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ハイパーテキストアーカイブ

2011-05-28

インターネットのおかげでハイパーリンクをたどってどんどん読んでいくことができるようになり,どんどん情報がえられるようになったかというと,そうではないと著者はいう. つぎつぎに別のページにうつっていくことになり,集中して文章を読むことができなくなっている. その結果,さまざまな調査において,ハイパーリンクをつぎつぎにたどっていく読みかたでは,本を読むときのようにひとつの文章をずっとたどっていくのにくらべて記憶にのこりにくいことがわかったという. つまり,ハイパーテクストは 「読む者により大きな認知的負荷を課する」 のだという.

そういわれると,たしかに,おもいあたるふしがある. ハイパーリンクがあるとおもわずクリックしたくなるが,その誘惑に勝たなければならないのだろう. また,ブログにいろいろリンクをはりたくなるが,とくに文章中にリンクをはるのはさけるべきなのだろう. 著者ももうネットがあともどりさせるべきだとかんがえているわけではないが,そうだとすると,ネットの文章の認知的な負荷をさげる技術を開発し,ひろめる必要があるのだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: ネット・バカ@ [bk1] ネット・バカ@Amazon.co.jp

つづく…

2011-10-06

Web デザインの本はやたらにあるが,ほとんどはナビゲーションやビジュアル・デザイン中心の本だ. テキストのかきかたというと,本や論文のかきかたの本になってしまう. Web や電子書籍などのテキストのかきかたの本はほとんどない. それが,これから必要になるはずだ.

つづく…

本の未来をハイパーテキストにもとめている. ブッシュのメメックスからはじめて,文章は連続だが思考は不連続であり文章中のあちらこちらの部分が複雑にからみあっている (リゾーム?!) ことを強調している. 図書館でよみきれない数の本をまえにすると,それを横断的に利用するのが当然だという. オーグメンテッド・リアリティなどをとりあげて,ハイパーリンクに仮想世界と実世界をむすぶものという機能をみている.

この本には電子書籍も登場するが,WWW についてはおどろくほど記述されていない. しかし,やはり本の未来は WWW と電子書籍とを外挿したところにあるようにおもえる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 本の未来はどうなるか@ [bk1]本の未来はどうなるか@Amazon.co.jp

つづく…

2012-07-24

アダムが楽園にいたころは言語も完全だったとかんがえられて,その探求あるいは復元がめざされてきた. この本ではおもに 13 世紀ごろから 20 世紀にまでわたる,このような完全言語探求の歴史がたどられている. 話題の中心は哲学・哲学者や言語学であり,チョムスキーにまでつながっている. しかし,記号論,数学,コンピュータ言語やハイパーテキスト,人工知能,和声学や 12 音音楽などにちかづいている部分もある. この本の中心をなす哲学者や言語学者のかんがえにも興味があるが,むしろこうした周辺の部分に興味をひかれる. あくまで周辺であって,わずかにふれられているだけなのだが…

評価: ★★★★☆

関連リンク: 完全言語の探求@Amazon.co.jp

つづく…

ハイパーテキストというと,おもいうかぶひとのなまえはヴァネヴァー・ブッシュ,テッド・ネルソンなどだが,ウンベルト・エーコは 「完全言語の探求」 のなかでジョン・ウィルキンスとライプニッツをハイパーテキストとむすびつけている.

つづく…

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