Subject: [Kiroku: (25)] Tsuushin No.13
Date: Mon, 6 Nov 95 15:00:56 +0900
From: funaken@ccs94.cla.kobe-u.ac.jp (Takeo Funahashi)
...[中略]...
舟橋@震災・活動記録室です。
大変おそくなってすみませんが、やっと記録室通信が出来上がりました。
皆さんのご意見・ご感想もお聞かせいただけると嬉しく思います。
では。
p.s.
なぜか今、"kiroku-ML"のマシン'cs'が調子が悪いみたいようでご迷惑を
おかけしてます。すみません。原因が分かり次第、お知らせします。
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記録室通信(Renewal)
5-Nov-1995 第13号
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Quake Chronicle Project
震災・活動記録室
−はじめに−
皆様、いかがお過ごしでしょうか。「震災・活動記録室」です。冷たい風を肌
に感じる季節となり、今年も終わりに近づいてきました。それに伴って、神戸周
辺では様々な動きが見られます。その中で我々記録室は、地元で記録を残してゆ
く者として、精一杯頑張っていこうと思っております。
こちらの都合で、通信の発信が大変遅れてしまいまして、ご迷惑をおかけしま
した。今後はこのようなことがないようにしてゆきたいと思っております。それ
では、第13号をお送り致します。 (記録室通信担当:舟橋 健雄)
−記録室通信とは−
記録室では震災後のボランティア活動の記録を残すことを目的として、アンケ
ート調査、インタビュー取材などを中心に活動してきました。同時に各団体から
活動の資料を提供していただき、目録を作成して将来公開するための準備を進め
ています。そして、活動の中で出会ってきた皆さんとの情報交換の場として、ま
た新たな出会いの場として、毎週「記録室通信」を発行しています。被災地での
最新情報、全国のボランティアの動き、支援活動でつかんだノウハウの紹介等の
発信を考えています。
−現地からの最新情報−
【神戸大学付属図書館「震災文庫」 一般公開開始】
さる10月30日に、神戸大学附属図書館にて、かねてから準備中の「震災文
庫」がオープンしました。公開されるのは、約3000点の資料のうち、整理を終え
た1500点を超える震災関連の書籍、新聞、地図、ビデオテープその他の資料で、
閲覧のみですが、市民一般に対して公開されます。
記録室はかねてより同文庫と提携しており、記録室で収集した資料の多くはこ
こで公開されます。10月中旬より、公開可能な資料の神大図書館への移動の作業
を始めました。
開館は月曜〜金曜の9:00〜17:00で、同図書館は市バス36系統「神大正門前」
下車。「震災文庫」そのものに関するお問い合わせは、神戸大学附属図書館
(078-803-0423)まで。
<<非公開資料の扱いについて>>
神大図書館への資料移管に際し、非公開資料の扱いが大きな問題となっていま
す。震災に関わったボランティアの活動をできる限り包括的に記録として残すと
いう目的と、その中で表れてくるボランティア、さらには被災者のプライバシー
の保護という要請との間のバランスはとても難しい問題です。
公開・非公開の基準は、
・被災者/ボランティアを問わず、個人が特定できる情報の有無
(→特定できなければ、公開可)
・特定できる場合、その本人の意思
(→本人と連絡がとれ、本人がO.K.と言えば、公開可)
の2つを原則としていますが、例えばボランティア団体の実施した被災者状況調
査や、解散したボランティア団体の資料など、本人の意思が確認できない場合が
かなりあり、そのような資料を含め、公開不可能な(黒色)資料、可能かどうか
判らない(灰色)資料は、当面は記録室に保管して有効な活用法を模索します。
記録室の集めた資料に関する問い合わせや、その利用の要請がこのところ増え
ており、記録室として対応に悩むことも時々あります。この件については、引き
続き次号以降ご報告したいと思います。
−特集 震災ミニコミ一覧−
この震災に関連する記事を載せているミニコミは膨大な数に上りますが、ここ
では、そのうち
・現在も継続して発行中のもの
・震災を機に作られたもの、ないしそれに準ずるもの
(以前からのものだが、被災地内で発行されている等の理由から、震災関連の
情報が主となっているもの)
に限定してご紹介したいと思います。前号の予告にも書いたとおり、住んでいた
土地から離れて仮設住宅で暮らす人の「あの土地はどうなっているのだろう」と
いう思い、被災者を支えるミニコミを発行しているボランティアの「ほかにはど
んなミニコミが作られているのだろう」「他のボランティアたちと連携したい」
という気持ちのために、ミニコミ誌の一覧を作りました。被災地の分断状況をつ
なげる一助になればと思い、詳細な情報を収集することよりも、とにかく数を集
めることを第一にしました。洩れているミニコミもまだまだあるかもしれません
が、とりあえずの特集です。
【日本全国の状況】(地図は省略しています)
