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書評:生活, 生活

罠にはまらず自分でコントロールするのが重要 ― 大櫛 陽一 著 「メタボの罠 ― 「病人」 にされる健康な人々」

著者は男性のウェスト 85 cm という基準など,日本のメタボリック症候群の基準は諸外国とはまったくちがっていて 「捏造」 されたものだと主張する. また,血圧やコレステロールなどの基準もひくすぎて,それにもとづいて投薬するとかえって危険だという. 指摘は非常に具体的であり,各種の統計がふんだんに引用される. また,こうした基準が製薬会社などとの癒着に関係しているのではないかということも指摘される.

本書の指摘がすべてただしいわけではないだろう. しかし,盲目的にメタボ基準を信じて従うのでなく,批判的にとらえて,自分でコントロールしていくほうが,より健康な生活をおくれるのではないかとおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: メタボの罠@ [bk1]メタボの罠@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

関連項目 (2008-12-12 追記):

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