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Web とインターネット, 未来の予測と創造

Web 3.0 論を嗤う ― Web 2.0 という “まちがった” なまえから派生したニセの概念

2 年くらいまえから Web 3.0 ということばをきくようになった. その意味はかならずしもさだまっていないようだが,とくに佐々木俊尚はロバート・オブライエン (Robert C. O'Brien) による定義をたびたびとりあげている. しかし,この定義はそもそも ReadWriteWeb という Web サイトがティム・オライリー (Tim O'Reilly) がつくった Web 2.0 ということばにワルノリした結果できたものであり,まじめにとりあげるべきことばではない.

Web 2.0 ということばは,そもそも Web の特定の版につけたなまえではなかった. Web 上に集合知がはたらいたもの,あるいは集合知がはたらきやすいようにつくられた Web 上のしかけが Web 2.0 であり,本来は 2.0 などというバージョン番号をつけてよぶようなものではなかった. それに Web 2.0 などというなまえをつけたものだから,それではいずれ Web 3.0 がでてくるのだろう,それはなんだろうという話になったわけである.

仮にバージョン番号をつけるのが適当だとしても,Web 2.0 そのものがまだ登場してからまだそれほど時間がたったとはいえないし,その評価はまだ確定していない. いまおこることは Web 2.0 のすがたを修正するものではあっても,それをこえるものではないとかんがえられる. Web 3.0 のすがたなど,まだまったくみえない. こんなことばは,はやくわすれるべきだろう.

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