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1 がりばーほっと通信 がりばー王国(京都)
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2 ニュースレター 震災から学ぶボランティアネットの会(愛知)
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3 胎動 FIWC関西委員会(奈良)
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4 たまねぎ東日本 兵庫区ボランティア東日本OB会(東京)
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5 ファックス市民情報 震災被災者を支える東京連絡会(〃)
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6 VNN VNN市民・連合ボランティアネットワーク(〃)
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7 ぼちぼち通信 ちびくろ救援ぐるうぷ島根支部(島根)
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8 わてらネットニュース わてらネットだす(東京)
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【阪神地域の状況】(「〜区」という表示は神戸市内の区です)
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1 有野台ボランティア通信 有野台ボランティア(北区)
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2 Weekly Needs すたあと長田(長田区)
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3 ウイング通信 ウイング支援隊(西区)
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4 かたつむり 灘区ボランティアセンター・石原(灘区)
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5 かわら版 阪神大震災地元NGO救援連絡会議(中央区)
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6 義民つうしん 日本基督教団兵庫県南部大地震
ボランティアセンター(西宮市)
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7 義民つうしん・号外 同上(〃)
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8 きゃっちボール ASA鈴蘭台「きゃっちぼーる」編集室(北区)
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9 救援ニュース 都市生活生協・現地救援本部(西宮市)
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10 きんもくせい 阪神大震災復興市民まちづくり
支援ネットワーク()
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11 神戸復興新聞 神戸復興新聞(東灘区)
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12 じしんなんかに 日本基督教団阪神大震災現地前進基地
まけないぞ!こうほう (西宮市)
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13 地震ニュース 兵庫県被災者連絡会
市役所前前進基地(中央区)
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14 じゃりみち 阪神大震災地元NGO救援連絡会議
仮設住宅支援連絡会(中央区)
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15 住民会議ニュース 生活再建住民会議(尼崎市)
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16 兵庫県南部地震情報 被災地障害者センター(兵庫区)
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17 新・中央 中央区ボランティア情報部(中央区)
なんでもかわら版
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18 震災復興新聞 震災復興新聞社(大阪市中央区)
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19 新生紀 カトリック大阪大司教区
中山手救援本部(中央区)
