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書評:社会・経済, 社会・経済

自分のふるまいの反省材料になり,ちかくの 「バカ」 に寛容にもなれる (?!) ― 竹内 薫 著, 嵯峨野 功一 編集, 「理系バカと文系バカ」

この種の本にはよくあるが,「バカ」 を 「理系バカ」 と 「文系バカ」 とに無理矢理わけようとしている. たとえば 「論理的な考え方ができない人」 は 「文系バカ」 だとしているが,それは 「文系バカ」 ではなくて,ただの 「バカ」 だろう.

しかし,「文系」,「理系」 のくべつはともかく,自分がこの本でとりあげられいる 「バカ」 のようなふるまいをしていないかどうか,反省材料になるのはたしかだ. それと,この本の効用はちかくにいる 「バカ」 に寛容になれるということにもあるのではないだろうか. つまり,この本を読めばどういう 「バカ」 におちいりやすいかがわかるからだ.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 理系バカと文系バカ@ [bk1]理系バカと文系バカ@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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