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オーディオ博物館

安価でバランスのとれたゼンハイザーのヘッドフォン HD-497

歴代のヘッドフォン」 という項目にも書きましたが,最近,主力でつかっているヘッドフォンがゼンハイザー (Sennheiser) の HD-497 です. 数年前に Radio Shack (ラジオシャック) で 60 ドルくらいで買いました. 日本ではあまり売られていませんが,安価なわりにはよい音です. とくに強調された音域というのがなくて,低音から高音までバランスがとれています.

HD497.jpg HD-497

Google で検索してみると,HD497 の測定・評価のページがみつかりました. おなじひとが書いている 「第14回 1万円以下の開放型ヘッドホン比較」 をみても HD-497 は音質においては比較的たかい評価をうけています. 周波数特性の測定結果をみても強調された音域がなくてバランスがとれているのがわかります. (このサイトは個人で数 10 種のヘッドフォンの測定・評価をしています. オーディオ雑誌などでも,なかなかできないことです.)

HD-497 を装着して感じるのは,装着直後の側圧がたかいということです. しかし,しばらく装着していると,だんだん側圧がひくくなってくるようです. これは,ヘッドバンドにプラスティックがつかわれていて,しばらくつかっていると変形するからだとおもわれます. しかし,はずしてしばらくおいておくと,もとにもどります. こういうやりかたで個人差を吸収しようということだとおもわれます. したがって,側圧に関しては長時間つかってもあまり問題はないとおもいます.

もっと問題なのは耳をいれる穴のかたちです. エンクロージャ型ですが,パッドが深いので耳がおさえられて,いたいということはありません. しかし,前後方向がせまいので,耳のはしがパッドにあたりやすく,長時間つかっていると,あたった部分がいたくなってきます. 「第14回 1万円以下の開放型ヘッドホン比較」 でも,「耳への負担の小ささ」,「イヤーパッドの材質の肌触り」 等の項目で HD-497 の評価がひくくなっています. とはいえ,安価で音質がよいという点では HD-497 はよいヘッドフォンだとおもいます. これからも当分,つかっていくつもりです.

関連項目 (2008-12-16 追記):

2009-1-10 追記:
イヤーパッドが劣化して,表面がはがれるだけでなくベタベタするようになってきたので,交換しました. サウンドハウスという店で 1500 円で売っていたので,ここで買いました. しかし,このヘッドフォンは上部にもクッションがあり,そちらも,おなじようにいたんでいるのですが,そちらは交換できません. そこがいささか問題だとおもいます.

キーワード: ヘッドフォン, ヘッドホン

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