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書評:社会・経済, 社会・経済

ボランティアではぐくむ 「思いやり」 ― 稲場 圭信 著 「思いやり格差が日本をダメにする ― 支え合う社会をつくる 8 つのアプローチ」

「思いやり格差」 ってなんだろうというのが気になって買ってしまった. 学生にきいたところでは,思いやりをもつひとともたないひとに 2 極分化しているとこたえたひとが 5 割,それが 「思いやり格差」 なんだという. しかし,それ以外には 「格差」 が拡大しているという証拠はあげられていない.

問題なのは格差ではなくて,「思いやり」 をはぐくむのがだいじだということだ. そのために本書ではいろいろな提案をしているが,そのなかでも重視しているのがボランティアだ. それ以外では宗教的な要素がつよくて違和感を感じるが,思いやりをはぐくむことに関しては異論はない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 思いやり格差が日本をダメにする@ [bk1]思いやり格差が日本をダメにする@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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