Return-Path: quake-vg-admin@kobe-u.ac.jp Errors-To: quake-vg-admin@kobe-u.ac.jp Sender: quake-vg@kobe-u.ac.jp (Volunteer group of Kobe University for South Hyogo Earthquak) Posted: Wed, 08 Mar 1995 00:23:00 +0900 From: 山本 裕計 Subject: pasotuu in hinanjo To: kshimz@starnet.ad.jp, masuzawa@ri.ncvc.go.jp, quake-vg@kobe-u.ac.jp, shiba@kobe-cufs.ac.jp Mime-Version: 1.0 Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jp Date: Wed, 8 Mar 95 00:31:29 +0900 Precedence: bulk Reply-To: quake-vg@kobe-u.ac.jp X-Mlserver: nml.pl 1.2 X-Ml-Name: Volunteer group of Kobe University for South Hyogo Earthquak X-Mail-Count: 446 Lines: 60 山本 ゆうけいです。 避難所におけるパソコン通信について、お話しします。 IVNパソコン通信サポートチームやCSKさんら兵庫県のパソコン通信 200台のお手伝いをしてますが、利用者の声が聞きたく、この土日、 某避難所にお世話になりに行ってきました。 結論を言うと、期待はされていますが、全然役に立ってません。 今後に活かすためにも、反省点を挙げておきます。 1、データライブラリの必要性  現在、パソ通、インターネットの利用者は「一部のマニア」です。 その他の人はパソ通のコマンドも知りませんし、暗黙のルールも 知りません。 多くの時間をかけて、会議室について勉強し、雑然としたログから 情報を見つけだしてくれなんて、ちょっとお願いできませんでした。 やはり、「ここさえ見てくれれば!」といえるデータライブラリを 作る必要を感じました。  被災者、ボランティアが欲しいのは、生活情報です。 彼らいわく、 「NIFTYはごちゃごちゃで見る気がしない、interVは一体なんやろ」 2、自動化、ビューアの必要性  NIFTYの検索機能ではちょっと難しいです。 SCANもSEARCHもしりませんしSEARCH TT:xxxなんてまず使いません。 私はログをビューアに落として、そこから見てもらおうと、テグレット社 のご厚意で提供していただいた、データベースソフト「知子の情報」を 持ち込みました。 まいとーくのオートパイロットと組み合わせ、通信ログを「知子」に落と すとこまで自動化しようとしましたが、「行政機関からのお知らせは(?)」 は掲示板で、発言番号は一定しないし、「震災ボランティアフォーラム」 も未読のポインタが設定できない。 どうすることもできず、いままでのログだけ「知子」に落とし、そこから 見てもらいました。 「知子」は検索が得意で、「こんなんが、いりますね」と評判はよかった です。 でも、オートパイロットが組めないので、私が次回行くまで、データの 更新ができません。 3、情報の発信  「PC-VANからメールを送る方法を教えて下さい」 (NIFTYから遅れないことを知ってる)  「他の避難所のIDを教えて下さい」 などと、しょっぱなから言われ、期待の大きさを感じました。 「マニュアルが欲しい」というので、PC-VANのウエルカムキットを置いて きました。 彼らは、避難所同士の横のつながりに使いたいと言ってました。 避難所ごとのIDは、言っていいものかわからず、教えられませんでした。 情報のダウンロードについては、使える機能が少ない、情報の整理がさ れてないことから、今のままでは使われないでしょう。 例えば、NIFTYの地震情報の中から「山本裕計」が生存しているか、死 んでいるか検索するには、どれだけ大変か、やってみて下さい。 私は実際に職員さんからある人の安否を調べてくれと言われましたが、 一度、ダウンロードしてワープロの検索機能で調べました。 余計な心配かもしれませんが、この状態でこの土曜日の説明会に参加者が 期待を持って来てくれるでしょうか? 山本 裕計(PXU02551@niftyserve.or.jp)