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北海道旅行 その 1 ― 東京から新幹線と青函トンネルで函館まで

会社のリフレッシュ休暇なるものを利用して,7 月 18 日から 6 泊 7 日で,家族で北海道を旅行してきました. リフレッシュ休暇は 10 日 (2 週間) あったのですが,こどもの予定の関係もあり,この旅行は 1 週間だけにしました. 北海道を横断ないし縦断するには,やはりレンタカーがよい. そこで,函館から札幌,旭川 (というより旭山動物園) をへて知床,釧路までいく計画をたてました. 北海道といえば飛行機で往復するのが常識ですが,行きは新幹線で八戸までいき,青函トンネルをとおって函館までいくという計画をたてました. 宿は 2 泊ずつ 3 か所 (函館,札幌,摩周) にし,3 人で,すどまり 1 泊 1 万円程度のところを,みな,楽天トラベルで予約しました. もう東京にもどってだいぶ日がたちますが,1 日ごとに旅行記を書いてみようとおもいます. ほかの日の旅行記はつぎのとおりです.

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電車をつかう方法をとった理由はつぎのとおりです. 函館空港におりて釧路空港をたつのは比較的たかくつきます. また,往復とも新千歳空港なら比較的やすくすむが,新千歳空港から函館にレンタカーでいって,また札幌あたりまでもどってくるには時間がかかりすぎます. 直接,函館までとぶのでなければ,函館には結局,夕方にしかつきません. それならば,電車でいっても夕方までには十分,函館につくことができるので,それが現実的な案としてうかびあがってきました. 新宿から大宮のりかえで八戸まで新幹線でいけば,3 時間半程度です. そこで昼食は八戸名物のいちご煮やせんべい汁をたべて,青森で青函連絡船の港をみてから青函トンネルをとおって北海道にわたるという計画をたてました. 八戸から青森まで各駅停車をつかえば,昼食代をうかせることができます.

八戸では駅前広場のはしにある 「ユートリープラザ」 にいき,うに が好物のこどもは,いちご煮でなくいちご煮丼をたのみましたが,それもちょっと試食し,私自身はせんべい汁をたのんで,家族にもすこしわけました. うに をゆでるとあかくなるから “いちご煮” というそうですが,いちご煮丼の うに は,あかくはみえませんでした. せんべい汁のせんべいは汁用につくったものだということです. 時間がたてばやわらかくなってきますが,そのまえにあらかた,たべてしまいました. 季節からして,せんべい汁はあつすぎるのではないかとかんがえていましたが,当日はむしろはだざむいくらいで,せんべい汁に適した気候でした. せんべい汁がきにいって,さっそく,おみやげを買ってしまいました. 「ユートリー」 には八戸の産業を紹介する展示もあり,琥珀でできた 97 万円のチェスの駒なども展示されています.

八戸から青森までは各駅停車ですが,寒冷地らしく,夏だというのに電車のドアはボタンをおさなければあかないようになっていました. 私以外の家族はあまり電車のそとをみていないようでしたが,たちならぶ家だけをとっても,観察していると東京付近とはちがう点がいろいろみえてきます. おおくの建物には屋根のちかくにパイプ製のはしごがとりつけてあります. これらのはしごは地上には達していません. 最初はなんのためにつかうのかわかりませんでしたが,やがて雪おろしのためのものだと気づきました. また,ふるい集合住宅にはたいてい煙突がならんでついていますが,あたらしいものにはついていないということにも気づきます. あたらしい集合住宅にはエアコンの室外機がついています. エアコンの性能がひくかった時代には暖房のために火をつかうことが必要だったのに対して,最近ではエアコンが寒冷地でもつかえるようになったため,暖炉が不要になったということですね.

青森港はとくにどうということもないのですが,かつては津軽海峡をわたった北海道にいくのにかならずつかわれた青函連絡船の港を一応,見物してきました. 駅のつくりはごく普通ですが,海にむかって電車がとまるのは日本では比較的めずらしいつくりだとおもわれます. 函館にいくには,特急 「白鳥」 にのって,いったん海とは反対の方向にすすんでから津軽半島のほうにすすんでいきます. いつ青函トンネルにはいるのか,ややわかりにくいのですが,はいってから車内放送があります. トンネル内に 2 つのちいさな駅があり,そのうちのひとつでとまりました. そこでおりることはできませんが,見学者が電車にのってきます. この 2 つの駅のあいだが海底です. 青函トンネルをとおるのは,たぶんこれが最初で最後でしょう.

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青森港の青函連絡船

北海道の地上にでると,やがて函館湾をぐるっとまわって,函館に到着します. 距離ははなれていますが,けっこうながい時間,電車から函館をながめられるわけです. 電車はがらがらなので,すきな席にすわって,けしきをみることができました.

宿は湯の川温泉にある湯の川リバーサイドホテル (ホテルのサイト) という,マンションの一部を長期滞在型のホテルとしたものであり,地図には書かれていません. 家族向けの温泉とあわせて経営しています. ホテルの宿泊客はこの温泉を追加料金なしで利用できるわけです. 湯の川温泉はわきだし温度がたかくて,このホテルでも浴槽の温度もたかめになっています. しかし,家族風呂であるため,水をまぜて,すこしひやしてはいることもできます. そうしないと,こどもはとてもはいれないようです. 市電の駅からはややはなれているのでタクシーでいきましたが,宿のちょうどまえにバス停がありました. へやは和室,洋室,ダイニング・キッチンからなるスイートであり,和室にふとんをしいてもソファでくつろげるところは,こどもにも好評でした.

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湯の川リバーサイドホテルの室内

リバーサイドホテルもふくめて,おおくのホテルは海岸とそのそばの道に面しています. このとおりのなまえが漁火通りであり,その意味をこどもに説明しましたが,きっとわすれてしまったでしょうね. 私もイカ漁をしているところをみたことがありません.

キーワード: 鉄道旅行, 電車旅行, いちご煮, ウニ, せんべい汁, 青函連絡船, 湯の川温泉, ホテル

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