[ トップページ ]
情報通信博物館:コンピュータ館

省資源化されたが停止しやすい Intel の CPU ファン

Intel の CPU が世代ごとに消費電力をふやしていったころは,CPU ファンも世代ごとにおおきく,おもく,つまりはアルミを大量につかうようになっていっていました. しかし,消費電力があたまうちになった現在では,CPU ファンも軽量化され,アルミだけでなくプラスティックも節約されているようです. これは資源という点からみるとよいのですが,その反面,あつかいやすくはなくなっているようです. 最近,CPU のとりつけで 2 個のファンをいじりましたが,手やケーブルがファンにふれて,こまりました.

IntelFan2008.jpg Intel の CPU を買うと,CPU ファンはほとんどかならず,ついてきます. 従来は,5000 円くらいの CPU でも 2000 円くらいしそうなファンがついてきました. ケースにも CPU ファンが付属していることがあって,ファンがあまってしまいます. また,CPU を交換するばあいにもファンがあまります. アルミを大量につかったファンがあまると,もったいない気がしていました. しかし,今回つかったケース (Shuttle K45, K48) には CPU ファンは付属しておらず,CPU 付属のファンをつかうようになっていました.

というわけで,くみたてはじめました. CPU ファンは基板にしっかり固定しなければなりません. 以前 Intel の石についていた CPU ファンはネジで固定するようになっていましたが,最近のものはおしつけるだけでよいようになっています. しかし,なかなか一発でははまりません. また,従来のものよりはプラスティックの量もへって,強度もおちているとかんがえられるので,あまりバカぢからをだすとこわれるのではないかと心配になります.

ようやく固定しおわって電源をいれて,メモリ・テストをはじめました. しばらくしてから,ファンをみると,とまっているではありませんか! 原因は電源ケーブルがからんでいるためだとわかったので,それをはなしました. これでまわりはじめましたが,おかしな音がします. よくみると,ファンじたいの電源ケーブルがファンにふれています. ファンの電源ケーブルがながくて,ファンのまわりをまわすようにしているので,こういう事故がおこりやすいようにおもえます.

ふれないようにしようとして手をちかづけると,今度は手がファンにふれてしまいます. それでけがをするようなことはありませんが,どうもいやです. かんたんにふれてしまうのは,ファンのまわりをプラスティックでちゃんとおおっていないからです. 材料をけちっているのでしょうが,これではケーブルに接触しやすくて,故障がおこりやすいのではないでしょうか?

問題はようやく解決しましたが,とくにファンのケーブルに関しては根本的な対策をほどこしていないので,そのうちにまた接触する可能性もあるとおもわれます. もうすこし,うまく設計できないものでしょうか?

キーワード:

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
https://www.kanadas.com/mt/mt-tb.cgi/2893

コメントを投稿

Google でブログを検索:

メインページアーカイブページも見てください.
Creative Commons License
このブログはつぎのライセンスで保護されています. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by Movable Type