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仕事と起業

個人でリスクをとれない大企業から個人経営へ

昨年 7 月に H 社を定年退職した.この会社はひとを大事にする会社だ.それはよいことにちがいないが,裏面もある.ひとを大事にするということは社員にリスクをとらせないということだ.社員がのぞんでもリスクをとることができない,しかも会社もリスクをできるだけさける必要があるから,新規事業を開拓しにくい.私はもうすこし会社にのこることもできたはずだが,そうしなかったのはリスクをとって起業したかったからだ.

会社も新規事業を開拓することを目標にかかげているが,会社がとれるリスクはかぎられている.社員が個人でリスクをとることができればその開拓の可能性はひろがるはずだが,「ひとを大事にする」会社にそれはできない.同業他社のなかでも T 社では過去にいろいろ独立したちいさな会社をつくることを支援していたときく.社員も H 社とくらべると起業志向があったのだろう.M 社の知人は事業の失敗で会社をやめさせられたというが,H 社ではそういう話をきかない.

私も会社のなかでいろいろ提案をしてきたが,とくに最後の 10 年くらいは会社の業績の問題もあって,提案がみとめられなかった.それ以前には,voiscape というあたらしいメディアをつくるための研究に投資してもらったこともあるが,これは成功しなかった.いまは独立して,とりあえずはきわめて小規模だが自分で資金をだして自分のアイデアにつぎこんでいる.まだためしていないが,いまは必要ならクラウド・ファンディングをはじめとして資金を調達する (というよりはリスクを分散させる) 方法もある.こういう手段をうまくつかってリスクを管理して家族を路頭にまよわせるようなことなしに,また会社での失敗の経験をいかして,3D 印刷を中心とする事業での起業をめざしたいとかんがえている.

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