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20 すばる通信 プロジェクト結ふ/すくーるすばる(西宮市)
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21 須磨居留通信 アルティック須磨ボランティア(須磨区)
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22 生活情報 西神戸YMCA(長田区)
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23 たきび カトリック大阪大司教区
鷹取救援基地(須磨区)
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24 たすけて〜新聞 兵庫県被災者連絡会(兵庫区)
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25 てんと村だより ちびくろ救援ぐるうぷ(兵庫区)
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26 ばんばん 長田センター(長田区)
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27 バンビーネット 鹿の子台ボランティア連絡会(北区)
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28 人しんぶん 1・2ドリーム (兵庫区)
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29 ひろば 阪神高齢者・障害者支援ネットワーク(長田区)
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30 復活!たまねぎ 兵庫区ボランティア(兵庫区)
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31 ふっこうべ コープこうべ兵庫
ボランティアセンター(兵庫区)
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32 ぶりっじ 曹洞宗国際ボランティア会(長田区)
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33 Friends 大阪府立大学ボランティア事務局 (堺市)
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34 ボランピア通信 神戸YWCA(中央区)
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35 夜まわりつうしん カトリック大阪大司教区
中山手救援本部(中央区)
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36 REAL TIMES 多文化共生センター(大阪市中央区)
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【一覧表】
「タイトル」: 頻度/判型,ページ数/創刊日〜最新号=日付/連絡先
*判型、ページ数は、最新号のもの、最新号の号数は10月30日現在のものです。
また、情報が抜けている部分は記録室で確認することが出来なかったか、あるい
は発行元の希望で掲載を控えさせて頂いたかのどちらかです。
<日本全国の状況>
1.「がりばーほっと通信」:不定期/A4,3ps/??〜1009=第2号
2.「ニュースレター」:A4,10ps/951001=第1号/052-413-6304
3.「胎動」:不定期/A3,1p/950228〜1021=第10号
4.「たまねぎ東日本」:季刊/B5,8ps/95年夏〜1001=第2号/03-3456-0861
5.「ファックス市民情報」:隔週刊/B4,1p/950124〜1022=第31号
/03-3813-6584
6.「VNN」:B5,6ps/951017=第5号/03-5294-2486
7.「ぼちぼち通信」:B4,1ps/951027=第1号/0852-22-0119
8.「わてらネットニュース」:不定期/B5,10ps/950613〜1026=第7号
<阪神地域の状況>
1.「有野台ボランティア通信」: 不定期/B5,3ps/950602〜0917=第4号
/078-981-7511
2.「ウイング通信」:不定期/B4,2ps/95年7月初旬頃〜1008=第6号
3.「Weekly Needs」:隔週刊/B5,8ps/950312〜1015=第2巻第6号
/078-521-7170
4.「かたつむり」:不定期/A4,3ps/950818〜1011=第4号/078-871-7549
5.「かわら版」:週刊/A4,1p/950222〜1026=第73号/078-362-5951
6.「義民つうしん」:月刊/B5,4ps/950519〜0729=第3号/0798-67-6996
7.「義民つうしん・号外」:不定期/B4,2ps/950609〜0928
