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オーディオ博物館

現在でも満足につかえる 1980 年ごろのヘッドフォン Yamaha HP-1

私がつかってきたヘッドフォンについては 「歴代のヘッドフォン」 という項目でも書きましたが,そのなかでヤマハのヘッドフォン HP-1 はいまでもつかうことができます. このヘッドフォンは 1980 年代に銀座のヤマハで買ったものです.

HP1.jpg HP-1

当時つかっていたほかのヘッドフォンはみな,つかえなくなってしまいました. コンデンサー型ヘッドフォンは電極が酸化してつかえなくなります. ダイナミック型ヘッドフォンは振動板周辺の部品の劣化のために音がわるくなります. イヤーパッドがぼろぼろになったヘッドフォンもいくつかあります.

HP-1-unit.jpg HP-1-inside.jpg

HP-1 も磁石はよわっているはずですし,振動膜に接着されたコイルは酸化しているはずです. HP-1 はオルソダイナミック型とよばれる構造ですが,これはコンデンサー型にちかい構造をしています (左の写真は 「Restauratie Yamaha HP-1 hoofdtelefoon」 から借用したユニットの写真です. この Web ページには HP-1 の修理の様子がかかれています. 振動膜の写真もさがしましたが,みつかりませんでした). しかし,コンデンサー型ヘッドフォンとくらべると余裕のある構造だとかんがえられます. HP-1 のコイルはコンデンサー型ヘッドフォンの振動膜の電極とくらべるとはるかに厚く,酸化につよい構造だということができます (右側の写真はコイルがみえるように HP-1 の内側のとってみたものです). コンデンサー型ヘッドフォンとはちがって振動膜とそれをはさみこんでいる磁石 (コンデンサー型のばあいは電極) と振動膜とのあいだにはおおきなすきまがあり,くるいが発生してもおおきな問題にはならないとかんがえられます. イヤーパッドのいたみもそれほどありません. そういうわけで,このヘッドフォンはいまでもおおきな経年変化がなく,奥質の劣化も気づきません.

ヤマハの Web サイトでは 1970 年代の代表製品として HP-1 がとりあげられています. 自信作だということでしょう. Web で “Yamaha HP-1” を検索してみると,たくさんでてきますね. 自分で修理して,いまもつかっているという話もいくつかあります. HP-1 と同時に発売された廉価版の HP-2 を修理してつかっているという話もあります. HP-2 のほうが軽量だという点ではよいので,私は 「歴代のヘッドフォン」 に書いたようにもともと HP-2 のほうをつかっていました. 私もこわれている HP-2 をもう一度,修理してみようかともおもいます.

ヘッドフォンとして現在はゼンハイザーの HD-497 を中心につかっていますが,これは長時間つかっていると耳がいたくなってくるので,これからも HP-1 とくみあわせて,つかっていこうとおもいます.

キーワード: ヘッドフォン, ヘッドホン

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