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日中友好 (関係正常化) のためには中国への敬意が必要

日華事変以来,日中の関係はよかったとはいいがたいのですが,小泉政権下で最悪になり,現在も十分回復したとはいえません. その原因としては中国の日本への (あるいは中国人の日本人への) 誤解もあるでしょう. しかし,日本人に欠けているもののひとつは,ながい歴史と文化をもつ中国への敬意ではないかとおもいます.

戦国時代にヨーロッパ人がやってくるまで,政治・経済においても,また文化においても,日本は先進的だった中国からおおきな影響をうけつづけてきました. いまでものこる文化的影響のひとつが漢字の使用であることはいうまでもありません. そして,戦国・江戸時代にも,中国は日本より優位な立場をたもってきました.

ahen.jpg ところが,アヘン戦争以来,中国はちからをうしなってしまいました. アヘン戦争もまた,反面教師として日本におおきな影響をあたえ,そこから日本の近代化政策すなわち富国強兵政策がはじまりました. ここでも,いわば中国のおかげで,太平洋戦争に敗北するまで,日本は欧米列強から自国をまもってくることができたわけです.

これ以降,現在にいたるまで,中国に対して日本のほうが優位をたもってきました. そのため,日本人には中国や中国人に対するおごりが,ずっとあったようにおもいます. それが満州国建国や日華事変以降の中国大陸への日本軍進出や戦争にもあらわれてきました. そして,おごりはいまもなお存在しつづけています.

Kentoshi.jpg しかし,中国が日本よりよわくなったのは歴史上,むしろかぎられた期間です. 文明がうまれてから江戸時代までの長期にわたって,中国は先進的な文化をほこってきました (写真は遣唐使船の絵 (高野山大師行状図絵)). それに対して日本人は敬意をもつべきでしょう. 日本人と中国人の個人的な関係においては,このような長期にわたる関係はあまり影響をおよぼさないのが普通でしょう. しかし,日本と中国という国の関係においては,このような長期の関係が重要だとおもいます. 日中関係を正常化するためには,日本人が中国のながい歴史と文化をみとめて,それに敬意をはらうことが必要だとおもいます.

キーワード: 奢り, 驕り, 傲り, 尊敬, 大東亜戦争, 太平洋戦争, 日中戦争

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