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Web とインターネット:プロトコルとネットワーク

Ethernet はデータリンク層のプロトコルだというウソ ! — ネットワーク層のプロトコルをかさねることによるオーバーヘッド

Ethernet はデータリンク層のプロトコルだといわれている. たしかに,Ethernet はデータリンク層の機能をもっているが,それだけでなく,アドレッシングというネットワーク層の機能もあわせもっている. Ethernet 上でインターネット・プロトコル (IP) のようなネットワーク層のプロトコルをつかえば,ネットワーク層の機能がダブることになる. これはプロトコルの複雑さにつながるから,解決するべき問題だとおもう.

OSI のデータリンク層が実現するのは隣接ノード間の接続である. 隣接ノードをつなぐためにはアドレッシングは必要ない. つまり,フレームのなかに送信者や受信者のアドレスを書く必要はない.

ところが,Ethernet のフレームにはこれらのアドレスがはいっている. そのために,Ethernet では隣接していないノード間の通信をすることができる. これはインターネットにおけるのとおなじだ.

それでも,かつてはインターネットと Ethernet とのあいだには,おおきな差があった. Ethernet が最初につくられたときには 1 本の線でむすべない範囲で通信するためには,単純に信号を増幅する 「リピータ」 (ハブ) がつかわれた. しかし,現在ではインテリジェント・スイッチがつかわれるようになっている.

また,以前は Ethernet でつなげるのはひとつの建物くらいの範囲でしかなかったから,世界全体をつなげるインターネットとはおおきな差があった. しかし,いまでは日本全体が (ノード数はかぎられているとはいえ) Ethernet でつながれている. 世界中が Ethernet でつながれたとしても,おかしくはない.

もはや,Ethernet はデータリンク層 (だけ) のプロトコルだなどというウソは撤回するべきだろう. そして,Ethernet と IP とをかさねることによって生じている複雑さ,たとえば ARP / RARP のようなしくみを捨てることもあわせてかんがえるべきだろう.

キーワード: ARP, Address Resolution Protocol, アドレス解決プロトコル

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