[ トップページ ]

« 裁判員制度に関する研究の中間報告 | メイン | 麻生首相自身による閣僚の発表 »

社会・経済:グローバル化, 書評:社会・経済

グローバリゼーションにまつわる,さまざまな問題のうず ― 鈴木 謙介 著 「〈反転〉するグローバリゼーション」

緒言によれば本書は 「「グローバリゼーションの広がりとともに,ローカルなもの,自分らしさへの確固たる根拠を求める動きが強くなる」 という現象を,どのように理解すべきか,という関心の下に執筆されている」 という.

ギデンズの議論を軸として,さまざまな話題が関係づけられている. そのなかには民間企業による (民営化された) 軍事活動やセキュリティ・ソフト (ウィルス対策ソフト) の開発,「第 3 の道」 から 「新進歩主義」 への移行のなかでの 「民営化」 から 「公共化」 へのシフト,安全より安心をもとめる 「子供の安全」,福祉活動が私的な活動になって労働と余暇の境界が融解していること,フィンランド人が直面しているプロテスタント倫理にかわるべきハッカー倫理などなど,さまざまな問題がちりばめられている. それらは上記のテーマに関連づけられているが,その文脈からうきあがってみえる.

よみおわってのこるものは,これらのさまざまな問題のうずであって,なにも整理された感じがしない. しかし,これらのグローバリゼーションにかかわる問題のカタログとして,重宝するであろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 〈反転〉するグローバリゼーション@ [bk1]〈反転〉するグローバリゼーション@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

キーワード: グローバル化, グローバリゼーション, グローバライゼーション

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kanadas.com/mt/mt-tb.cgi/3125

コメントを投稿

このページについて

2008-09-29 00:30 に投稿されたエントリーのページです.

ひとつ前の投稿は「裁判員制度に関する研究の中間報告」です.

次の投稿は「麻生首相自身による閣僚の発表」です.

他にも多くのエントリーがあります.メインページアーカイブページも見てください.

Creative Commons License
このブログはつぎのライセンスで保護されています. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by
Movable Type 3.36