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生活:介護

白内障手術と青色光の刺激

いま要介護 4 の母は,数年前には自分で病院に行って手続きし,白内障の手術をうけた. にごった水晶体を除去して,かわりにガラスのレンズをいれた. 水晶体はとしをとると,ひかり,とくに青いひかりはとおしにくくなるのだとおもうが,ガラスは青いひかりもよくとおす. だから,夜よくねむるためには手術をしていないひとより青いひかりに気をつけなければならないのではないかと,おもっている.

ガラスのレンズは数 m さきに焦点をあわせているはずだが,視力に関しては,母は遠方まで 私よりよくみえる. そのかわり,ちかくはあまりみえない.

視力はともかく,網膜,そして脳にあたえる刺激をへらすという点では青いひかりをおさえる必要がある. 青いひかりをとおしやすいであろうガラスのレンズをもっているなら,より注意をはらう必要があるのではないかとおもう. 夜に青色光で刺激をあたえると,睡眠のさまたげになるといわれている. 母は朝ねむけをうったえることが多いのだが,それは夜よく寝ていないからではないかとかんがえられる. よく寝られるようにするには青色光をへらす必要があるが,水晶体をもっているひとのばあい以上にへらすべきなのではないかとかんがえた.

夜は青色光をへらすと同時に朝・昼は日光にちかい比較的つよいひかりがえられるようにするために,これまで白色光の蛍光灯シーリングライトをつかっていたのをあらためて,調色機能をもつ LED シーリングライトをつかうようにした. すなわち,3 灯で消費電力 114 W の蛍光灯を 52 W の LED にとりかえた. この LED シーリングライトは 2700 K 以下のひくい色温度から 7000 K 以上のたかい色温度まで,光色を変化させることができる. いまはこんなあかりを 5000 円くらいで買うことができる. この LED をつかって,朝から昼にかけては 6000 K くらいの色温度にし,最高のあかるさにする. 夜には最低の色温度にし,あかるさもおさえる. 寝るまえにはあかるさも最低にする. こうすることで,仮に朝,外にでなくても脳を刺激して覚醒させ体内時計がくるわないようにすることができるのではないか, そして夜は刺激をおさえることで睡眠をとりやすくすることができるのではないか,それを期待している.

へやにはもうひとつのあかりとして,蛍光灯ペンダントがあるが,それに関してもすこし,くふうしている. このペンダントは,いまのところ調色できない. 常に 6000 K くらいの色温度であり,あたらしい 32 W の蛍光管がついているのでかなりあかるい. しかし,これは蛍光管のたかさをかえることができるので,朝・昼はひくい位置から照明し,夜はたかい位置から照明するようにしている. これも夜は色温度をさげ,あかるさもおとしたいので,ちかいうちに交換したいとかんがえている.

そういうわけで,まだ目標どおりにはなっていないが,最近は朝,ねむいために不機嫌になることがおさえられているようにおもう. つまり,効果があったのではないかとかんがえている.

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