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政治・法律・憲法

八ッ場ダムは白紙から再検討するべきだ

前原国土交通大臣は就任したその日に八ッ場ダム建設中止をうちだしたが,地元住民が納得するまで手続きをはじめないといっている. しかし,地元住民は中止の方針を白紙にもどさないかぎり話し合いには応じないといっている. もともと住民はながらくダム建設に反対してきたが,ようやく建設に同意してまもなく,民主党によって一方的に中止がきめられた. 強引に中止するのであれば,そのやりかたはこれまで自民党がやってきたこととおなじだ. 国民のための政治をめざすのであれば,白紙から再検討するべきだろう.

YambaDumBridge.jpg 民主党は八ッ場ダム中止をマニフェストにかかげた. それを国民が支持したのだから,それをぜひ実現するべきだというのはもっともな論理だ. しかし,ほんとうに重要なことは八ッ場ダムにかかわる地元や周辺の住民にとって,もっともよい方法をさぐることだ. それはたぶんダム建設を中止することなのだろう. しかし,それをおしつけたのでは民主的なやりかただとはいえないし,国民中心の政治をモットーとしている民主党にはできないことだろう. また,ほんとうに建設中止が最善なのかどうかはたしかめられないままになる.

いま必要なことは,すでにダム建設のプロセスが半分以上すすんだ状態で,それをとめることが地元や周辺の住民にとってよいのか,それとも既定の路線で建設をすすめるのがよいのかをきちんと検証することだろう. それなしに住民や自治体を納得させることはできないだろう. 強引に建設を中止するのは,強引に建設をすすめてきたこれまでの政府のやりかたをうらがえしただけであり,おなじやりかただといってもよいだろう.

民主党政権はあらたな政策をつぎつぎにうちだしている. 八ッ場ダムの建設中止もそのひとつだ. しかし,ほんとうに政治をかえたいのであれば,やるべきことは中止を前提としてすすめることではなく,いったん白紙にもどして再検討することだろう. もし民主党が主張してきたように建設中止が国民にとってよい選択肢であるのなら,白紙から再検討してもおなじ結論がでるはずだ. 中止を前提として交渉したとしても,民主党のおもうようにはならないだろう. (写真は朝日新聞から借用しました.)

キーワード: 前原国交相, 八ツ場ダム, ヤンバダム

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