8.「 きゃっちボール」: 月刊/B5,4ps/950924=第6号
9.「救援ニュース」:不定期/A4,2ps/950301〜1011=第19号/0798-36-6679
10.「きんもくせい」:不定期/A4,4ps/950210〜1016=第17号/078-842-2311
11.「神戸復興新聞」:週間/A4,8ps/950808〜1103=第20号/078-811-4783
12.「じしんなんかにまけないぞ!こうほう」:不定期/A3変,1p
/950124〜0820=第25号/0798-63-9957
13.「地震ニュース」:不定期/B4変,2ps/951007〜1025=第5号
/030-282-4896
14.「じゃりみち」:隔週刊/A4,1p/950818〜1012=第4号/078-362-5951
15.「住民会議ニュース(旧・連絡会ニュース)」:隔週刊/B4,2ps
/950510〜1015=第9号/06-492-0777
16.「障害者による復活・救援活動<兵庫県南部地震情報>」:不定期/B5,4ps
/950118〜1024=第57号/078-531-9511
17.「新・中央なんでもかわら版」:不定期/B4,2ps/950815〜1021=第3号
/078-232-1447
18.「震災復興新聞」:月刊/B4変,12ps/950901=第1号/078-332-1230
19.「新生紀」:不定期/B5,8ps/950316〜1025=第9号/078-271-3248
20.「すばる通信」:B5,8ps/?〜951025=第31号
21.「須磨居留通信」: 月2回刊/B5,6ps/950801〜1001=第5号
/078-795-2855
22.「生活情報」:週刊/B4,2ps/950206〜1022=第100号/078-691-0888
23.「たきび」: 隔週刊/B4,2ps/950325〜1027=第21号/078-731-8300
24.「たすけて〜新聞」:不定期/B4,2ps/950812〜0919=第5号
/030-282-4896
25.「てんと村だより」:月刊/B4,1p/950221〜09=第10号/078-671-1442
26.「ばんばん」:季刊/B4,1p/950421〜1016=第3号/078-641-8383
27.「バンビーネット」:隔月刊/B4,2ps/950528〜0925=第3号
/078-951-2533
28..「人しんぶん」:不定期/B4,2ps/95年4月〜8月=第2号/030-67-20024
29.「ひろば」:月刊/A4,4ps/95950220〜1002=第9号/078-611-2463
30.「復活!たまねぎ」:A4,2ps/第4号/078-672-0696
31.「ふっこうべ」:月刊/A3,1p/950228〜0910=第9号/078-577-2973
32.「ぶりっじ」:月2回刊/B4,/951007=第1号/078-512-3703
33.「Friends」:不定期/B5,8ps/950707=第1号/0722-52-1161(内)2811
34.「ボランピア通信」:不定期/950601〜0910=第3号/078-231-6201
35.「夜まわりつうしん」:不定期/B4,6ps/950313〜1030=第7号
(終刊→「新生紀」に統合)/078-271-1217
36.「REAL TIMES」:隔週刊/A4,1p/950405〜1016=第19号/06-941-4793
−震災関連書籍の紹介−
「はげましをありがとう−子どもたちの震災報告」
西宮市EWC子ども委員会編 小学館(¥1200)
EWCとは地球ウォッチングクラブの略称で、震災前から、子どもたちが手作
りで自然や町について考え、活動してきた団体です。自分たちが普段から慈しん
できた町が震災で大きな被害を出し、彼らは大きな衝撃を受けました。しかし、
「応援してくれた全国、世界の友達に、何かお礼をしたい」と考え、4月22日
(アースデイ)に「西宮から震災体験を伝えようEWC子ども委員会」を結成し
ました。本書は、この委員会の活動を中心に、子どもたちが見た震災を、絵画、
作文、手作り新聞などの形で記録したものです。チラシには、「私たちは、全国
から寄せられた救援物資やはげましのお手紙へのお礼に、自分たちで何ができる
かを考えました。そして地震の体験や地震から学んだことを本にして、全国の人
に伝えることにしました。どうかこの本を読んでください」とあります。
本書の大きな特徴は、委員会の活動(本書の編集も含めて)が子どもたち自身、
および、それを支える高校生・大学生のスタッフに委ねられている点です。子ど
もたちは、自分たちでチームを組んで、市役所、消防局、ボランティア団体(N
VN:西宮ボランティアネットワーク)などを取材しています。こうして、震災
を契機とした町の動き、社会の変化を自分たちの言葉で消化しようとしています。
災害の記録を残すことは非常に重要なことですが(当記録室も全力を尽くしてい
ます)、事が事だけに、ややもすると視点がかたよってしまいがちです。この点、
本書は、幅広い内容を、しかも子どもたちの視線で取り上げた良著といえるでし
ょう。
NVNを初めとするボランティア団体、行政機関も協力して収集された記録写
