局所的な情報だけでランダムさをふくんだやりかたで解決する計算モデル CCM による 米国地図の 4 色ぬりわけ,N クイーン問題,魔法陣という 3 つの制約充足の例題を 1996 年に Java アプレットとして書いて Web にのせた.ところが 2016 年ごろに Java アプレットが廃止されて,これらのプログラムは動作しなくなった.最初は人手で JavaScript にかきかえようとしたが,容易ではなかった.
ChatGPT でプログラミングができるようになってから,そのちからを借りて JavaScript にかきかえようとしたが,なかなかおもうようにいかなかった.ChatGPT 4o にも変換するにはいくつかのステップをふむ必要があるといわれて,放置していた.ところが,ChatGPT 5 がつかえるようになってすぐにためしてみると,一発でただしく動作する JavaScript プログラムに変換できた.そこで,これらのプログラムと Web ページを数時間でかきかえることができた. JavaScript による CCM 例題 のページにいけばこれらのプログラムを実行することができるが,ここには結果の例だけをのせておく.
それでも,JavaScript のやっかいさにはかなりなやまされた.2 つの JavaScript の canvas をひとつのページで表示させようとすると変数のスコープがかさなってうまく表示できず,特殊な方法を ChatGPT におしえてもらう必要があった.最初からそういうつかいかたをすることを ChatGPT につたえておけばよかったのかもしれない.もうすこし説明すると,これらの例題の計算方法を説明するページには複数の canvas (例題の図) があるが,それらが干渉してしまう.つまり,ひとつのページから 2 つの JavaScript プログラムを参照すると,それらのプログラムの変数のスコープがかさなってしまう.また,同名の canvas をつかっていると,それらもとつの canvas とみなされるので,2 つの canvas が表示されない.この問題を解決するには JavaScript のプログラムを "(() => {" と "})();" とでかこむ必要があった.この方法は ChatGPT 5 におしえてもらった.