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書評:社会・経済, 社会・経済:若年者問題・ワーキングプア・プレカリアート

若者を理解せよ! しかし,元気はでない… ― 荒井 千暁 著 「勝手に絶望する若者たち」

著者は産業医として若者の声をすなおにきくうちに,彼らをつかう側つまり会社側も彼らを理解せず,あつかいをあやまっていることを指摘している. これまでのやりかたをおしつけるのでなく,彼らにあわせたやりかたが必要だということを示唆している. しかし,具体的なやりかたをかんがえるべきなのは産業医ではなくて職場の上司たちである.

著者は 「したいこと」 にこだわる若者がおおいというが,彼らに対してはその姿勢を一端捨てよといっている. そうすることで将来はのぞみがかなう可能性もあるということだが,やはり元気がでない話ではある.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 勝手に絶望する若者たち@ [bk1]勝手に絶望する若者たち@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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