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DIY (日曜大工) とものづくり・実験:3 次元印刷 (3D printing)・CAD

Printrbot+ のための Skeinforge の設定

3D 印刷のためのスライサーとして,以前つかっていた Slic3r をあきらめて Skeinforge をつかうようになったが,まだどういう設定でつかったらよいかがわかっていなかった. いろいろためして,だいぶパラメタがきまってきた.

Skeinforge のウィンドウでは,まず Profile type として "Extrusion",Profile selection で "PLA" を選択する (ABS をつかうときは "ABS" を選択する). Extrusion を指定するのは,フライス盤のような除去形の機械にも対応している Skeinforge に対して,3D プリンタによる加工だということをおしえるためだ. おなじパラメタを Profile のメニューでも選択できるが,どちらで選択してもおなじだ.

Craft メニューのサブメニュー (プラグインのパラメタ) が多数あるが,そのなかでつぎのパラメタを変更した.

Alteration

Alteration のメニューで "Activate Alteration" をチェックすると,標準の動作の一部を変更することができる. それによって開始時に start.gcode,終了時に end.gcode がよばれるようになる. 初期状態では start.gcode は存在しないが,Printrbot+ の extruder はこの状態ではうまく動作しない. 印刷開始すると extruder が負の方向にうごいて,フィラメントがしばらくでなくなってしまう. 開始時のフィラメントの位置を 0 にするため,start.gcode のなかで,つぎの行を指定する.

G92 E0

ほかの項目にも書いたが,extruder がただしく動作するためには印刷中に M101, M103 (extruder の on/off) がでないようにしなければならない. そのためには replace.csv というファイルのなかにつぎの 2 行を指定する. (このファイル名は Export メニューのなかで指定されている.)

M101¥t;M101 M103¥t;M103

これによって,生成される GCode の M101, M103 はすべてコメントアウトされる (先頭に ";" がつく).

Cool

Cool のメニューにおいて,はきだされたフィラメントの冷却のパラメタを指定する. もともと Minimum Layer Time が 60 秒となっているが,これはひとつの層を印刷するのに最低でも 1 分かかるということを意味する. これでは,ちいさな部品でも 50 層あれば 50 分かかるのできびしい. そこで,これを短縮するが,10 〜 20 秒くらいで通常は OK なようだ. Minimum Orbital Radius もちいさくしたいが,どのくらいがよいかわからない. とりあえず 4 mm とした.

Dimension

インストールした状態では "Activate Dimension" がチェックされていないが,これではまったく印刷されない. これをチェックし,extruder retraction speed を設定し (133 mm にした),フィラメントに関するパラメタを設定する. Printrbot+ で PLA をつかう場合はフィラメントの直径が 3 mm 前後 (2.9 mm にした),filament packing density は 0.97 くらいがよいようだ. Extrusion distance として absolute か relative を選択することになっているが,relative を 選択しても Printrbot+ ではうまくいかない. Absolute を選択して M101, M103 をころすことが必要なようだ.

Multiply

"Multiply" というプラグイン名からはイメージしにくいが,このプラグインのなかで印刷の中心位置をきめるようになっている. Printrbot+ のばあいはプリントベッドの中央の座標が 100, 100 (mm) だ. だから,Center X, Center Y にそれぞれ 100 を指定する. 既定値は 0, 0 なので,原点から印刷がはじまるが,これは通常は都合がわるい.

Raft

Raft によって,印刷するオブジェクトをプリントベッドからうかせるようになっている. Raft があれば印刷物のかたちはより正確になるし,印刷の途中でたおれたりする心配がない. しかし,私は Slic3r でプリントベッドにじかんオブジェクトを印刷することになれていたので,raft を印刷物からはがすのがめんどうだ. たいていはなくてもよいようにおもえる. だから,"Activate Raft", "Add Raft, ..." のチェックをはずした.

Scale

通常はスケール 1 で印刷する. だから "Activate Scale" をチェックする必要はない. しかし,"XY plane scale" の値がちょうど 1 になっていなかったので,気になって 1 にした. チェックしないあいだはこの値は関係ないのだが…

Skirt

Slic3r ではオブジェクトから比較的はなれた場所に 2 巻以上のスカートを印刷するのが通常だ. ところが,Skeinforge ではスカートは 1 巻にかぎられている. オブジェクトからの相対距離が既定値では 3 となっているが,これではちかすぎて,スカートがはがれるとオブジェクトの印刷にまきこまれてしまう. とりあえず 5 にしたが,これでもまきこまれやすい.

Speed

印刷速度の既定値はかなりおそくなっている. とりあえずつぎの速度を指定した.

Feed rate: 30
Flow rate setting: 30
Travel feed rate: 65

最初は travel feed rate を 130 (mm/s) にしていたが,これだと層ごとに印刷がずれるようにおもえるので,おそくしてみた. 65 にへらしてみたら,だいぶ印刷のずれはすくなくなったが,まだだめなようだ. 結局,最初に指定してあった 30 にもどってしまった.

Temperature

温度設定はもっとも重要なパラメタだ. つぎの値にしているが,Printrbot+ が表示する温度が正確でなく,計測もうまくいっていないから,このとおりの値になっているとはいえない. Object first layer infill/perimeter temperature は 180 ℃, それ以外は 176 ℃ にしている. 最初の層のために 180 ℃ という温度を設定しているが,実際には印刷開始時に手で設定した温度がそのままつかわれるので,あまり意味はないだろう.

関連項目 (2013-6-9 追記):

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