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開発された点字携帯電話とその改良のためのアイディア

毎日新聞によると,携帯電話をつかって点字で 「会話」 する方法を盲学校元教員と筑波技術大の佐々木信之教授らの研究チームらが開発したということです (おなじニュースを WBS (ワールド・ビジネス・サテライト) でもやっていて,私はこちらでみました). この方法では携帯電話のテンキーのうちの 6 個を点字にみたてて使用するということですが,通常の点字とちがって 6 個を並列に入力することができないため,通信速度がひくいところに課題があるとおもいます. 複数のキーを一度におせるようにすれば,ずっと高速にコミュニケーションできるようになるはずです.

HasegawaSadao.jpg テンキーのうち 1, 2, 4, 5, 7, 8 をつかえば点字が表現できるということなのですが,残念ながら現在の携帯電話のキーでは一度に複数のキーをおすことができません.

現在,日本でつかえる携帯電話でも,Java アプリなどをつかえば,もっとよい方法があるかもしれません. しかし,すぐにおもいつくのは,Apple の iPhone をつかえば,マルチタッチのユーザ・インタフェースを利用して,複数の仮想キーを一度におすことができるということです. 盲人にタッチ・パネルをつかってもらうにはくふうが必要でしょうが,できないことではないはずです. iPhone は日本の携帯電話の方式に対応していないので現在は日本ではつかえません. しかし,ちかいうちに日本でつかえるようになるといわれています.

これが最善の方法ではないかもしれませんが,ほかにもいろいろ,既存の機器を使用した安価な並列入力の方法はあるはずです. もっと高速なコミュニケーションが実現できたらよいとおもいます. (写真は毎日新聞の上記のページから引用しました.)

SoftBank-921sh.jpg 2008-5-30 追記:
ソフトバンクモバイルの 921SH という携帯電話 (シャープ製) はマルチタッチが可能な静電容量式タッチセンサをそなえているということです. まだマルチタッチのデモをしているところはみていませんが,この携帯電話なら,もしかしたら点字の高速入力が可能かもしれません. それにしても,(いままでしりませんでしたが) この携帯電話はみごとに iPhone をパクっています. モーション制御機能つきで本体を回転させると画面も回転するようになっているのは iPhone と同様です. (写真は このフリフリの心地よさ 「921SH」 (松村太郎の 「ケータイが語る、ミクロな魅力」) から借用しました.)

2008-6-5 追記:
ソフトバンクが iPhone を導入することを発表しました. 9 日に Steve Jobs が iPhone の 3G 対応を発表するらしいということですが,それにさきだつ発表も 921SH で iPhone をパクることも,孫 正義 が Steve Jobs に話をつけていたということでしょうか? これで,点字のあつかいも,より容易になったものとおもいます.

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