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社会・経済:産業・ビジネス

土地の仲介手数料と司法書士の報酬額の幅

土地のとりひきをするとき,業者に仲介をたのむと,当然のことながら手数料がかかります. また,土地の登記やローンのための抵当権設定は司法書士にたのむ必要があり,そこでは税金 (登記料など) とともに司法書士への報酬がかかります. これらの費用をできるだけおさえたいので,いろいろ交渉し,まだ交渉中のものもありますが,そこで,いろいろなことがわかってきました.

仲介者をいれずに土地の売買をすれば,仲介費用はかかりません. しかし,銀行ローンをくむとなると,仲介をたのむ必要がでてきます. 仲介手数料は取引額の 3% + 6 万円 が上限とさだめられています. 仮に取引額が 1000 万円だとすると,36 万円かかることになります. 手数料をなんとかおさえたいとかんがえて,2 つの不動産業者にあたりましたが,1 割引が限度でした. Web で検索しても,手数料をわりびきますという業者はみつかりません.

それに対して司法書士に関しては,もともと法律で規定されていた金額が自由化後のいまも基準額として,いきているものの,それよりずっとやすい額を提示してくるひともいます. 「司法書士 ドットコム」 というサイトでは複数の司法書士に一度にみつもりを依頼することができます. そこで依頼したところ,3 人から返事がきました. 税金に関してもインターネットで申請すれば 1 割引になるということで,みつもり額に 1 割の差がでましたが,報酬に関してはもっともたかいみつもりと,もっともやすいみつもりとのあいだに,ほぼ 2 倍のひらきがありました. また,そのなかでもっともたかいみつもりでも,仲介業者からみつもりを依頼された司法書士のみつもりよりは,ひくくなっています. (質問内容はかなり明確に書きましたし,みつもりの項目はほぼおなじなので,誤解のためにみつもりに差がでたわけではなさそうです).

依頼するまえに司法書士の報酬の相場がどのくらいなのか知る必要があるとかんがえて,このみつもりをだしましたが,かんがえていた以上にみつもり額に差があることがわかり,だしてよかったとおもっています. みつもりのなかには,もちろん金額以外のこともいろいろ書かれています. 依頼者による評価もそのなかのひとつです. それから,当然のことながら,Google で司法書士のなまえを検索すれば,クチコミやその司法書士の活動に関する情報など,ほかの情報もいろいろみつかります. しかし,金額以外でよほどの差がつかなければ,やはり安価なほうをえらんでしまいます. インターネットはみつもりを依頼する側には非常に便利な道具ですが,司法書士にとってはなかなかきびしい世界ですね.

一方で仲介に関してはインターネットが競争を促進するやくわりをはたしていないようにみえますが,これも価格破壊すると依頼者にとってはいいですね.

キーワード: 土地取引, 銀行ローン, 融資

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