真、委員会の募集に応えて寄せられた絵画、手作り新聞の多くがカラーで収録さ
れており、また漢字にはふり仮名が付されているので、小学生にも読みやすくな
っています。
「はげましをありがとう」というタイトル、そして、「全国のみなさんへのお
礼に、私たちはこの本をつくりました」という帯のコピーが印象的な一冊です。
(矢守克也)
−お知らせ−
【記録室事務所移転】
私たち、「震災・活動記録室」は9月7日に独立して以来、ボランティアメン
バーを募集し、活動を従来以上に活発にしていこうと努力してきました。そして、
その結果メンバー数も増え、より広い事務所に移転することになりました。
11月7日以降は下記の住所になりますので、よろしくお願いいたします。
〒653 神戸市長田区東尻池町1-11-4 Tel. 078-682-7230 Fax. 078-682-7231
【記録室メーリングリスト"kiroku-ML"開設】
「記録室通信」は、ファックスの形だけでなく、電子メールの形でも、各方面
に発信しております。しかし、ファックスと違って、単なる電子メールでの発信
には、なかなか相手の「顔」が見えにくいことがあり、また効率もそれほど良い
とは言えませんでした。
そこで、今回から「記録室通信」専用のメーリングリストを開設し、ここへ通
信を流すと共に、「記録」に関係する様々な議論の場として中身を作っていきた
いと思っております。参加は自由ですので、電子メールのアドレスを持っておら
れる方で「記録室通信」にも興味を持っておられる方は、ぜひご参加下さい。
このメーリングリストに参加される際には、"kiroku@cs.cla.kobe-u.ac.jp"宛
に、カラメールを送って頂ければ自動登録されます。
なお、詳細に関しては、記録室・舟橋までご連絡下さい。
−Information 情報の広場−
〜第5回ミニコミ発行者会議/第4回ミニコミ・トークイン〜
ミニコミを集めている日本で唯一の図書館・「住民図書館」の主催で行われま
す。今回のミニコミ・トークインでは「いざというとき、何が可能か−阪神・淡
路大震災の体験に学ぶ」というタイトルで、パネリストに「ピースボート」、
「応援する市民の会」、「鷹取教会」関係者をむかえて行われます。詳細は以下
の連絡先まで。
11月18日(土) 10:00〜12:00(ミニコミ発行者会議)
13:00〜17:00(ミニコミ・トークイン)
東京神楽坂エミール(地下鉄東西線・神楽坂駅下車)
参加申し込み:〒169 東京都新宿区北新宿4-31-2 STビル401 住民図書館
Tel/Fax. 078-3361-4060
〜震災復興 生命(いのち)の祭 '95 in KOBE〜
震災で「食」のライフラインの重要性を学び、豊かな生命を生む海・山・田畑
の必要性を感じた人々が、祭をします。
11月12日(日) 10:00〜16:00 六甲アイランド甲南大学南グラウンドにて
問い合わせ:生命の祭り実行委員会事務局
神戸市灘区山田町3-1-1 神戸学生青年センター内
Tel/Fax. 078-811-0507
〜震災から見えてきたこと「阪神大震災とコミュニケーション」展〜
被災地からの写真とメッセージ、ボランティアの記録、企業の広告メッセージ
など。記録室収集の資料も一部展示されています。
10月30日(月)〜11月9日(木) 10:00〜18:00 入場無料
休館:11月4日(土)5日(日) なお最終日は14:00まで
会場:電通ギャラリー 東京都中央区銀座7-4-17 電通銀座ビル1F
問い合わせ:TEL . 03-3574-2545 FAX .03-3289-1374
〜特別展 京都の震災〜
京都を襲った大地震の数々を、京都府立総合資料館が所蔵する資料をもとに振
り返ります。出品目録を簡単にご紹介致しますと、「古地震」として続日本紀か
ら安政大地震まで、「国内主要地震」として濃尾地震から北海道南西沖地震まで、
そして今から68年前の「北丹後地震」の様々な資料が展示されています。
11月1日(水)〜30日(木) <3.8.23日は休館>
9:00〜16:30 京都府立総合資料館展示室(入場無料)
市営地下鉄 烏丸線北山駅下車 徒歩2分
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
活動継続へご支援を!!
活動資金が不足しています。
ご協力お願いします。
郵便振替口座:01180-5-67581
名義:震災・活動記録室
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********************************************************
震災・活動記録室 〒650 神戸市中央区御幸通2-1-6
芙蓉三宮ビル5F
Tel. 078-272-6676 Fax. 078-272-6943
--------------------------------------
11/7以降は・・・ 〒653 神戸市長田区東尻池町1-11-4
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Fax. 078-682-7231
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