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仕事と起業, 社会・経済:若年者問題・ワーキングプア・プレカリアート

ワークシェアリングなんてナンセンス (!?)

日本では長時間残業するひとがおおいが,もっと時短して雇用をふやそうというわけで,ワークシェアリングが話題になる. たしかに,それはばあいによってはありうる選択肢だろう. しかし,通常はナンセンスなのではないか.

他人でも肩代わりできる仕事というのは,価値のひくい仕事だといえるだろう. そういう仕事にはたかい賃金ははらえない. それに対して,特定のひと,あるいは特定のスキルをもったひとしかできない仕事は価値がたかい仕事だ. そういう仕事は他人にはできないから価値がたかいのだ.

そうかんがえてみると,日雇いでできるような内容の仕事はワークシェアできるが,そういう仕事は賃金がひくいので,ワークシェアすると食えなくなる. 他人にはかえられない仕事は賃金がたかいがワークシェアできない. とすれば,ワークシェアリングなんてナンセンスではないか.

ワークシェアできるのに他人でもできる仕事というのは,本来は日雇いでもできるのに,正社員をやめさせることができないからやらせている仕事だろう. そういう仕事はワークシェアできるしそれによって効果があがるだろうが,本来は正社員がやるべき仕事ではないということだ. 会社にとってみれば,できることならワークシェアするよりはその社員のくびをきるほうが適切ということだろう.

それでは,この問題はどう解決するべきなのか? あるべき解決策は,みなが他人にはできない仕事のスキルを身につけることだろう. そうすれば,みなが高い賃金をえることができるはずだ.

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