番組とのあいだでも音量がちがっていて,リモコンで調整する必要があります. もっとひどいのはクラシック音楽の番組であり,場面が演奏から会話,会話から演奏とかわるごとにリモコンをもって調整しなければなりません. これはこまります.

NHK の夜 7 時のニュースがおわると,通常,平日は 「クローズアップ現代」 という番組がはじまります. ここで急に音がちいさくなるので,リモコンで調整しなければなりません. わが家のテレビではだいたい音量が 19 くらいだったのを 22 くらいにします. NHK からテレビ東京にかえるときも,同様の調整が必要になります. いちいち調整しなければならないのは不便ですが,きまりきったことを 1 回すればよいだけなので,まだ,たえられます.

一番こまるのがクラシック音楽の番組です. ほかの番組と送信時の平均音量がちがうことは,アナログのときはやむをえないとおもっていました. アナログのばあいはノイズをへらすために通常は平均音量をかなりおおきめにする必要があったからです (もっとも,それでも AM 放送以外は音量が過大だったとおもいますが). しかし,デジタルならば送信音量をあわせてもよいのではないでしょうか? くりかえしになりますが,クラシックの番組にあわせて音量をきめても,ノイズが問題になることはないはずです.

しかも,番組間で調整が必要なだけではなくて,ひとつの音楽番組のなかでも,演奏の場面と会話の場面とでリモコンの音量をかえなければならないのです. 演奏中にちょうどよい音量にすると会話がうるさくてかないません. 会話から演奏,演奏から会話と場面がかわるごとに音量をかえなければなりません. これはたえられないわずらわしさです.

周囲に迷惑をかけることが気になって,演奏時におおきな音がでないようにする必要があるかもしれません. もしそうであれば,やるべきことは音量をさげるのではなくて,演奏時のダイナミック・レンジをさげることであるはずです. つまり,弱音 (ピアノ) 時と強音 (フォルテ) 時との音量差をちいさくするべきです. これは地デジの受信機には必須の機能といっていいでしょう. 音量をさげてしまうと弱音時にきこえなくなります. もし弱音でもきこえるのであれば,会話の音もちいさくてよいはずです.

いずれにしても,NHK だけかもしれませんが,番組ごと,場面ごとにいろいろ音量をいじらずに,いちいちリモコンをいじらなくてもきけるようにしてほしいものです.

追記:
Web で 「地デジ 音量」 を検索してみると,価格.com のテレビのクチコミで 「地デジ見てるときに NHK 以外の民放のチャンネルの音量が以上に小さい」 と書いているひとがいました (2006-10-15). 私にいわせれば,民放の音量がちいさいのではなくて,NHK がおおきすぎるのです. 気にしているひとはすくなくないのでしょうが,いまだに解決していないのはどうしてなのでしょう?

キーワード: 地上波デジタル放送, 音量調整, 音量調節, 音量制御, ボリウム・コントロール, ボリューム・コントロール

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.kanadas.com/mt/mt-tb.cgi/2871

コメントを投稿

Google でブログを検索:

メインページアーカイブページも見てください.
Creative Commons License
このブログはつぎのライセンスで保護されています. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by Movable Type