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人々はなぜ毒入りギョーザをたべたのか?

中国の天洋食品が製造してジェイティフーズが販売した冷凍ギョーザなどによって,おおくのひとが中毒をおこしました. テレビで話していたひとによれば,あきらかにおかしな味がしたということです. 味がおかしいのに,なぜそのまま食べてしまったのでしょうか? そこに問題があるようにおもえます.

TenyoGyoza.jpg なぜひどい中毒症状をおこすほどの農薬がふくまれていたのかは,まだわかっていません. しかし,袋にあながあいたものがみつかったということです. つまり,残留農薬の問題ではない可能性がたかいということです. 日本製の食品においては,製造時にこれほどひどいことがおこったことはないかもしれません. しかし,製造後に毒物が混入された事件としてはグリコ・森永事件というのがありました. つまり,毒物が混入された食品を買ってしまうことはありうるということです. そうだとすれば,異常な味の食品にであったら,そのままたべずに,はきだすべきなのではないでしょうか?

私は 「消費期限ぎれの食品をたべますか?」 という項目では消費期限や賞味期限の表示を信じるだけでなく,自分の味覚を信じてはどうかということを書きました. 「B 級指向 ― 表示やブランドより自分の感覚を重視すること」 という項目には食品にとどまらず,もっといろいろな商品をえらぶときに自分の間隔を重視することについて書きました. 「しもふりにこだわる“和牛オリンピック” の問題点とその背景」 という項目に書いたことも,やはり自分の味覚を信じようということです. 毒物に関しても私のかんがえは基本的にこれらとおなじです.

私は消費期限をすぎていても自分の味覚を信じて食品をたべることがあります. 今回の問題が含意しているのは,これとは逆に,消費期限や賞味期限の範囲内であっても自分の味覚を信じて,おかしな味がするものは食べないほうがよいということです (とはいっても,これは私がもし今回の事件にまきこまれていたら毒いりの食品をたべていなかった自信があるということではありません). もちろん味覚で確実な判断ができるわけではありませんが,表示や製造者・販売者への信頼も絶対的なものではありません. 自分で最終的な責任をもち,不確実な情報を自主的かつ総合的に判断してできるだけ確実な判断をしていくことが,自分や家族の安全や健康のためにもとめられているということだとおもいます.

関連記事 (2008-2-18 追記):

  • 「今日のワイドショー 1 月 31 日: きのう誰かが 「自分の五感で食べ物に対処できなくなってから30年経つ」 と言っていた. 確かに表示にばかり神経をとがらせて,自分の味覚や嗅覚,触覚を信じることをやめてから30年くらいだねぇ. だが今回の農薬はその五感で調べることを拒絶するはずだ. 口に入れておかしかったら吐き出せば良いと言うのは暴論だぜ.」 (30 年前といえば,日本が “おかしく” なりはじめた時期のようにもおもえます. それ以前をおもいおこす必要があるのかもしれません.)
  • ちえこむ QNO.52,397 毒入りギョーザ事件を見ていて思ったんですが … : … 「結局頼りになるのは,自分自身の味覚や嗅覚などの五感かもしれません.」
  • 小平ほっこり日記 毒ギョーザ事件で思ったこと: 「毒性のある異物が口に入ると. 舌が危険を察知して本能的に吐き出し,飲み下すことができないのが普通では無いかと思っていたのです … 最後の最後に頼るのは自分の舌な訳ですから,“正しい”味覚を身につけるような食事を摂るよう,いつも心がけないとイカンなぁ,と思いながらニュースを見ている今日この頃です.」
キーワード: JTフーズ, 中国製食品, 中国製餃子, 食中毒, 有機リン系農薬, メタミドホス, 毒ギョーザ, 毒ギョウザ, 自己責任

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