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遠隔操作ウィルスの功

「遠隔操作ウィルス事件」 では,他人のパソコンにウィルスをいれて犯罪行為をおこなわせ,その後そのウィルスをけすことによって,冤罪を誘発した. 巧妙な手口の犯罪はゆるしがたいものだが,この事件は警察・検察が冤罪を容易におこしうることを示した点では 「功」 があったということができるだろう.

きょうは東電女性殺人事件で有罪とされたマイナリ氏の無罪決定がなされた. これも冤罪事件のひとつだ. これまでは冤罪事件というとこのような殺人事件や疑獄事件のような大事件が中心に報告されていた. しかし,遠隔操作ウィルス事件は冤罪事件がいたるところでおこりうることをしめしたといえるだろう. この事件ではウィルスに感染したパソコンのもちぬしを長期間拘留し,自白にまで追いこんでいる. こういうとりしらべは,ほかの同様な事件でもおこなわれているとかんがえるのが自然だろう.

ある意味ではこの事件は 「おとり捜査」 みたいなものだ. 犯人もたぶんそれを意識していたのだろう. この犯行じたいも冤罪をつくった原因を構成しているから,その点でも犯人は非難されるべきだろう. しかし,冤罪をおこしたおもな原因は 「おとり捜査」 にひっかかった警察にあったというべきだろう. そして,それはほかの事件でもおこりうることだろう. この事件ではそこにも注意をはらう必要があり,また警察や検察の体質がかわらないあいだは,それをわすれてはならないだろう.

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