R-38PAM という日立の冷蔵庫をつかっている.とても古い (1999 年製) ので,買いかえたほうがよいのではないかとおもって,検討した.その結果,このままつかうほうがよいという結論に達した.
東京都が冷蔵庫の買いかえに補助金をだしているという話をきいたので,自宅の冷蔵庫についてしらべてみた. 冷蔵庫は経年変化で消費電力がふえるとともに,年々あたらしい冷蔵庫は消費電力がさがっているということなので,この機会に買いかえるのがよいのではないかとかんがえたのだ. 電気製品を買うとたいていこのブログに書くので検索してみたが,冷蔵庫の記述はみつからない.そこで,製造年をたしかめると 1999 年だということがわかった.まだこのブログをかきはじめるまえに買ったのであり,これまでのあいだに買いかえていないので,記述していなかった.
25 年ほど故障せずにつかえていることが驚異的だとおもうが,こわれていなくても消費電力が大幅にふえていれば交換したほうがよいだろう. そこで,安価なワットメータを買って測定してみた.もとの消費電力は JIS の測定法で年 470 kWh ということなので,1 日に 1.3 kWh ということになる.ワットメータで 1 日はかったところ 1.9 kWh だった.最新の冷蔵庫に買いかえると年 340 kWh くらい,1 日に 0.9 kWh ということになる.JIS の測定では使用中に開閉しないが,この 1 日のあいだには何度も開閉している.それで 1.9 kWh だから,たいして劣化していないし,買いかえても半分にはへらないとかんがえられる.そこで,買いかえないことにした.
このさき,いつまでつかえるかわからないが,もしかしたら 20 年間故障せず性能もあまり劣化しなかったものは,このさき 10 年つかえるかもしれない.買いかえても 10 年でこわれるかもしれない.1999 年には部品もみな日本製だった可能性がたかいが,最近の製品はほとんど中国製の部品をつかっているから,ながもちしない可能性がたかい.だから,ますます買いかえないほうがよいだろう. (ここに冷蔵庫の写真をのせたいところだが,写真はとりづらいし,こんなふるい冷蔵庫は Web に適当な写真がないから,省略する.)